作雨作晴

日々の記憶.....

5月17日(水)のつぶやき

2017年05月18日 | ツイツター
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5月16日(火)のつぶやき

2017年05月17日 | ツイツター
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大田神社のカキツバタ

2017年05月15日 | 日記・紀行

2017年平成二九年5月15日(月)晴れ。

今日は、葵祭りの日。昨年は御薗橋付近で葵祭りの行列も見物しました。今年は大田神社に行きました。カキツバタが見頃でした。大田の沢の側に立てかけられてあった標識によると、この沢のカキツバタを見て藤原俊成が次のような歌を詠んだそうです。

神山や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ


この和歌の通釈は、沢の傍らに立てられた標識には次のように書かれてありました。

「上賀茂神社のご降臨山である神山(こうやま)の近くにある大田神社のかきつばたに(人々が)よくお願いする恋事(いろ)はこの花のようになんと一途(一色)で美しく可憐なのだろうか」

[私の註釈]

神山の近くにある、大田の沢に咲くかきつばたのその高貴な紫の色に、人々の深くお祈り申し上げるお気持ちを見ることができるのでしょうか

かきつばたの咲いているこの大田の沢からさほど遠くない東には深泥池があります。この深泥池や大田の沢には、古代京都の泥炭地の湖沼の面影が残されているようです。沢に群生しているかきつばたは、昭和十四年に天然記念物に指定されたそうです。

この和歌の作者である藤原俊成は、百人一首を作った藤原定家の父であり、千載和歌集に撰者であり、また西行とも同世代の人です。和歌を通じて二人に交流のあったことは確かなようです。

伊勢物語に出てくる和歌、

から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ

から、かきつばたについての私なりに従来から抱いていたイメージがありましたが、どうやらそれはむしろ、現代的なあやめなどを想像していたように思いました。この沢のかきつばたは、あやめに比べればその姿形も小ぶりで、色彩も日本古来の花の多くがそうであるように淡白です。俊成や在原業平らが和歌にも詠んだかきつばたは、ここに古来より自生するらしい大田の沢のかきつばたのようにもっと淡い紫だったのかもしれません。これまで私がかきつばたに想像していたイメージを修正しなければならないと思いました。同じこの標識を読んでいて、カキツバタとあやめと菖蒲の区別も初めてはっきり気付かされたからです。おろかしいことにこれまでその違いはずっと曖昧なままでした。

標識の記述によると、それらは次のように区別されるそうです。

「かきつばたは、シベリア、サハリン千島および中国、朝鮮我が国に自生する植物で、アヤメ科アヤメ属に分けられ、かきつばた、あやめ、しょうぶの相違は、かきつばたが水を好むのに対しあやめは陸を好み、かきつばたが五月に咲くのに対ししょうぶは六月に花をつけます。」

あおいモミジの若葉と、その向こうに群生するかきつばたの花と葉が、いっしょになってそよ風に吹かれなびいているのを見ると、間もなく訪れる初夏を予感しました。

ご近所の婦人たちが焼餅などを売っていたので買って、お茶を飲みながら赤い緋毛氈の急ごしらえの座席に座って食べていると、石碑が目につきました。見ると「北大路魯山人の生誕地」とありました。魯山人については陶芸家で美食家のレッテルぐらいの知識しかありませんが、なるほどこんな所に生を享けたのだと妙に感心しました。ちょうどその時、上賀茂のやすらい祭りのシャグマの舞が、少年たちの笛や鉦にあわせて奉納されるのにも出会いました。

時間もあったので、それから大田神社の裏手に回ると、「大田の小径」と書かれた標識がありました。細い沢流れのあとを辿ってずっと登ってゆくと、なんとなくこのあたりに不似合いのゴルフ場に出ました。フェンスに囲まれていて外に降りて出れなかったので、再び山道を折り返して帰りました。

いつもはもって出るデジカメを忘れてしまい、しかたなくスマートフォンで写真を撮りましたが、記憶のよすがに残せるぐらいには何とか写っているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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5月12日(金)のつぶやき

