つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

伊勢路 1

2012-05-31 | 国内旅行
 ホテル招待券の有効期限も迫ってきたので、伊勢路の旅をしました。三重県はお隣ですのに、なかなか行けない所です。松阪市に入り、まず目についたのは、上の写真の鈴。きっとこれは、本居宣長の離れ座敷が鈴屋(すずのや)という名前がついているからでしょう。宣長記念館にはもう15年程前に行っているのて゜、今回はパス。明和町の斎宮歴史博物館に向かいました。ここも二度目ですが、花菖蒲に期待して・・・花には早すぎたのですが、前より展示が立派になったように思いました。

 斎宮とは、天皇の未婚の皇女が潔斎をして伊勢神宮に仕える斎王が住んだ宮殿のこと。奈良時代から南北朝初期までの600年余りの間、70余名の皇女が、多くの側近と共に、輿とか牛車に乗り、京都から6日間かけて、鈴鹿峠の難所を越えてやってきました。博物館のある明和町には、斎宮があり、町全体も碁盤の目のように整備されていました。発掘調査も行われています。斎王の中には万葉歌人(大来皇女ーおおくのひめみこ)もおられます。

 この博物館で、ブログ友(リンクしている花筐~花がたみのオーナー)の三重県在住の風さまと、待ち合わせていたのです。あちらもご夫婦で来られる予定でしたが、奥様が急用で欠席。3人で見学しました。朝は快晴だったのに、展示を見終わる頃、予報通りの激しい雨。もう一本のDVDを見ることにしました。見終わる頃小降りとなり、退出。ここで風さまに失礼し、志摩観光ホテルクラシックに向かいました。ホテルに着いた後も再び雷がとどろいていたのですが、日没頃には晴れて雲も明るくなってきました。

  志摩観光ホテルクラシック旧館は、昭和天皇、白洲正子夫妻、谷崎潤一郎、三島由紀夫などが宿泊。山崎豊子はここで、「華麗なる一族」を執筆。記念の数々も展示されています。庭には天皇の歌碑と、山口誓子の句碑もあります。建物も一部保存されています。

   
    斎宮歴史博物館入口 (内部は撮影禁止)

     
      博物館前の古墳

 
  博物館カタログ

    
     雷もおさまりようやく晴れて来ました(4階の窓より)

 
 ホテルで出されたお菓子「関の戸」(以前風さまに頂きました)

  
   芳名録には白洲さんの名も・・・

     
      山口誓子の句碑

  

    
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スカビオサ

2012-05-28 | ガーデニング
 5/13にupしたフラワーアレンジメントの中で、松虫草に似てはいるけど見たことがない花を見つけたので、ネットで尋ねてみました。すると、スカビオサの中のルージュカーマインという品種であることが分かりました。さすがに回答者の皆さんは植物に精通する人ばかりの「撮れたてドットコム」(リンクしています)。葉も写っていないのに、たちどころに解答して頂けました。植物判定には、葉も重要なポイントになります。

 スカビオサは、松虫草のこと。日本の松虫草は地味ですが、改良され洋花になると別の花のように華やかになります。何でもそうですが・・・改良された紫陽花は、ハイドランジアになり、さつきはアザレアになります。椿はカメリアですね。
  
  
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詩歌療法

2012-05-27 | 
 放送大学岐阜学習センター元教授の小山田先生より、ご著書の「詩歌療法」が贈られて来ました。心理学者としての詩歌の見解です。文学も共通するところがあるので興味深く読ませて頂きました。定年を過ぎられても、生徒たちの希望で今も、心理学サークル講師として活躍されています。(関連記事 2008.3.9, 2011.4.22, 5.20, 5.29, 12.10, 2012.4.20 )

 副題として、「詩・連詩・俳句・連句による心理療法」とあるように、短歌より詩、俳句にポイントが置かれています。総合失調症が俳句を作ることによって恢復したという医師の報告もあります。3年余りの俳句療法により、20年の入院生活より退院。社会復帰出来たということで、文学は人を救済する力があることが解ります。

 短歌を作る側の人間から見て、寺田寅彦の含蓄ある言葉は見逃せません。
  ・・・句作の過程で生じる心理的変化について、寅彦は、「俳句の修業はその過程としてまず自然に対する観察力の練磨を要求する。俳句をはじめるまではさっぱり気づかずにいた自然界の美しさがいったん俳句に入門するとまるで暗やみから一度にとび出して来たかのように眼前に展開される。今までどうしてこれに気づかなかったか不思議に思われる」と・・・

