友人からチケットを頂いたので、昨日は北野大氏の講演を聞きに、グランヴェール岐山に出かけました。北野氏は明治大学教授で工学博士。ビートたけしのお兄様でもあります。とてもお話がうまくて、ユーモアもあり、あっと言う間の一時間半でした。北野家のお母さまの教訓は、平凡ながら守るのが難しい内容です。ビートたけしとのほのぼのとした関係とか、ご自身の信条とされていることに及びました。
お母上は、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を心掛けるべきであることとか、人にやたらに自慢すべきでないとか、いろいろな教えをなるほどと思いながら聞きました。ご自身の信条は、自分より目下のものに謙虚であるべきこととか、「もったいない」という英語はなくて、日本独自のものであり、敢えて言うなら、It is pity to waste. 大博士は英語もお得意なのです。
秀才の長兄にビートたけしがプレゼントした高価な腕時計は、その兄の死後大博士が使われています。その時計を見ながら時間も超過せずきちんと終わられました。やがてその時計はいつかは大博士の息子さんのものになるだろうと結ばれました。その心が伝わるであろうということが言いたかったようです。
「たけしくん、ハイ!」という30年前のNHKドラマのことを思い出しました。あれほど悲惨な生活ではないようですが、お母様はあのように明るかったようです。たけしのユーモアもあそこから来ているような・・・
小学校からのご友人の郷里が岐阜で、何年も前に来られたことがあり、谷汲山華厳寺にも参拝されています。
講演会の前に友人と薔薇館でランチをしました。15年ぶりに行ったこのレストランは、薔薇園の花も美しく、お味も上々。薔薇館にしたのは、リンクしている峠おやじさんの記事を見て、思い出したからです。講演会は撮影禁止。大博士の写真はありません。
パンプキンスープも絶品でした
デザート
薔薇園にて