下の写真は、やはりIさんの家にあった薄いピンクの百日紅。この色は珍しいと思います。
8/25の茶事の記事に紹介しそびれた自然石のつくばい。菊石がみられます。
昨日は、思いがけず裏千家師範のIさんから、夏の茶事に招待されました。何年振りでしょうか。私の作法もあやしいのですが、お気楽にどうぞと言われて・・・25年前に友人が茶室を作り、釜開きに招いてくれて以来です。この時は藪内流でした。
まずつくばいで手を洗い清めて、にじり口から入り、お床拝見。軸は妙心寺の高僧によるもの。茶席に坐り、干菓子の金平糖を振出から頂き、次は主菓子でもう一服。やがてお昼の懐石を頂きます。
お膳の料理も撮りたかったのですが、亭主が嫌がられましたので、初めて頂いた食用ほうづきだけ撮影。フルーツの味がしました。そうめん南瓜も初体験。とても美味しかったです。福井で購入された鯖寿司も絶品。高山の小茄子の煮付けもほどよい味付け。吸い物に入れてあったとうがんも自作のもの。極小とまとも自作。庭園の隣は菜園です。
茶室もすばらしく、網代の天井、床柱はなんと、黒柿。これには驚きました。ほんの少しでも高価なのに・・・茶花は、ひさご型の竹かごにヨウシュヤマゴボウ、ハンゲショウにトレニア。どれもお庭に咲いているものです。
Iさんは、茶道の先生をされていると同時に、母乳乳児相談室も屋敷内に建てて、若いお母さんも指導しておられます。
友人と心豊かな半日を過ごさせて頂き感謝です。
2020.3.6に追記
http://niceartworkwebwrfactory.xyz/index.php?main_page=product_info&products_id=42784
5年も返信が遅れてしまいまして申し訳ありません。
作者は
妙心寺派管長の梶浦老大師のものでした。
(コメント頂いたpicosa様に返信しましたがうまく書き込めず記事の追加となりました。)
茶室玄関にさりげなく置かれていたからすうり 黒柿の床柱
お軸 (百千億のいのちにもかえがたし吾が母の顔吾が母のいのち)
ギヤマンの夏茶碗 水差しの蓋は南瓜の葉
食用ほうづきの手前は極小とまと