2017年05月13日 | ツイツター
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5月11日(木)のTW:美しい五月によせて、など

2017年05月12日 | ツイツター
Dichterliebe  Op.48                            詩人の恋
   
Liederzyklus nach Gedichten von Heinrich Heine

ハインリヒ・ハイネの詩による連作歌曲集

 

1. Im wunderschönen Monat Mai 1. 素晴らしく美しい五月に
Im wunderschönen Monat Mai, 素晴らしく美しい五月に、
Als alle Knospen sprangen, あらゆるつぼみが開き、
Da ist in meinem Herzen 僕の心の中にも
Die Liebe aufgegangen.Die Liebe aufgegangen. 愛が花咲いた。
Im wunderschönen Monat Mai, 素晴らしく美しい五月に、
Als alle Vögel sangen, あらゆる鳥が歌い出し、
Da hab’ ich ihr gestanden 僕は彼女に打ち明けた
Mein Sehnen und Verlangen. 僕の憧れ、僕の望みを。
2. Aus meinen Tränen sprießen 2. 僕の涙から生まれ出る
Aus meinen Tränen sprießen 僕の涙から生まれ出る
Viel blühende Blumen hervor, たくさんの盛りの花が、
Und meine Seufzer werden また 僕のため息は
Ein Nachtigallenchor. ナイチンゲールの合唱となる。
Und wenn du mich lieb hast, Kindchen, 僕を愛してくれるなら、かわいい人よ、
Schenk’ ich dir die Blumen all’, 僕はその花を全部君に贈る、
Und vor deinem Fenster soll klingen そして 君の窓辺で響かせよう
Das Lied der Nachtigall. ナイチンゲールの歌を。
3. Die Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne 3. バラ、ユリ、鳩、太陽
Die Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne, バラ、ユリ、鳩、太陽
Die liebt’ ich einst alle in Liebeswonne. どれも僕はかつて愛の歓びをもって深く愛していた。
Ich lieb’ sie nicht mehr, ich liebe alleine 僕はもうどれも愛していない、僕が愛してるのはただ一つ
Die Kleine, die Feine, die Reine, die Eine; ちいさくて、かわいくて、綺麗で、唯一の女性。
Sie selber, aller Liebe Wonne, 彼女こそが、あらゆる愛の歓びを与えてくれるもの、
Ist Rose und Lilie und Taube und Sonne. バラ、ユリ、鳩、太陽なんだ。
4. Wenn ich in deine Augen seh’ 4. 君の瞳を見つめると
Wenn ich in deine Augen seh’, 君の瞳を見つめると、
So schwindet all’ mein Leid und Weh; 僕の苦しみ、悲しみは みんな消えてなくなる。
Doch wenn ich küße deinen Mund, まして 君の口に口づけすると、
So werd’ ich ganz und gar gesund. 僕のあらゆる傷がすっかり癒える。
Wenn ich mich lehn’ an deine Brust, 君の胸にもたれかかると、
Kommt’s über mich wie Himmelslust; 天国のような心地良さを感じる。
Doch wenn du sprichst: ich liebe dich! まして 君が「あなたを愛してます!」と言ってくれたら、
So muß ich weinen bitterlich. 僕は激しく泣かずにはいられない。
5. Ich will meine Seele tauchen 5. 僕の心をひたしたい
Ich will meine Seele tauchen 僕の心をひたしたい
In den Kelch der Lilie hinein; ユリのうてなの中に。
Die Lilie soll klingend hauchen ユリは吐息と共に響かせるだろう
Ein Lied von der Liebsten mein. 僕の恋人についての歌を。
Das Lied soll schauern und beben その歌は震えわななくだろう
Wie der Kuß von ihrem Mund, あの素晴らしい甘美な一時に
Den sie mir einst gegeben 彼女がいつか僕に与えてくれた
In wunderbar süßer Stund’. あの口づけのように。
6. Im Rhein, im heiligen Strome 6. ライン、聖なる流れに
Im Rhein, im heiligen Strome, ライン、聖なる流れに、
