一昨日は、杉山岐阜大学名誉教授のお話を聞きました。毎年この時期開催される岐阜大学サテライトキャンパス。昨年は夫の入院で行けず、2年ぶりとなります。テーマは、「家禽のアニマルウェルフェアーの歴史」。一言で言えば、動物福祉。つまり、快適性に配慮した家畜の飼養管理。家畜を苦痛から開放してあげたいということですが、あまりにも多くの問題を孕んでいて、すぐには結論が出ません。国外と国内でもとても異なります.にわとりの食事と水を絶ったり、仔牛のエサを絶ち、おいしい肉を求めたり、時には豚の尾を切り落とすことあるそうです。クジラやイルカの話など広範囲に及びました。海外ではイルカショーは反対の立場です。
国内でもいろいろ考えが違うようで、先生は生徒一人一人の考えを知りたいらしく、全員に意見を求められました。中には元教授がおられ、専門的な意見を述べられていました。私はシュバイツァーのようなベジタリアンでないので、中庸な立場の意見です。
この日、専門の鶏卵の話にも触れられ、世界で生卵が食べられるのは日本だけということらしいです。他国では洗浄しないので、食べられません。ニワトリは、世界で200億羽飼育されていて、人口の3倍。家禽の中で最大数です。 60年前、杉山先生は亡父の教え子でした。
杉山先生 共同翻訳された本
エンジェルトランペット 義姉から貰ったパンパスグラス