ゼニアオイ

　銭葵は、我家にはピンク種がありますが、この白色の方がきれいです。遠縁の彼女の庭で撮影。彼女は花好きで、夫君を亡くされた後も、広い庭園にはいろいろなものを植えられています。ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。アオイ科。丸い花が一文銭ぐらいの大きさだったことから「銭」。
　 2004.6.30のブログ開始から満5年。早くも明日から6年目に入ります。gooブログ会員も5年前の約6000名から 、今や125万名。昨日のアクセス数も多く、5186位でした。(789PV,211IP) ありがとうございます。

ある老人ホーム

　ボランティアWFWPから、愛知県A市の住宅型有料老人ホーム(認知症対応型)を訪ねました。オーナー(薬剤師)から建設の趣旨とか生きがい、悩みなど伺いました。動機は、認知症を抱える家庭は、殆ど女性が世話をして自由時間がないことから・・・不満は介護度を国が決めてその程度に応ずるスタッフの手当てが安いこと・・・現場を知らない男性が決めるため矛盾が多いそうです。
　仕事を始めて分かったことは、これまでの生き様が全部出ることだそうです。認知症になっても、関係なくあくまで品がよい言葉の女性。どういう訳か乱暴な男のような言葉になる女性。昔女性関係で問題のあった男性は、スタツフ(年輩の女性にでも)にセクハラをするそうです。スタッフ全員排泄物の洗礼を受けると聞き、返す言葉がありませんでした。新しく綺麗な施設に、この話は信じられませんでした。話が終わる頃、オーナーの夫君の外科医の先生が顔を見せて下さいました。(下の写真はオーナーが好きというピーターラビットの壁紙。上の写真は庭のランタナ)
　　　　　　　　

少頃歌

　所属する短歌結社の主宰者井上生二先生が、歌集「少頃歌」(しょうけいか)を出版されました。少頃とは、暫くの間という意味。平成14年に「青眼集」を出されたあとの作品が収められています。著者四冊目の歌集。井上先生は歌人であるとともに内科医院の院長でしたが、昨年からご長男にその座を譲られ、短歌一筋。心臓バイパス手術もクリアーされました。やはり、その手術前後の歌が心に残ります。父も同じ手術を22年前に受けましたので・・・

右向けば窓とならびて川ながる川は筑後川菜の花の土手

手術まであと一時間あるといふ窓外の景見納めとせず

注射され意識なくなりゆく瞬時その瞬時にて無明に入りつ

麻酔より醒めたりしかば痛きかなこの痛みありてこそ生きてゐる

かなしみを器のごとく思ふとき底ひにつねに病をしづむ

　奥様を亡くされた悲しみの歌も一首加えます。

逝く妻の瞳孔にペンのライトあてたしかめて医のしごと終へたり

岡虎の尾

　このオカトラノオも遠縁の彼女から貰いました。一見何でもない花に見えますが、これがどうしてどうして活花にするとどんな花器にもあいどこにもマッチするのです。竹製でも、陶器でも・・・糸すすきと活けると、よくあいます。
　根元のほうから先端に向けて花が咲き上がっていきます。この花の穂がトラの尾のようなところからの命名。実際は猫のしっぽぐらいのサイズ。花穂は全体がやや傾く。サクラソウ科。丘虎の尾とも。

キキョウソウ

　このキキョウソウは、雑草なのですが、よくよく見れば可憐です。名前通りキキョウにそっくりの色と形。北アメリカ原産の帰化植物ですからどんな荒地でも咲き、いたって強靭です。キキョウ科。
　５月頃までは、花が咲かず種だけ作られ、６月になると通常の小型ではあるけれど美しい花を咲かせます。まずはこのように閉鎖花で確実に子孫を残しておき、その後ゆっくりと花を開いて遺伝子を交換。このような生態はスミレと似ていてます。スミレも品種によって閉鎖花となります。