Da spiegelt sich in den Well’n その波間に映っている、
Mit seinem großen Dome 大聖堂とともに
Das große, heil’ge Köln. 偉大な、神聖なケルンの街が。
Im Dom da steht ein Bildnis, その聖堂の中には 金泥の皮に描かれた
Auf goldnem Leder gemalt; 一枚の絵がある。
In meines Lebens Wildnis 僕のすさんだ人生に
Hat’s freundlich hineingestrahlt. それは優しく光を与えてくれた。
Es schweben Blumen und Eng’lein 花と天使たちが舞っている
Um unsre liebe Frau; 僕らの愛する聖母の周りで。
Die Augen, die Lippen, die Wänglein, その眼、その唇、その頬は
Die gleichen der Liebsten genau. 本当に僕の恋人にそっくりだ。
7. Ich grolle nicht 7. 僕は恨まない
Ich grolle nicht, und wenn das Herz auch bricht, 僕は恨まない、たとえ心が張り裂けようとも、
Ewig verlor’nes Lieb ! Ich grolle nicht. 永遠に僕のものでなくなった恋人よ!僕は恨まない。
Wie du auch strahlst in Diamantenpracht, たとえ君がダイアの様に光り輝いていても、
Es fällt kein Strahl in deines Herzens Nacht. 君の心の夜には一筋の光も射してはいないんだ。
Das weiß ich längst. Ich sah dich ja im Traume, ずっとわかっていた。僕は本当の君を夢で見たんだ、
Und sah die Nacht in deines Herzens Raume, 君の心の中にある夜の闇を見て、
Und sah die Schlang’, die dir am Herzen frißt, 君の心を喰らう蛇を見た、
Ich sah, mein Lieb, wie sehr du elend bist. 僕は見たんだ、恋人よ、どんなに君が悲惨な姿をしているか。
8. Und wüßten’s die Blumen, die kleinen 8. 花が、小さな花たちがわかってくれたら
Und wüßten’s die Blumen, die kleinen, 花が、小さな花たちがわかってくれたら、
Wie tief verwundet mein Herz, どれほど深く僕の心が傷ついているか。
Sie würden mit mir weinen, 花たちは僕と一緒に泣いてくれるだろう、
Zu heilen meinen Schmerz. 僕の傷を癒そうと。
Und wüßten’s die Nachtigallen, ナイチンゲールたちがわかってくれたら、
Wie ich so traurig und krank, どれほど僕が悲しみ心を病んでいるか。
Sie ließen fröhlich erschallen ナイチンゲールたちは楽しげに響かせてくれるだろう
Erquickenden Gesang. 僕の心を励ます歌を。
Und wüßten sie mein Wehe, 僕の悲しみをわかってくれたら
Die goldenen Sternelein, 金色の小さな星たちが、
Sie kämen aus ihrer Höhe, 星たちはその高みから降りてきて、
Und sprächen Trost mir ein. 僕に慰めの言葉を語ってくれるだろう。
Sie alle können’s nicht wissen, でも皆わかりはしない、
Nur eine kennt meinen Schmerz; ただ一人だけが 僕の痛みを知っている-
Sie hat ja selbst zerrissen, その彼女自身が切り裂いたんだから、
Zerrissen mir das Herz. ズタズタに僕の心を。
9. Das ist ein Flöten und Geigen 9. あれはフルートとヴァイオリン
Das ist ein Flöten und Geigen, あれはフルートとヴァイオリン、
Trompeten schmettern darein; それにトランペットも響いてくる。
Da tanzt wohl den Hochzeitreigen きっと結婚の踊りを踊っているんだ
Die Herzallerliebste mein. 僕の最愛の人が。
Das ist ein Klingen und Dröhnen, 響き渡り、轟き渡る、
Ein Pauken und ein Schalmei’n; 太鼓と笛の音が。
Dazwischen schluchzen und stöhnen その合間でむせび泣き、うめいている
Die lieblichen Engelein. かわいらしい小さな天使たちが。
10. Hör’ ich das Liedchen klingen 10. あの小唄が聞こえてくると
Hör’ ich das Liedchen klingen, かつて恋人が歌ってくれた
Das einst die Liebste sang, あの小唄が聞こえてくると、
