つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

墨俣・光受寺 2

2012-02-28 | 岐阜県
 今年も書と梅のお寺、墨俣・光受寺に出かけました。昨日は殊に寒くて、見ごろは紅梅と寒アヤメだけでしたが、素晴らしい書作品の数々に、主催者の意気込みが感じられました。山門を改築されることは、去年うかがっていました。熱田神宮の宮大工により落成。間新しい山門をくぐりました。本堂も一部改築され、欄間装飾もきれいに磨かれていました。伝説の彫刻も・・・二十四孝(にじゅうしこう)や十二支のレリーフがあるのです。

 二十四孝とは、郭巨業が中国における孝行が特に優れた人 二十四名を賞して、後世の模範とした人物です。 その内の4人の話をもとにして制作された4枚の彫刻が、欄間として本堂の南北に2枚ずつに分けて揚げられています。24名の中で郭巨と孟宗は、祇園祭の山にもあったように記憶しています。

 今年の百人一首は、色紙より小さめの古色紙大のものにかな書と絵との二枚組。200枚の作品も見事です。第二展示室も改築、増築され工夫がなされています。コーナーの飾り一つ一つに主宰者・柴間秀瑤さんの神経が行き届いています。3/11まで。昨年の記事は、3/4.最下段は、岐阜新聞より。 

    

  
   本堂展示の百人一首

     

       
        帯使用の展示室敷物

            
             展示室の吊り雛

              
              第二展示室の大正時代立雛図
 
    
     近くにある脇本陣の吊り雛

  
   今年のちらし


2/26付け 岐阜新聞より   
     
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:岐阜県美術館リニューアルオープン

2012-02-27 | 岐阜県
 かねてから工事がすすめられていたのですが、このほどリニューアルオープンした岐阜県美術館に寄りました。昨日の外出の目的は、放送大学学生作品展の作品取り外しと反省会。ローカルテレビに出たので、録画を出品仲間と視聴しました。新聞にも掲載されています。(最下段) 上の写真は、テレビに写った90歳の青木さんの作品「隅田公園から見たスカイツリー」。

 反省会も早く終わったので、図書館で調べることがあり、友人に車に乗せて貰ったのはいいのですが、図書館は臨時休館。リニューアルした隣の県美術館で、「三幕の物語」を見ることにしました。第2幕(2/23-4/1) のテーマは、「郷土作家逍遥」。岐阜出身の作品を網羅。熊谷守一のものがかなり集められていたし、篠田桃紅さんの大作も・・・もう100歳を越えておられます。本来は書家なのですが、赤をメーンにした抽象画。前田青邨、川合玉堂、加藤東一、県では知られている早川国彦や、高校の恩師、秋山文雄先生、このブログでも紹介した土屋禮一氏、挿絵で知られている守屋多々志、陶芸では、荒川豊蔵、加藤卓男などなど。これだけ一堂に集められると壮観です。第1幕は終了しています。

 第3幕は、「ルドン氏の見た夢」(4/5-5/13)。もともと国内ではルドンの最多コレクションの美術館で、現在東京丸の内の「三菱一号館美術館」に貸出中。その部屋には、代わりに郷里の版画家と写真家の作品が展示されています。
 北方向に増築し、展示室が増えました。

 下の写真はちらし。熊谷守一の「ヤキバノカエリ」。

        

    
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甘酒

2012-02-26 | 料理
 はじめて米こうじから甘酒を作って見ました。昔から作られていて、珍しくもないのですが、米こうじがこれまで手に入らなかったのです。滅多に行かないスーパーで見つけました。

米こうじ 200g
水    1500cc
炊きたてのごはん 一合分

 これだけを混ぜればよいのです。ごはんと水は50度~60度くらいの温度にして、こうじとともに混ぜ合わせ、ホーム炬燵の中に12時間放置。レシピを見ると、容器を熱湯殺菌してから始めるということですが、鍋に水を仕入れて沸騰させればよいのです。それを適温まで冷ましてから、ごはんとこうじを入れれば同じ。鍋を布にくるんで炬燵にいれます。ホットカーペットの上でもよいでしょう。ごはんを炊く時は一合単位なので、この分量としたのですが、半分程度でも可。
 出来上がったら、適量に薄めて煮たたせ、生姜汁を落とします。この分量で10人分ほど。我が家では冷蔵庫に保管し、3回に分けて飲みました。

               
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放送大学英語セミナー

2012-02-24 | 学校
 放送大学後藤先生の英語セミナーも来月で終了。あと一ヶ月で担当が変わります。2/19の最終講義は時間不足で、昨日補足がありました。テーマは、「曖昧性と英文解釈」。83句の例文の一つに、

John only speaks Spanish.
の解釈の仕方は次の二つが考えられます。
1.He doesn't speak English or Basque in addition.
2.He doesn't read it or write it.
 
