つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

文化共産主義

2016-02-29 | 社会

 ある講演会で、共産党についての話題にふれられたので、書いてみます。こういう話題には過激なコメントがあるかもしれないので避けていたのですが、聞いたままを書きます。

 1919年に起こったのは、世界共産主義。1953年には、国際共産主義。そして1991年には、文化共産主義。これは、表向きは、自由、博愛、平等をうたっていますが、思想は北朝鮮や中国と、かつてのポルポト政権下のカンボジアと同じところにたどり着きます。そのころ原始共産主義がはびこり、階級差のない原始時代が理想とされ、知的階級から処刑されていきました。医師は殺され、子供が手術。動物解剖のレベルです。おかげで600万人の人口が、半分の300万人になりました。その頃は、子供の比重が多い、いびつな国でした。

 共産主義の運動をしている人の後をつけてたどると、中核派のあやしげなアジトに驚かされるそうです。でも文化と言えば聞こえがいいので、多くの有名人が入っています。例えば吉永小百合さんとか、ノーベル賞受賞者の益川さんまで。芸能人や学者は社会にうといので、文化という言葉に騙され易いのです。有名人に日本人は弱いので、共産党は益々増えていきます。日本だけの現象のようです。

 しかし、中身は中国と北朝鮮と同じで共産党ですから、そういう社会になります。独裁者がすべてを決めます。北朝鮮はもう何人も粛清。つまり殺されているので、政権中枢の人は、身の危険を感じて国外に逃亡している例もあるようです。殺害の仕方も普通ではなくて、こっぱみじんのようです。これはyahooニュースでも見ました。今回の北朝鮮のミサイルも共産党は、きれいな核だと言っているようです。昨日の産経ニュースでは、北朝鮮の華僑が100人拘束されているとか・・・

ある日の夕焼け ふれあい福寿会館近くで

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チョーク

2016-02-28 | 短歌

 いささか紹介が遅れましたが、2/7付けの日経新聞に載った歌人の記事です。筆者の大辻隆弘氏は、三重県在住の高校教師。岐阜県歌人クラブ紙にも時には執筆され、県歌人クラブの大会にも顔を出されます。その歌人がチョークについて書かれていました。これを読むと、ホワイトボードは止めてほしいと思うこともあります。黒板でないと、先生のパワーが伝わらないからです。大辻先生のように・・・古いでしょうか。でも昔、こういうパワフルな先生がおられたことを思い出します。

 高校教師の歌人は、他にもあり、中部日本歌人会委員長の小塩卓哉氏(当町出身)もそうです1992年第十回現代短歌評論賞受賞。

 なお大辻氏は、中部日本歌人会副委員長、三重県歌人クラブ委員長。2003年に寺山修司短歌賞受賞。偶然小塩氏と同じ1960年生まれです。 

 

香りを放ち始めた沈丁花

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アイスランド便り

2016-02-27 | 海外旅行

 高校同窓生の歌人Sさんから、アイスランド便りが届きました。二月初旬オーロラを見たくて、レイキャビクに行かれたのです。運悪くオーロラは見られなかったようですが、珍しいアイスランドの写真が送られてきました。以下は、メール。

 「北緯63度の孤島まで行って来ましたが残念ながらオーロラは見ることできませんでした。天候は悪くはなかったのですが、今回は運に見放されたようでした。しかし、北海道より大きな島にわずか33万、首都のレイキャビックの人口が13万と言う、希薄な人口の火山島は一面原初の地球はかくやと思わせる荒涼とした島でした。」