So will mir die Brust zerspringen 僕の心はいっそ張り裂けてしまいたくなる
Von wildem Schmerzendrang. 激しい苦痛で押しつぶされて。
Es treibt mich ein dunkles Sehnen 暗く沈んだ憧れが
Hinauf zur Waldeshöh’, 僕を森の高いところへと駆り立て、
Dort löst sich auf in Tränen そこで 溶けて涙となる
Mein übergroßes Weh’. 僕のあまりに大きい悲しみは。
11. Ein Jüngling liebt ein Mädchen 11. ある若者がある娘に恋をした
Ein Jüngling liebt ein Mädchen, ある若者がある娘に恋をした、
Die hat einen andern erwählt; 娘は別の男が好きだった。
Der andre liebt eine andre, でもその別の男はまた別の女を好きになり、
Und hat sich mit dieser vermählt. その女と結婚した。
Das Mädchen nimmt aus Ärger すると娘は腹を立て
Den ersten besten Mann, 道でたまたま会った、最初の気に入った男と
Der ihr in den Weg gelaufen; 結婚してしまった。
Der Jüngling ist übel dran. 最初の若者はひどい有り様。
Es ist eine alte Geschichte, これはある昔話、
Doch bleibt sie immer neu; でもいつの世でも起こること。
Und wem sie just passieret, 誰でもこんな話に見舞われたら
Dem bricht das Herz entzwei. 心が真っ二つに裂けてしまう。
12. Am leuchtenden Sommermorgen 12. 光り輝く夏の日に
Am leuchtenden Sommermorgen 光り輝く夏の日に
Geh’ ich im Garten herum. 僕は庭を歩き回る。
Es flüstern und sprechen die Blumen, 花たちがささやき話しかけてきても、
Ich aber wandle stumm. 僕は黙って歩きつづける。
Es flüstern und sprechen die Blumen, 花たちはささやき話しかけてきて、
Und schaun mitleidig mich an: 気の毒そうに僕を見つめる-
"Sei unsrer Schwester nicht böse, 「わたしたちの妹を悪く思わないで、
Du trauriger blasser Mann!" 悲しみで青ざめたお人!」
13. Ich hab’ im Traum geweinet 13. 僕は夢の中で泣きぬれた
Ich hab’ im Traum geweinet, 僕は夢の中で泣きぬれた、
Mir träumte, du lägest im Grab. 夢の中では、君は墓の中にいた。
Ich wachte auf, und die Träne 目が覚めても、涙が
Floß noch von der Wange herab. まだ頬を流れていた。
Ich hab’ im Traum geweinet, 僕は夢の中で泣きぬれた、
Mir träumt’, du verließest mich. 夢の中でも、君は僕を捨て去った。
Ich wachte auf, und ich weinte 目が覚めても、僕はまだ
Noch lange bitterlich. いつまでも激しく泣きつづけた。
Ich hab’ im Traum geweinet, 僕は夢の中で泣きぬれた、
Mir träumte, du wär’st mir noch gut. 夢の中では、君はまだ僕に優しかった。
Ich wachte auf, und noch immer 目が覚めても、いつまでもとめどなく
Strömt meine Tränenflut. 涙が溢れ流れた。
14. Allnächtlich im Traume seh’ ich dich 14. 毎晩 僕は君の夢を見る
Allnächtlich im Traume seh’ ich dich 毎晩 僕は君の夢を見る
Und sehe dich freundlich grüßen, 君が優しく挨拶してくれて、
Und laut aufweinend stürz’ ich mich 僕は大声で泣きながら
Zu deinen süßen Füßen. 君の愛らしい足元に身を伏せる。
Du siehest mich an wehmütiglich 君は憂鬱そうに僕を見て
Und schüttelst das blonde Köpfchen; ブロンドの頭を振る。
Aus deinen Augen schleichen sich 君の瞳からひそかに流れ出る
Die Perlentränentröpfchen. 真珠のような涙の粒が。
Du sagst mir heimlich ein leises Wort 君は僕にこっそりと小さな声でささやき
Und gibst mir den Strauß von Zypressen. 糸杉の枝の束を僕にくれる。
Ich wache auf, und der Strauß ist fort, 目が覚めると、束は消え去り、
