歌誌月見草と、折々他の結社の短歌誌と交換しています。ぎふ橋もその一つ。第50号で、創刊50年。月見草と同じ年間誌です。代表は市原敏司さん。市原さんの歌集については、2012.3.25と2012.4.25に書いています。校歌の作詞者でもあります。
表紙の写真は、東海北陸自動車道にかかる鷲見橋(わしみばし)。橋脚の高さが180mで日本一です。細く見えるのは、あまりにも高いところにあるため。直線でなくて曲線の橋で、その内側から撮影したものらしいです。私は二度渡ったことがあります。バスでしたが・・・
市原さんは紙すきをされていた関係で、今年和紙が世界遺産に認定されたことを喜びながらも、読み方に疑問を抱いておられます。1300年間美濃紙は「みのがみ」と呼ばれていたのに、中日新聞、NHKニュースなどでは、「みのし」です。これはいかがなものかと・・・巻頭言にも書かれていました。
市原さんの作品
紙漉きをさまたげるまで水枯れて今日降る初冬の雨のすがしさ
冬の雨降る夕空を五位鷺の声が渡ればくらき灯ともす
背も腰も疲れしわが身気合い込めいさめ未明を紙漉きに起つ
神谷信子さんの作品
雨一日残暑すっかり連れ去りて虫の世界が一気に灯る
日の温み逃さぬように初生りの温州みかんねんごろに捥ぐ
芋の葉に露は揺れゆれ三粒にも四粒にも見ゆ変幻自在に
中段は図書館からのお礼状。毎年葉書でしたが、今回は封書。
昨日はクリスマス。下段の写真は、昨日母がデイサービスから頂いてきたクリスマスプレゼント。ケーキに見えますが、タオルでした。
ぎふ橋50号
図書館からのお礼状
ケーキ?