 これは、俳句を短歌に置き換えてみても全く同じことが言えます。280ページ。心曜社発行。 
 最下段の写真は、今朝撮影したコバノズイナ。ユキノシタ科。義姉より頂いたもの。

       

          
           コバノズイナ
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ローズハチミツ

2012-05-25 | わが家
 友人からタイみやげのローズハチミツを頂きました。昨年同じような容器に入ったハニーレモンも頂いたのに、写真がすぐに出ません。蓋の色が違うだけで殆ど同じ形。
 ハニーレモンはパンにつけて頂き、このハニーは、夏みかんジュースに入れています。我が家の夏みかんは酸味が強いので、いつも糖分を補充しています。花粉の自然の匂いのするハチミツは初めてです。マレーシア産。

 下の3コマの花はネメシア。これもS歯科医院にありました。(記事は2010.6.5)

 
 
      

          

      

     
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元記者の「金環日食」 3

2012-05-24 | Weblog
 今年2/16にハスとアブ、2/22に但馬の雪景色の写真を送信下さった元新聞記者の則本さんから、昨日は、貴重な金環日食北限の写真が送られて来ました。さすがにプロの写真は素晴らしいです。木漏れ日も芸術的ですね。以下はメール。

 「ご無沙汰しております。季節の写真が撮れればお送りするといいながら、最近不精をしております。ブログにて金環日食がアップされていましたので遅ればせながら、私の自宅近くで撮影した写真を送信させていただきます。明石は金環の北限といわれておりました。私の住む大久保町は明石の北部、神戸市岩岡町との隣接地帯です。そのため、リングにはならなかったのですが、リング状の太陽の一部がビーズ状に途切れるベイリービーズが見られました。明石の海岸では綺麗なリングが観察されたようです。もう一枚は木漏れ日の写真です。ご笑納ください。」

   
   明石市北部のベイリービーズ

         
          舗道の木漏れ日
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オランダみやげ

2012-05-23 | 海外旅行
 オランダから帰国された日に友人からの絵葉書が届き、おみやげまでも頂きました。板チョコは、オランダ語とフランス語とドイツ語の説明だけで英語がありません。カカオバターなどの割合が、%で細かく記されています。オレンジと、クランベリーの割合も・・・

 陶器のかわいい靴はマグネットですが、落として割る心配があるので、冷蔵庫にはつけず、玄関に置いています。自分たちもこの春、ミニの木靴を買いましたが、これは長屋門展示室に飾っています。下は絵葉書。左上の部分の絵の説明は英語です。

     
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130年ぶりとなる金星の太陽面通過

2012-05-22 | Weblog
 国立天文台によると、地球で見られる次の天体ショーは、6月6日の「金星の太陽面通過」現象。太陽と地球の間に金星が入り、小さな「ほくろ」のような金星が太陽面を、左から右に移動するように見えます。日本では、同日午前7時10分ごろから、午後1時48分まで観測できます。この現象は、前回(2004年6月8日)から8年ぶり。21世紀では最後の天体ショーとなります。次回は105年後の2117年12月11日。

 前回2004年のその日、日本では悪天候のため観測不能でした。今度は何としても晴れてほしいものです。次は105年先ですから・・・8年と100年単位を繰り返して起こる現象らしいです。2004年の前は、130年遡り、1874年(明治7年)でした。

 金星の太陽面通過には日食のような華々しさはありません。金星は地球からの距離が月よりもずっと離れているため、点にしか見えません。太陽面を背景に,太陽直径のわずか3%にすぎないちっぽけな黒い点が移動していきます。日食めがねがまた活用出来そうです。

 上の写真は、2004.6.8.ドイツのイェーナにて。下はその天体図 (ネットより)

       



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金環日食

2012-05-21 | Weblog
 太陽の手前に月が重なり、太陽が金色のリング状に光って見える金環日食が本日朝、九州南部から東北南部の太平洋側で起きました。鹿児島では午前7時20分すぎに開始。(写真下) これら以外の地域でも、太陽の一部が欠けて細い三日月のようになる部分日食が、午前6時すぎに沖縄から始まりました。最初の中継地の台湾は曇天。全く見えずお気の毒でした。
 国立天文台によると、金環日食が国内で起きたのは1987年9月23日の沖縄以来、約25年ぶり。日本の広い範囲で起きたのは平安時代以来932年ぶり。金環日食は最長約5分間、部分日食は同3時間弱です。