Und’s Wort hab’ ich vergessen. 君の言葉も思い出せない。
15. Aus alten Märchen winkt es 15. 古い童話の中から
Aus alten Märchen winkt es 古い童話の中から 何かが
Hervor mit weißer Hand, 白い手で呼び寄せる、
Da singt es und da klingt es それは歌い、響かせる
Von einem Zauberland; 魔法の国について-
Wo bunte Blumen blühen この国では 色とりどりの花が
Im gold’nen Abendlicht, 金色の夕陽の中で 咲き乱れ、
Und lieblich duftend glühen, 心地良い香りを放ちながら
Mit bräutlichem Gesicht; 花嫁のような顔で輝く。
Und grüne Bäume singen 緑の樹々は
Uralte Melodei’n, 太古の旋律を歌い、
Die Lüfte heimlich klingen, そよ風は静かに鳴り、
Und Vögel schmettern drein; 鳥たちはその中で高らかにさえずる。
Und Nebelbilder steigen 影入道が
Wohl aus der Erd’ hervor, 大地から姿を現し、
Und tanzen luft’gen Reigen 軽やかなダンスを
Im wunderlichen Chor; 素晴らしい合唱に合わせて踊る。
Und blaue Funken brennen 青い火花が
An jedem Blatt und Reis, すべての葉や枝に燃え上がり、
Und rote Lichter rennen いくつもの赤い光が駆け回る
Im irren, wirren Kreis; あてどなく 入り乱れながら。
Und laute Quellen brechen 泉が音を立てながら
Aus wildem Marmorstein, 自然の大理石から溢れ出て、
Und seltsam in den Bächen 小川の中では
Strahlt fort der Widerschein. 不思議なきらめきが光を放ちつづける。
Ach, könnt’ ich dorthin kommen, ああ、その国へ入ることができたら、
Und dort mein Herz erfreu’n, この心を楽しませ、
Und aller Qual entnommen, すべての苦悩は忘れ去って、
Und frei und selig sein! 伸び伸びと、幸せでいられたら!
Ach! jenes Land der Wonne, ああ!あの喜びに満ちた国を
Das seh’ ich oft im Traum, 僕はよく夢に見る、
Doch kommt die Morgensonne, でも朝日が昇ると、
Zerfließt’s wie eitel Schaum. はかない泡のように消えてしまう。
16. Die alten, bösen Lieder 16. 昔の、いまわしい歌を
Die alten, bösen Lieder, 昔の、いまわしい歌を、
Die Träume bös’ und arg, 嫌な、悪い夢を、
Die laßt uns jetzt begraben, それらを今こそ葬ろう、
Holt einen großen Sarg. 大きな棺桶を持ってこい。
Hinein leg’ ich gar manches, その中に僕は本当にたくさんのものを入れる、
Doch sag’ ich noch nicht, was; だがそれが何かはまだ言わない。
Der Sarg muß sein noch größer, 棺桶はハイデルベルクの酒樽より
Wie’s Heidelberger Faß. もっと大きくなくてはならない。
Und holt eine Totenbahre, 棺桶を載せる台を持ってこい、
Und Bretter fest und dick; それと丈夫で厚い板を。
Auch muß sie sein noch länger, それらはマインツの橋より
Als wie zu Mainz die Brück’. もっと長くなくてはならない。
Und holt mir auch zwölf Riesen, それから12人の大男を連れてこい、
Die müssen noch stärker sein 彼らはライン川沿いのケルンの大聖堂にいる
Als wie der starke Christoph クリストフよりも
Im Dom zu Köln am Rhein. もっと力持ちでなければならない。
Die sollen den Sarg forttragen, 彼らに棺桶を担いでもらい、
Und senken ins Meer hinab; 海へと沈めよう。
Denn solchem großen Sarge これほど大きな棺桶には
Gebührt ein großes Grab. 大きな墓が相応しいのだから。
Wißt ihr, warum der Sarg wohl わかるかい?どうしてこの棺桶が
So groß und schwer mag sein? こんなに大きくて重いのか。
Ich senkt auch meine Liebe 僕はこの中に 一緒に沈めたんだ。
Und meinen Schmerz hinein. 僕の愛と 僕の痛みを。