写真1 写真向かって右側が北米プレート、左側がユーラシアプレートで人の歩いているところがその接点で少しずつ(年に4センチほど)今も広がっているとのことです。

写真2 吹き上げる間欠泉、撮影位置とタイミングが難しくなかなかいいものは撮れません。


写真3 平原に上がる噴煙、多くは地熱発電に利用されている(発電機は日本製が多い)。


写真4 ホフジーハウス、1986.10レーガン、ゴルバチョフ会談が行われたとても小さな質素な家。

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宮城まり子さんと「ねむの木学園」

2016-02-25 | ボランティア

 毎月、WFWPの機関誌のハーストーリーを皆で輪読し、話し合いの場を持っています。先週のある日の午後、岐阜地区退職女性校長会長のH先生を囲み、楽しいひとときを過ごしました。今月の記事は、宮城まり子さんと「ねむの木学園」。

 掛川市にもう49年も、ハンディを持った人が暮らす「ねむの木村」を経営。記事のテーマは、「ダメな子なんか世界中ひとりもいない」。まり子さんは、30歳のとき、脳性まひの子供の役をして、はじめてその症状を知りました。そして日本で初めての肢体不自由児施設を作りました。併設されるねむの木こども美術館には、美智子皇后も鑑賞に来られました。

 誰にも相談せず、パートナーだった吉行淳之介さんだけに、打ち明けると、「きのう今日言い出したことなら、僕は止めるけど、君は10年も前から言い続けていたことだからいいでしょう。その代わり三つの約束をしよう。愚痴をこぼさない、途中で止めると言わない、お金がないと言わないことを」この約束が支えになっているようです。

 下は、本誌の内村鑑三の詩のページ。

 

 

お正月に娘から届いた雲南黄梅が開花

   

   夫の誕生祝いに届いたラナンキュラスも開花

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帯からバッグ

2016-02-24 | わが家

 いつも和服から洋服を仕立ててもらうKさんに、今度は古い帯を預けました。一ヶ月ほどすると電話があり、いいバッグができたと言う連絡をキャッチ。いつものようにランチしようと待ち合わせ。岐阜一高い43階ビルの二階で・・・

 すると、あの帯が二つのバッグに早変わり。40年前の派手な帯は、ずっとタンスのこやしにしていました。彼女は小さい袋もつけてくれて、ブローチまでも・・・それに全柄なので、もう一つ小さめのものも出来ていました。小袋は、カードなどが入れられとても便利。日々使っています。更に小さい小物入れも追加アップ。

 最下段は、頂いた30年前の従妹の帯からのバッグ。これも二つできて来たので、一つは彼女にプレゼント。

  

  一回り小さいバッグ

 

おまけの小物入れ

 

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六十年前の歌集

2016-02-23 | 短歌

 放送大学の友人Sさんから、ある方の和綴じの歌集を頂きました。「竹馬抄」。昭和28年発行。著者は及能謙一氏。東大出の学者で、横浜市大医学部の前身の横浜医専初代学長。もう旧制中学の頃から作歌をされていて、その頃有名な竹柏会に入っておられました。歌集の序文は、佐佐木信綱。序歌は、これも著名な太田水穂。 

 及能氏は、大卒後ベルリンに留学。さらに米国旅行。4人の娘さんのよき父でもありました。初孫が男児であったことも大きな喜びでした。戦争中は娘婿さんの出征もあり、悲しみの歌も見られます。戦後は職を辞し、奥様との静かな日々でした。

 現代のエリートは、時代のせいでもあるのですが、この人の真似は出来ません。医学者が歌を詠み、水彩画を描き、歌集を出版することは叶わない時代です。

 Sさんは、和綴じが気に入ったことと、見返しの雀の絵が目に止まり、古書店で買われたそうです。でも、もう見ることもないのでと、私に下さいました。感謝です。

 歴史が感じられる歌を挙げてみます。

わが前に妻が据えたる三つ組の朱の盃まづあけにけり (昭和6年のお正月)

リンカーンの像を見返へれば雪の上にわがふみし靴の外に痕なし (ワシントン)

みんなみの海になだれてベスビオは今もさりげなく煙吐き居り (イタリア紀行 このころまだ火山の煙が見られたようです)

埃及の砂漠の砂にわがかげも駱駝のかげも共に短し (エジプト紀行)

