つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

松井先生門下の集いの後は杉山先生の今年の最終講義

2019-10-30 | 講演会

 昨日は午前中は岐阜大学松井教授門下生夫妻の集い。午後は杉山先生の今年の最終講義で慌ただしく過ごしました。年一度のこの集いは、5夫婦10人の健康を感謝し、よもやま話。会場はいつもの各務原市の「ぶるうすかい」。多くのお年を召した人でにぎわっていました。私たちも全員70-80代の高齢者ばかり。20年前は元教授らしく専門用語など飛び交いましたが、今は普通の老人の話題。毎年10人これからも欠けずに何年集まれるでしょうか、とりあえず来年の予定を決めて別れました。

 その足で駅前の岐阜大学サテライト会場に向かい、夫とは別行動。今年最後の杉山先生の講話は、「岐阜の食と農林業」。前回に続き、岐阜オンリーの存在について。これまであまり意識しなかったことですが、認識を改めました。広葉樹と落葉樹の北限であることとか・・・関ヶ原あたりが東西文化の折衷点であること。関西弁と関東言葉の境界線とか・・・いろりとかまどの境界とか・・・来年も開講されます。

 二次会で今度頼んだのは紅茶。真向かいに元岩手大学農学部教授のE先生がおられましたので、先日金山駅で友人と買った、ずんだ餅のうまさと宮沢賢治について話しました。あのお餅は10年前に東北旅行にてホテルで出されて以来でなつかしかったです。E先生も「あれは日持ちがしないから岐阜では手に入らない」と言われていました。金山駅では時々全国の名産が手に入ります。賢治の童話のすばらしさとその妹さんの話に及びました。賢治は盛岡高等農林学校つまり、岩手大学農学部に学んでいました。 E先生は愛知県のお生まれですが、縁あり、岩手大学に奉職されていたのです。一日中雨でしたが夜には上がりました。雨の多い今年の10月です。

 

「ぶるうすかい」の食事

デザート

杉山先生

この日は紅茶

先日金山で求めたずんだ餅

20年前の冊子を頂きました。短大学長時代のもの。この頃先生と知り合いました。でも父の教え子でしたので賀状は残っていました。

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岐南町文化祭出品 14

2019-10-26 | 短歌

 今年も文化祭出品の季節となり、昨日は雨の中、町中央公民館に展示に出かけました。都合もあり全員は集まらなかったのですが、いつもの要領で手際よく終了しました。もう15回目。16年も短歌会が続くとは思わなかったです。体調不良で昨年止められた人もあり、会員は減少しています。今日と明日が展示期間ですが、何とか天気は回復しました。会員の伏屋さんは今年も絵本コーナーにも出されておられました。

 ところでまだ15号、19号台風の爪痕も癒えぬのに又、昨夜関東に豪雨。千葉県市原市で、半日で10月一か月分の雨量を記録。川の水が氾濫し、交通マヒ状態で帰宅困難者が駅にあふれていました。成田空港へ着陸するのにも1時間も飛行。そして帰宅するにも電車が動かず、空港に大勢が足止めされていました。死者5人、行方不明2人。お見舞い申し上げます。 

 

準備が整いました

準備中の一コマ

右手前は愛犬家のHさんの作品

伏屋さん絵本コーナー

国旗の絵本もあります

今年の私の短歌作品

 

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外国語学習の科学

2019-10-24 | 

 放送大学の英語サークルの世話役のHさんが、会費が余っていたのでこんな本を買ったと、「外国語学習の科学」を渡されました。順に回覧することになり、最初に読みました。

 内容は、英語の達人の著書らしく、いろいろ参考になりそうなことが書いてあります。前半は私にとっては当然のことばかりでしたが、後半に目をみはりました。インプットとアウトプットについてです。これを意識して学んだことはありません。無意味学習と有意味学習の定義も書かれていますが、これまで随分知らぬこととは言え、無意味なことをしてきました。