      

    出典 歌曲集「詩人の恋」ハインリッヒ・ハイネ https://goo.gl/LCsK9d

※時間があれば私も訳してみたい。

 

 

 

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5月7日(日)のつぶやき

2017年05月08日 | ツイツター
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夢の浮橋(宇治川)

2017年05月04日 | 日記・紀行

2017年05月04日(木)みどりの日、晴れのち曇り

宇治川に久しぶりに行きました。かなり昔のおぼろげな記憶では、宇治川は水量も多くもっと淀んでいた気がするのですが。平等院も見たかったのですが、源氏物語ミュージアムに行ったり宇治川を眺めながら食事をしたりしてのんびりしているあいだに拝観時間が過ぎてしまいました。それで平等院の写真はありません。またの機会にします。

源氏物語ミュージアムは、紫式部の一冊の小説のみで成り立っています。宇治十帖で夢の浮橋の舞台とされる宇治橋の映像化された二十分程度の短編映画も上映されていました。それであらためて源氏物語も読んでみたい気持になりました。

ただ小説よりも紫式部という女性そのものに興味や関心が強いです。石山寺や石清水八幡宮にも行ってみたいです。


源氏物語(1)光源氏の母、桐壺の更衣(桐壺考)

概念論としての桐壺の更衣考

 

                                      

                              

 

 

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NHK「京いちにち」で見た「土の塾」

2017年04月18日 | 農事


NHK「京いちにち」で見た「土の塾」

十八日の夕方遅くなって、ふだんチャンネルを合わせることの多いNHKの「ニュース6:30 京いちにち」を見ていると、新しく始まったらしい番組で「京の農家めし、漁師めし」の「第一回 たけのこ」が放送されていました。荒山キャスターが食材の「たけのこ」を取材するために西京区へ訪れた様子を何気なく見ていると、画面に「土の塾」の名前が出てくると同時に、塾長の八田逸三さんが映し出されていたので驚きました。少しも変わらずお元気そうでした。放置され荒れ果てたままになっていた竹林を、再び開墾してたけのこ畑に蘇らせたことなどが紹介されていました。塾長さんの他にも高橋さんや長岡さんなど私の見知った方々も番組に出ておられました。

「土の塾」には、ニ、三年前まで私も参加させてもらっていて、とても充実した楽しい農作業の時間を畑で過ごさせてもらっていました。しかし止む得ない事情で洛西から引越しせざるをえなくなり、その後も時間にもあまり余裕がなくなってきて、とりあえず退塾の形になっています。農作業初心者の私に、塾長や仲間の人からは、ジャガイモ、ショウガ、ネギなどの植え方、育て方などを懇切に教わるなど、折角にとてもお世話になっておりながら、そのままズルズルと塾長にもきっちりと挨拶もすることなく、本当に失礼したままです。お詫びの言葉もありません。