コンカドール

　知り合いのKさんから大輪の百合コンカドールを頂きました。別名、イエローカサブランカ。カサブランカよりより一回り大きく、肉厚で直径25cmほど。香りも強く二階まで漂ってきます。オリエンタル百合と、中国原産のトランペットリリーの 交配種だそうです。花瓶の口径が20cmですから、花全体は左右1mに及びます。
　全部蕾だったものを頂いて、下から順に咲き、7日後に写真のようにピークとなり、10日後の今日は、最初固かった蕾が3輪咲いています。

ミニダックスフント

　友人のOさん宅のペット「アル」ちゃんです。最近よく飼われているミニダックスフント。3歳半の男の子です。いつも動かない植物を撮っている者にとって、動物は被写体としては大変難しいです。10枚ほど撮り、なんとかこちらを向いてくれたのはこの一枚だけ。リンクしているZooeyちゃん宅のタロウちゃん(毛の色は違いますがこちらもミニダックスフント)の写真は、いつもこっち向いているのに・・・
　はじめ私に吠えていたのですが、暫くするとなれてきました。なんとこのアルちゃんは、仔犬のとき長崎からおしめをつけて、岐阜まで連れて来られたとか・・・ワンコも愛くるしいですが、飼うとなると留守も出来ないし、世話も並大抵ではなさそう・・・

県立森林文化アカデミー

　今年も学長のS教授にボランティアグループからのお願いがあり、美濃市にある県立森林文化アカデミーを訪ねました。高卒後、森林に関するすべてのことを学ぶ専門学校。岐阜県にしかありません。校舎も備品も木材から出来ていて、癒やされます。S教授が昨日の冗談を言われたのです。風邪をひいたと申し上げたら・・・

　来年6/13岐阜県で、第30回全国豊かな海つくりぎふ長良川大会が開かれます。両陛下をお迎えする3つのイベントの１つ。後の２つは、国体と植樹祭。岐阜は一昨年に植樹祭、来年の「豊かな海づくり」の後は、2012年岐阜国体。3つのイベントが近年に集中しています。S教授は一昨年の植樹祭にも主な役割を果たされ、宮内庁の警備の大変さを見聞しておられます。分きざみのスケジュールの中で、付き添いの車はバスで続くそうです。来年も重役を果たされるそうです。
　海のない県になぜ「海づくり」と聞きましたら、山からの美しい水が豊かな海を作るから・・・

シモツケ

　下野と書きます。遠縁の人の庭で撮らせて頂きました。とても大きくて、まさか一本とは思えませんでした。大きすぎて株分けできないから挿し木で差し上げますね、と言われました。彼女も挿し木でここまでにしたのだそうです。一本の木ですが、白とピンク色に咲き分けています。下野国（栃木県）でたくさん見られることから下野と名づけられたそうです。五弁の小さな花がたくさん集まっています。バラ科。

　この冬は感染しなかったのに、今頃風邪をひいてしまいました。夏風邪は何十年ぶりでしょうか。熱もないので常備薬で大丈夫。声で分かりますが・・・冗談である教授は、「XXさん、岐阜県感染者第一号かも・・・しかし、若い人しかかかっていないから大丈夫ですよ」と・・・お葬式にも、放送大学にも行き、歌会も開き、予定はキャンセルしていません。

公民館短歌会 44

　入梅後、空梅雨であまり降らず蒸し暑い日が続く中、歌会を開きました。他の地域では降っているようですが・・・

今日の一首
オカリナを吹き続ければ何となく自分自身の音色が出せる　　Nさん

　彼がオカリナを始めたのは、宗次郎さんと同じ頃だそうです。しかし、勤めなどもあり長いブランクのあと、再び稽古に励んでおられます。岐阜県では先生が見つからないので愛知県まで通いながら・・・オカリナの種類も数多く持っておられ、写真はその１つ。手づくりのものもあります。１度歌会で演奏されましたが、何となく癒やされる音色でした。今年も去年に続き、神戸で開催されるオカリナ全国大会にも出場予定です。