 副題は、第二言語習得論とは何か、ということですがまだこの分野はまだ発展途上らしいです。最後には、このメカニズムは100%解明されることはない。と結んでありました。それは人間の心の動きのメカニズムを解明できないからだそうです。初版から10年以上経過し、韓国語版も出ていて、大学の教科書にも採用されているようです。岩波新書 188ページ。 

 

 

咲き始めたホトトギス

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インドネシアの留学生

2019-10-22 | ボランティア

 先日は、WFWP事務所にインドネシアの留学生を呼び交流会を開きました。来年のWFWP留学生弁論大会に向けて活動をスタート。彼女たちは工学博士や工学部の修士課程とか数学科とか才女ばかりです。5人ともスマトラ島出身。全員イスラム。1日数回の祈りを欠かしません。この日も祈りの時間になり、水で顔を清めて始めていました。祈る時間が分単位で決められていて、スマホに入れてあります。生理中の人は祈りません。メッカの方向もスマホに入れてあります。

 岐阜大学大学院で100%英語の授業を受けている人が多いので、日本語が時々通じないため、私が拙い通訳をしました。数学の授業を英語で講義する教授は、北大出で、5年間ドイツに留学してこられたそうです。彼女だけは日本語より英語が得意で、日本語弁論大会は無理のようです。故国に帰れば多分国を背負うことになると思います。一人は既婚者で、花嫁衣裳の華やかな写真にも驚きました。まるで王族でした。結婚相手はイスラムの人、つまり、ムスリムに限るということでした。

 イスラムの女性が頭に冠る正方形の布は、季節により素材が変り、服の色により色彩を替えます。冠り方もいろいろあり、こだわっています。ヒジャブと呼ばれていて、アラビア語で、覆う物という意味。他に貞淑とか、道徳の意味もあります。 

 今日10/22は、天皇陛下の即位礼正殿の儀があり、今年限りの祝祭日。海外からも180余国が訪れます。台風の被害も鑑み、パレードだけは来月10日に延期されます。朝から放映が続いていますが、こういう場面にいつも登場されるのが、京都産業大学名誉教授の所功先生。岐阜出身で友人の大垣北高校時代のクラスメイト。先日も養老町での講演会に誘われました。雨の中、車中で移動の陛下は車の窓をあけて会釈されています。(8:00過ぎ)

 

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東大 懐徳館庭園

2019-10-21 | 国内旅行

 一昨日は、東京の友人から東大の懐徳館庭園も見られる一般公開があると誘われたので、上京しました。以前にも学内のツアーがありましたが、あの時は入れなかったのです。旧加賀藩主前田公が明治時代、天皇や海外の国賓を招待するために建築。赤門も前田藩のものでした。東大と駒場の前田藩の敷地を交換する形で、文部省のものとなりました。

 前田公は、戦災ですべてを失いましたが、広い敷地を戦災で家を焼かれた人たちの避難場所に提供しました。明治に建築された時は立派な洋館と和館が並んでいました。たった37年しか使用しなくて、戦争で焼失。和館だけ規模は小さくても再建されました。広大な池には滝もあり、モーターで低いところから水が揚げられていました。今は枯れています。超多忙のスケジュールの中にあり、学内にいるはずの孫とは、連絡しませんでした。

 友人が神田明神にも行きたいということで、タクシーで向かいました。1300年の歴史があることを初めて知りました。その日は縁日にあたっていたらしく、特設舞台では雅楽が演奏され、ラッキーでした。

 

東大総合図書館

東大懐徳館庭園

戦後再建の和館

昼は薬学部14階でイタリアン

 

神田明神の特設舞台

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公民館短歌会 155

2019-10-19 | 短歌

 昨日は折あしく雨天となりましたが、公民館短歌会を開きました。歌は先月の続き。柿本人麻呂の29番歌です。長いのでしばらく続きます。説明文中、毛詩周南という言葉がありましたので、詩経の序文の一部であることを説明しました。以前にも触れたことがありますが、Mさんが呼称一覧をコピーして皆さんに配布下さいました。以前、蝶は〇頭と数えることも知りましたが、その復習。古いことは忘れがちですから、もう一度確認しました。