洛西の大原野にある塾の畑から見下ろす京都市内の眺望は、私の密かな楽しみでした。自分で苗木から育てたイチジクもわずかでしたがその実も味わうことも出来ました。果実を楽しみに植えた桃が春にはきれいな花を咲かせていました。ただ、梅干し用に植えた梅の木の苗木三本と柿の木は、とうとう何の収穫もないままになったのは心残りです。たった五年ほどの間でしたが、暑い夏に汗をかきながら収穫したトマトやキュウリの味わいも忘れられません。トマトをもいだ時にかいだ匂いは幼い時の懐しい記憶をふたたび蘇らせてくれました。

秋の収穫祭も、暑かった夏と寒い冬の間の塾の人たちとの共同作業も懐かしいです。残された人生の時間でやり遂げなければならない課題もまだ多く、引っ越し以来、山の畑からも遠ざかったままになっています。私が「土の塾」に農作業のお世話になっていた時のことは、このブログにも記録してあります。精神的労働と肉体的労働の調和、牧野紀之さんの「午前勉強、午後労働、夜娯楽」の「自然生活」はいまもなお私の追究する夢です。しかし、この立場もある意味では、若者の立場であり、ヘーゲルの現象学の用語で言えば、「徳の騎士」のそれにほかなりません。いずれは「世路」に敗北する定めにあります。こうして若者もまた現実の論理を骨身にしみてわからせられるのです。

 

 「ニュース630京いちにち」 https://goo.gl/5Yynwt

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白川、高瀬川と夜桜

2017年04月14日 | 日記・紀行

桜が美しかったので、高瀬川や白川沿いの夜桜を見に行きました。2017年平成二十九年の今年の春は、とりわけ桜の美しさが際立っているように思います。

バスで京阪三条まで行き、そこから歩いて祇園界隈に入りました。まっすぐに大和大路を下がって行くと、すでにかなりの人出がありました。海外からの観光客らしい人の姿が目立ちました。まだたそがれ時で青空も暮れ残っていました。途中に夕暮れの桜をデジカメに取ろうとした時、一人の白人の青年が石垣の上に乗って忍者のような格好をしている様子がたまたま私のシャッターチャンスに合ってしまいました。

少し進んで白川の大和橋に出くわすと、その南通を東に向かって歩いてゆきました。川沿いの桜並木がちょうど満開で、一帯は春の風情がたけなわでした。未だ暮れ残った空を背景にライトアップされた桜がとてもきれいでした。こうした花の盛りに巡り合うことはめったにありません。

途中に和服に着飾った若い三人の娘さんたちと行き違いました。これも過ぎ去ってゆく時間の一瞬です。やがて巽橋を右に折れて渡って、さらに花見小路を下がって行きます。そして四条通に出て信号を渡るときに、道路向かいにレストランの菊水が目についたので、そこで休んでゆくことにしました。


 

お店に入ってテーブルに腰掛けると、ちょうど音楽大学の若い学生さんらしいアンサンブルが、ジブリ・アニメの音楽や「花は咲く」などを窓際の方で演奏していました。最近は生演奏も聴く機会もめったにないので、上手下手はよく分かりませんがお陰ですこしでも楽しい一時を過ごすことが出来ました。



そして店を出ると、祇園白川の他に今日のもう一つの目的であった木屋町の高瀬川沿いの夜桜を眺めに行きました。四条大橋を渡って先斗町を通り過ぎる時、通りの入り口から先斗町の北に向かう方向に写真を取りました。この辺りの木屋町の高瀬川には、白川の巽橋付近のような情緒はありませんでしたが、春の夜の享宴の雰囲気は堪能できました。


 

 

 

 

 

 

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桜並木と比叡山

2017年04月10日 | 日記・紀行

       

2017年平成二十九年四月十日(月)翳

二年ほど前からですが、荒神橋あたりから上高野あたりまで、鴨川の川端沿いを仕事で、四キロメートルぐらいの道程でしょうか、賀茂川の川端沿いを走っています。それで冬枯れの季節から昨今の桜の満開の季節へと、さらにこれからやってくる新緑の若葉へと桜並木の変貌する様相を日々眺めることになります。