 つまり、onlyをどちらにかけるかで違う訳です。speaksか、Spanishかどちらにアクセントを置くかによって意味が変わってきます。スペイン語だけ話すのか、話すだけで読んだり書いたりできないのかと・・・

 20日から26日まで今年も学生作品展開催中。写真を出品しました。その一つが上の写真の「湯布院、雪の中の鷺」。昨年の旅行からの一枚です。

 下の写真は、午後雨が止み、雲が晴れてゆく昨日の金華山。ふれあい福寿会館七階から撮影。英語セミナーの教室がある階です。

      
       岐阜城のシルエットが見えます

   
    右前方の高層ビルの内、左側の岐阜スカイウイング37は、来年8月完成予定。
    2/22は上棟式でした。右は、岐阜シティタワー43

       
        JR岐阜駅陸橋より撮影 右が岐阜スカイウイグ37 左が岐阜シティタワー43


昨日の中日新聞
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手作り苺大福

2012-02-23 | 料理
 友人のGさんから手作り苺大福を頂きました。餡の甘みもおさえてあり、苺が新鮮なことと、何よりも添加物がないことが嬉しいです。彼女曰く、「白玉粉で簡単に出来るわよ」と。なるほどネットのレシピを見ても、電子レンジで短時間に出来るということですが、なかなか腰が重くて・・・買ったものよりずっと美味しいですが・・・
 その昔料理教室で、求肥饅頭を習いましたが、餡を求肥の皮に包み込むことはけっこう難しいのです。

        
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元記者の「雪の但馬」 2

2012-02-22 | 文化
 先週木曜日(2/16)、ハスの上をミツバチ(アブではなくて)の飛ぶ写真を掲載させて頂いた、元記者、則本さまから今度は、「雪の但馬」が送られて来ました。前と同様、さすがと、うなってしまいました。奥の林と手前の樹氷?のコントラストが素晴らしいです。撮影地は兵庫県養父市。25年前は養父郡だったのに、合併して養父市になったようです。とても山深いところですが・・・
 先週のハスの写真に、奈良の前田さまからコメントがあり、「ホバリングしているので、アブではなくてミツバチでは?」ということを教えられました。

      
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奈良だより 82

2012-02-21 | 動物
 3ヶ月ぶりに奈良の前田様からメールが届きました。昨日石舞台をupしたところでタイミングもよく・・・なんと古都奈良に、猪が出たということです。私は野生の猪は、見たことがありません。以下はメールです。

 「昨年の石舞台の写真を身近に感じつつ見ています。石舞台周辺の明日香もさることながら、明日香・高取から里山が続く我が村にも昨年イノシシが現れ、サツマイモの畑が荒らされました。早速市の農振課に依頼して捕獲用の檻を設置してもらったのですが、檻の設置も忘れかけていた昨日2頭のイノシシが檻にかかって捕獲されました。体長1メートルほどの生後2年の子供だそうです。橿原市内も各地で被害が出ているのですが、檻で捕獲したのは市内で初めてだそうです。」

      

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中野良子さん講演会

2012-02-20 | ボランティア
 隣の笠松町で、中野良子さんの講演会がありました。とても60歳を越えておられるとは思わないほどおきれいでしたが、残念ながら撮影禁止。彼女は女優の他にいろいろな顔があり、「WILL国際交流センター」代表としても活躍。外務省から世界各国に派遣。世界中に飛び回り、中国には中野良子小学校があり、NYの課外授業にも採用されています。
 地方への講演会もまめにこなされています。ある町で、柚子がこんなにあるのに活用したら・・・と助言され、何年か後にはその町の名産品になっていたとか・・・
 お姑さんの最期まで悔いなく看護し、寝付かれることなく、見送られました。常に好きなものを食べさせてあげて、毎年の誕生日には、「姫さま」と呼びかけ、ケーキをプレゼントされていたそうです。プロの看護人に頼むことも大切で、それも一人でなくメンバーを変えるのがよいとか・・・

 ボランティアで各国を訪ねられるのですが、波長の合う国ばかりではないので、眠れないこともあり、そんな時は、歌を唄われるそうです。その海の歌をステージで唄われたのですが、伴奏なしでプロのようで一様に皆さん、ため息をついておられました。歌手になってもよかったような・・・

 彼女は隣の愛知県出身。岐阜と同じ木曽川の水で育ちました。セントレア中部国際空港のある常滑市から、名鉄特急で乗り換えなしで笠松まで来られたのです。笠松競馬についても、地元よりよく理解されていました。
 女優の裏話を一つ。姫様役の女性が、馬に乗り疾走する場面がありますが、大抵本物の騎手に走らせ、後で馬上の人だけ姫にして合成して映像を作るのだそうです。