 岐阜では当然932年ぶり。日食めがねを早くから準備し、待っていました。最も心配だったのは天気でしたが、運よく快晴。最下段の写真は、日食のピークも終わり、雨戸の戸袋を見たら木漏れ日がうつっていて、面白いと思い、写したもの。金環日食の時間は、ひたすら太陽を見ていて、気づかなかったのです。
 昨日孫たちと昼食をとりましたが、その折、中学生の孫は午前7時までに登校し、観測に備えると言っていました。とにかく天気でよかったです。

   
    鹿児島からの中継写真

 
 東海地方での映像

         
          戸袋の木漏れ日 

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奈良だより 86

2012-05-20 | 国内旅行
 先月に続いて、5月も奈良の前田さまから奈良だよりが届きました。見事なつつじと九尺藤です。葛城山のつつじは、昨日の朝、NHKTVの全国ニュースでも紹介していました。全山紅色で見事でした。以下はメール。

 「いつまでも肌寒い日が続きます。11日には丹波市の百毫寺へ九尺藤(実際は2~3尺くらい)を見に行ってきました。120メートルの藤棚は見事でした。今日は葛城山のつつじが満開とのことで、ロープウエイで登ってきました。テレビのニュースを見てたくさんの人が押しかけていました。
 私は9時前にロープウエイ乗り場につきましたが、第一駐車場はすでに満杯でした。11時過ぎに下山したのですが、ロープウエイ乗り場は時間待ちの人であふれ、道中の道路は3キロ余りが、駐車場への入場待ちの車が連なっていました。

 葛城山は金剛生駒紀泉国定公園の中にあって、金剛山地の一峰で役行者の修業地と伝えられ、修験道の貴重な信仰の山です。標高959メートルの山頂はなだらかな丘陵状で、葛城高原とも呼ばれています。かっては山頂付近が背丈以上の熊笹で覆われていたのですが、60年に一度竹に花が咲いて竹が枯れると言われていますが、昭和30年代に山頂の熊笹が枯れて、笹の中で細々と育っていたつつじが一斉に成長し、満開の山を見た人が山火事と間違って通報したと言うエピソードがあります。
 つつじが山一面に咲くようになり、観光客も増えたことから、ロープウエイが設置されたほどつつじの効果は大きかったのでしょう。」

       
        葛城山のつつじ

     

         
          百毫寺の九尺藤

     

          
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公民館短歌会 76

2012-05-19 | 短歌
 前夜の激しい雷も嘘のように晴れた昨日、いつものように短歌会を開きました。百人一首は、80番、待賢門院堀河の歌。待賢門院璋子に仕えていました。璋子は、NHK大河ドラマででもおなじみの女性ですので、自然と興味もわいてくるようでした。相関関係も複雑。あの時代の皇室は一体どんな様子だったのか、ドラマでも想像ができます。待賢門院堀河は、西行と歌を交換しあい、「山家集」にも掲載されています。仕えていた璋子が仏門に入ると、彼女も尼になりました。

 四月から町広報に短歌会会員の歌がさしたる理由もなく、掲載中止。そんな折、会員のSさんに地元西小学校校長先生から、連絡があり、毎月会員の短歌を、廊下に貼り出したいという依頼がありました。今日8人の皆さんには、それぞれ自選して貰いました。発表の場がまた生れ、皆さんも嬉しそうでした。校長先生は、日本古来の文学を生徒に見せたいということらしいです。

 今日は会員昼食会。町内のイタリアンの店に行きました。グルメのブログではないので、これまでメインデッシュは掲載しなかったのですが、余りの安さとおいしさにupします。これにスープとコーヒーまでついて1000円。
 上の写真は、毎年頂くMさんの畑のいちご。甘くて美味しかったです。

今月の歌

仰向けのわが腹にのる三毛猫は哲学者のごとぢっと目を閉づ   Hさん

   
    前菜 サラダとパンはパイキング

      
       きのことエビの天ぷら グラタン 筍の鶏肉まき

         
          きのことベーコンのパスタ

   
   デザート
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