とくに春になって開花の時期が迫ってくると、それまでの冬枯れの桜並木の樹木全体にやがて赤みを帯びて来ます。そしてある日一夜にして開花します。

昨夜の日曜日には、台風並みの強い雨と風が一晩吹いて、開花したばかりの桜がどうなるか心配でしたが、まだ花が若かったせいか、翌朝に車で走りながら眺めても、ほとんど花びらは散っていませんでした。だから桜の花びらの散るのも、その根本的な原因は風や雨などの外部にあるのではなくて、桜の樹そのもののもつ内部的な生理的な法則そのものによるものであることがわかります。

その後は曇りと晴れが続いて、見事に花開いた桜並木を眺めながら川端沿いを走りました。二十歳台の独身の終わり頃に、吉田神社にもさほど遠くない川端一条の近くにアパートを借りて暮らしていたことがあります。鴨川沿いを出雲路橋まで上がって、そこからアルバイト先まで満開の桜並木を眺めながら自転車で通っていました。

その頃の暮らしは今も懐かしい思い出として残っています。その時は未だアパートも木造でしたが、東京、浜松、静岡などを放浪した後に、ふたたび京都に戻って来た時には、アパートはマンションに建て替えられていました。

それから半世紀近くにもなって、偶然か必然か、どういう運命の巡り合わせか、若い頃にしばらく暮らしたことのあるこの昔のアパートの近くをこうして再び行き来しています。この日も桜並木がきれいだったので、日々眺める比叡山を背景に馬橋からデジカメにとって記録しました。それでもどうしても光の国、影の国はやはり現実の世界の美しさには及びません。

 

              

 

 

 

 

 

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4月8日(土)のつぶやき

2017年04月09日 | ツイツター






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4月7日(金)のつぶやき

2017年04月08日 | ツイツター
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4月3日(月)のつぶやき

2017年04月04日 | ツイツター
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3月30日(木)のTW:スイスの教育者と日本の教育者

2017年03月31日 | ツイツター
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3月21日(火)のTW:賀茂社のホトトギス

2017年03月22日 | 西行考

紫式部―(生没年不詳
平安時代中期、西暦1000年前後に主として平安京を中心に生きた女性。「源氏物語」の作者として知られている。https://goo.gl/bjwD1L

西行―元永元年(1118年) - 文治6年2月16日(1190年3月31日)
平安末期から鎌倉時代初期にかけて生きた武士、僧侶、歌人。山家集などの和歌で知られている。
https://goo.gl/s2ljoZ

上記に掲げた和歌に共通しているのは、ホトトギスと賀茂社。紫式部と西行は二人の生存した時期には平安時代のそれぞれ中期と後期と、時間的には百年ほどの相違があるけれども、いずれも同じ平安京に生き暮らし、上賀茂神社でホトトギスの鳴き声を主題とする和歌を詠んだことでは共通している。

紫式部も西行も賀茂社に籠もっていた。しかし、真言僧侶であった西行が賀茂社に忌籠もるということが可能だったのかという疑問は残る。ただ西行には神官たちと和歌の交流はあったようだから、架空の題材として詠んだとも考えられる。このとき西行が紫式部のこの和歌のことを知っていたのかどうかは今のところ不明。

藤原道長の詠んだ「この世をば わが世とぞ思う 望月の欠けたることも 無しと思えば 」という摂関政治の頂点を極めた貴族社会に紫式部は生きたのに対して、保元、平治の乱を体験した西行の生きた時代は、すでに平清盛らが実権を握った武家社会へ移り行きつつあった。時代と個人。


関連歌

片岡の 朝(あした)の原を 過ぎゆけば 山ほととぎす 今ぞ鳴くなる
                               伊勢
あしひきの 山の雫に 妹(いも)待つと 我立ち濡れぬ 山の雫に
                               大津皇子


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