 下の写真は、昨年12月に訪れた奈良の石舞台古墳の内側。中野さんは各地で講演され、その土地の空気とか気質を感じられるそうです。京都の人は、1200年の歴史のある古都なのに、80年しか歴史がなくても奈良にはかなわないと思っているとか・・・

          
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放送大学教授退官記念講義

2012-02-19 | 学校

 ドイツ語と英語の放送大学岐阜学習センター教授が退官されることになり、昨日は、そのお二人の記念講義がありました。まず、ドイツ語の末永先生から。
 先生は、オーバーヘッドで、中世ドイツの写真や絵や地図を示しながら、話を進められました。最初の画像は東山魁夷の日本画。その絵を、一昨年信州の東山魁夷美術館で見ました。そんな深い意味があることも知らないで・・・
 さて、その東山魁夷の「窓」という絵について。ドイツ・ロマンチック街道の街、ローテンブルグに町を囲む城壁(city wall)があります。NYのウォール街のwallも城壁という意味。その城壁にある多くの門の一つを描いているのです。東山魁夷は、大抵寒色系で描かれますが、この作品は珍しく暖色系。

 城門は、見張りの兵士が立っていて、市内に入る人から通行料を取ります。夜は門は閉鎖。これは日本の関所みたいなもので珍しくはないのですが、市場には、「市場の日」があり、判決が執行。城外の処刑場では死刑の執行が市民の前で行われました。大衆は絞首刑を見物するのです。中世ドイツではこれが日常的に行われていました。公衆の前での処刑は、フランス革命の時だけかと思っていたのですが・・・

 市場には井戸もあり、これがシューベルトの「菩提樹」に出てくる泉です。本来は泉でなくて井戸ですが、日本語訳では泉。菩提樹は一本しかないのに、歌ではあたかも多いように訳されています。これについては、リンクしているドイツのpfaelzerweinさまも、写真とともに記事にしておられました。

http://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein/e/f74e18ad59f22a0bd442b2fa00f9cb51

 ドイツ旅行の折、ライン川から見える古城は美しいですが、城主は船からことごとく、通行税を取っていたというガイドの説明も聞いていました。当時の旅行者は限られており、多大な経費がかかっていました。日本のお伊勢まいりのように、誰でも行ける平和なものでなかったのです。追いはぎが出没するので海路が安全。でも通行税はしぼり取られるし・・・それでも巡礼者や、宮廷人、傭兵、商人、大道芸人、鉱山労働者たちは旅をしなければならなかったのです。

 後半は、後藤先生の英語。テーマは、「曖昧性と英文解釈」。一つの英文が、2,3通りに和訳できる場合があることを、例文をあげて説明されました。84の例文はすべてネイチャーの文からの引用で、長年集めて来られたもの。これに関する著書もあります。(写真上 最前列で聞いておられるのは末永先生)

  
   東山魁夷の「窓」(城門が描かれています)

       
        ローテンブルグの城門

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公民館短歌会 73

2012-02-18 | 短歌
 立春を過ぎても相変わらず厳しい寒さですが、昨日はいつものように公民館短歌会を開催しました。1人欠席でしたが、出席は9人。詠草も多くて、40首。途中でスピードアップし、何とか終了。

瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれてもすゑにあはむとぞおもふ     崇徳院

 百人一首は先月の歌に関連します。保元の乱の首謀者、崇徳天皇の歌。恋の歌なのですが、天皇の地位にこだわる人でした。地位争奪戦に負けた悲運の人。藤原家もその戦いに巻き込まれ、先月はその一族の歌でした。崇徳天皇は長男に生まれながら、父親の鳥羽天皇から疎まれました。何故かといえば、美女と言われた中宮・待賢門院璋子が養父の白川院と通じているという、いまわしい噂があったのです。白川院が崩御されると、鳥羽上皇は、新しい妃の間に生まれた、近衛天皇を三歳で位につけられました。そのため崇徳院は、22歳で譲位させられたのです。そこでこれを不服として保元の乱が勃発。崇徳院は敗れ、流刑となります。9年後に崩御。悲惨な人生でした。

 写真は、九州みやげの九十九島せんぺい。せんべいではありません。今月の歌は、今年の記録的な大雪に関するもの。平成18年以来の豪雪で、昨夜も北国の皆さんは本当に大変でしたね。こちらは岐阜でも南部ですから快晴です。

今月の歌

ニュース見て雪の多さに目を見張る過疎地の人の苦労思ひて      Mさん

     
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