 今月は文化祭出品の準備で25日にも集まります。年一度ですからもう要領は心得て頂いていて、選歌2首は、もう決められています。 

 

今月の歌

梛の種熊野でもらひ蒔きてみる発芽する日を吾心まつ     Kさん

 

 

Kさんから頂いた種なしの柿

 

 

Mさんがコピーして下さった呼称一覧

 

 

友人からの頂き物のマレーシアみやげのチョコ

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敬子の詩集

2019-10-18 | 

 昨日の放送大学小山田先生の心理学の講義は、長田弘の「食卓一期一会」について。そのテーマに入る前に、Mさんの従妹にあたる、「敬子の詩集」についての話がありました。全員、その詩集を頂きました。

 敬子さんは、1970年札幌生まれ。1998年頃より脊髄小脳変性症を発症。現在入院中です。入院される15年前までは図書館の司書をされていました。お母上も同じ病で2000年で亡くなられています。弟さんも2015年に病没。いたましい一家です。

 このほど作りためてあった詩を、Mさんと小山田先生のすすめで一冊の詩集にして出版。表紙も挿絵もすてきです。猫を3代にわたり飼っておられ、3匹がそれぞれ挿絵に登場。亡くなられた弟さんの姿も挿絵に描かれています。表紙にも弟さんの絵にも猫が登場。かなり癒しになっているようです。そのページの詩も心惹かれましたので挙げてみます。131頁。風詠社発行。非売品。

約束

音もなく

とおり過ぎてゆく

誰もいないのに

何度もふり返る

待ち続けたのは

何であろうか

音もなく

過ぎてゆく

誰もいないのに

何度もふりかえる

足あとだらけの

約束

私がふみしめた道は

だれと約束したわけでもなく

君と私をへだてる

 

 

表紙

飼い猫の挿絵

弟さんの挿絵

講義の後の食事会

 

 

 

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岐阜県東濃地方

2019-10-16 | 講演会

 昨日は杉山先生の一連の講義がありましたので、駅前の岐阜大学サテライトに出かけました。岐阜県東濃地方がテーマ。前回の続きでオンリーを目指すというものです。タカの渡りのコースになっていることに始まりました。英国の小学生は徹夜して渡り鳥を観察するらしいです。オンリーで思い出しますが、昨日は長良川鵜飼の今年度の最終日でした。

 トヤ料理ということは初めて耳にしました。どうやらツグミの料理らしく、とても美味しいそうです。でも今はワシントン条約に触れるということから食することは出来ません。木曽谷を渡るときに捕獲するらしく、どの時期に捕獲するかで味も違うそうです。美味しい部位はムネらしいとか・・・

 日本ではウズラは卵を目的で飼育されていますが、フランスなどはその肉を食するそうです。

 岐阜県は東海道は通っていなくて、中山道が使われていました。皇女和宮も通りました。中山道は、東海道に比較し、箱根のような険しさがないし、川を渡る必要がないし、景色がよいし、宿の什器が清潔。交通量が少なくのんびりできるし、人、馬の力が強いことなど挙げられますが、冬は豪雪で心配なことがあります。以上の特徴は貝原益軒が指摘しています。

 東京に居た27年前、帰省したとき、いつもの東名高速は止めて、中央自動車道にした時、あの富士山の景色で知られる忍野を通った時のことが思い出されます。中山道で益軒もその素晴らしい景色を体験したのでしょうか。

 ところで台風19号の被害はさらに増えて、死者74人、行方不明12人。52の川の氾濫で堤防決壊が73カ所。尋常でない被害に42年ぶりに名前がつけられることになたようです。関東、東北で死者は多いですが、福島県が最大で27人。本当に痛ましいです。  合掌

 

 

杉山先生

今度注文したのはジンジャエール

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展示室へのお客様

2019-10-14 | わが家

 昨日は八代さんが、「ニューパレット」に洋画を出されていると聞き、柳ケ瀬の画廊に出かけました。約束の時間に来られなかったのは、同じ日に市展の表彰式があり、そちらに出られていたためでした。そうこうするとやはり高校同窓生の小島さんも画廊に来られました。彼は7年ほど前、小島信夫文学賞を授与されていて、時々依頼原稿を書かれています。

 丁度良い機会ですので、展覧会を拝見後、二人を長屋門展示室に案内することにしました。以前から誘っていたのですが、なかなか実現できずにいました。同窓生3人は話が弾んで時間が経つのを忘れました。二人は、画家と小説家。それに小島さんは陶芸にも詳しいので、展示してある高麗青磁をあてられました。これまで800人くらいご来場頂いていますが、これをあてられたのは初めて。展示の洋画についても二人とも詳しくてさすがです。

 八代さんの作品は、岐阜市展で表彰されるだけの実力者。どれも素晴らしかったです。今年で会場のギャラリー鮎が閉鎖されるため、最後の展覧会。表彰状と金一封が授与されてめでたいことでした。受賞作品は、彼女のイメージカラーの赤を基調にされていました。

 台風19号は熱帯低気圧になりましたが、その後河川の氾濫や堤防決壊が続き、死者35人、行方不明17人。まだ朝になっても浸水のままの家もあります。釜石で予定されていたラグビーワールドカップ、カナダ対ナミビアの試合も中止。カナダの選手が浸水家屋の泥かきのボランティア活動をしていました。

 一方、日本は、スコットランド戦に勝利。ベスト8となり決勝戦に進出。初の快挙です。

 

岐阜市展の表彰状

薔薇

ベネチア

会場の入口

展示室のお二人

 

10/11付け中日新聞

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奈良だより 167

2019-10-13 | 国内旅行

  昨日は台風19号で日本列島は大荒れ。飛行機は当然のこととして、新幹線、在来線も殆どストップ。今台風は東北沖を北進中です。当地方は進路の西側に位置していますので、風も雨もそれほどの強さはなかったです。昨夜、千曲川が長野市穂保地区で決壊して浸水。救助中です。多摩川をはじめ関東各地の河川が氾濫。浸水し、悲惨な状況になっています。被災された方にお見舞い申し上げます。

 昨日は奈良の前田さまからたくさんの写真が送られてきました。発掘調査にもよく行かれて有難い報告です。以下は、メール。

 「少し情報的にはおそくなりましたが、10月2日に藤原京の本薬師寺跡周辺の布袋葵を見に行きました。時期的に少し遅かったのですが、なんとか間に合いました。
 二つ目は、10月6日藤原京大極殿院の発掘調査で新たな発見があり、現地説明会がありました。飛鳥藤原地域の発掘調査は、昭和9年の発掘調査で所在地の確認がされ、以降も調査が続いていましたが、奈良文化財研究所が1969年に飛鳥藤原地域発掘調査として引継ぎ、第一次調査として、藤原宮朱雀門・内濠・を発掘。以来50年200次に当たる調査が今回の発掘調査でした。
 今回の発掘調査では大極殿院北半部を、南北に区切る瓦葺の複廊形式の回廊が発見され、大極殿後方東回廊と名付けられています。発掘調査の行われている藤原京跡は広い範囲でコスモスが植栽されていて、今見ごろを迎えています。
 藤原京跡から東方を望めば、真近に天の香久山を背景に遠く音羽山(倉橋山)が眺められ、近代的な建物が写らないので、映画のロケ等も行われているようです。 

写真説明 本薬師寺ホテイアオイは写真に名前を付けてあります。藤原京は NO①南門跡から大極殿跡NO②大極殿跡№③パネル説明NO④回廊建物復元図NO⑤現場説明風景№⑥調査区平面図№⑦~№⑩は藤原宮跡地に植栽されたコスモス畑で後方は天の香久山」

14日に前田さまからコメント頂き、記事を追加します。

写真⑪~⑮の説明が漏れていました。 ⑪本薬師寺周辺の休耕田に植栽されたホテイアオイ ⑫背景に映っているのは畝傍山で、右後方は二上山 ⑬彼岸花とホテイアオイとのコラボ ⑭本薬師寺金堂跡の礎石 ⑮本薬師寺東塔の基壇跡、後方は天香具山

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