ほがらけき冬の朝霧とよもしてサイレン鳴りぬ皇子生れたまふ (昭和8年 平成天皇出生)

口ばたにいれずみ蒼きメノコひとり湖を見て居りかたへに立ちて  (このころアイヌの婦人も見られたようです)

牡丹画くと臙脂をときて筆とりてつつしみ心白紙にむかふ (絵の心得もおありです)

花といへば棺の上にもりあげし紅き蓮の花の見たりし  (原三渓の告別式)

新しく造営なりし神宮の檜のかをりむねにしみ入る (伊勢神宮遷宮の年 昭和15年)

小さなる四つの島にひしめきて生きる八千万のひとりかわれは (昭和26年の人口はこの数字でした) 

 

 

  

 見返しの雀

  

  太田水穂の序歌

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骨髄移植ドナー

2016-02-22 | 学校

 放送大学の廣田先生が英語授業中、さりげなく言われたことですが、骨髄移植のドナーを27年も前にされたとか。生徒一同びっくりしました。日本で52人目だったそうです。全身麻酔して、背中に100ヵ所も穴をあけて取り出すのです。全身麻酔をしたこともないので、想像もできない恐ろしさです。それも見ず知らずの白血病患者のために・・・とても崇高に感じました。献血さえ一度しかしていないのに・・・夫は会社勤めのとき何度もしたのですが・・・献血とは次元が違います。

 骨髄ドナー体験者は、私の周囲では、これまで誰もいませんでした。腎臓ドナーすら稀なのに・・・いくら健康に恵まれていようと、簡単に真似は出来ません。でも淡々とおっしゃるのです。

 写真は、庭のヒメリュウキンカ。

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公民館短歌会 117

2016-02-21 | 短歌

 パソコンの無線不調で更新できなくて、1日遅れになりました。歌会は、第三金曜日でしたので昨日土曜日に書く記事でした。万葉集は、1月の続きで難訓歌。独自の解釈をされている過去の研究者もそれぞれ意味が異なります。自分の都合の良い強引な解釈をすることを、「牽強付会」と言います。この日は、この四字熟語も覚えました。

 写真は、九州みやげの九十九島せんぺい(senpei) です。せんべいではありません。九州では煎餅をせんぺいと言うらしいです。Hさんの御孫さんが生まれられて、九州まで面会に行かれました。息子さんは米国滞在なのですが、お嫁さんが九州出身。(このせんぺいは、2012.2.18にもアップしていますが、包装がちがいます)

今月の歌

テーブルに歳の数だけ節分の豆をならぶる夫七十七     Sさん

  

  

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岐阜県図書館資料に見る岐阜の方言

2016-02-15 | 学校

 昨日は、放送大学の山田先生が、県図書館で講演をされたので、誘い合って聞きに行きました。テーマは、「岐阜県図書館資料に見る岐阜の方言」。先生は、もう10年も楽学会という講座を受け持っておられます。

 岐阜弁はあまり話したくないというイメージでしたが、話を聞くうちに平安時代から残っている古語もあり、捨てがたいものがあることが分かりました。語源はもかなか面白いものがあります。しんどいー心労。しゃもじーしゃくしの文字。などなど・・・

 微妙なアクセントでも訛りを区別できます。例えば、一月、二月もどこにアクセントを入れるかで関西、関東の区別ができます。いちがつの、ちとがをどちらを強く発音するか否かで・・・岐阜は関西と関東の境界線であるため、微妙です。その境界線が、川であることも不思議。昔は橋がないため、そこで伝播が途絶えたのでしょう。旧揖斐川の本流の杭瀬川が境界のようです。

 

 

図書館長による講師紹介

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日展 東海展

2016-02-14 | 文化

 日展東海展最終日前日の昨日、招待券を頂いていたので、友人と名古屋の愛知県美術館ギャラリーに出かけました。作家の説明会では、日本画部門の熊崎先生の解説を聞きました。昨年日本画の画家は約束の時間に現れなくて、中止になりましたが、今年は大丈夫でした。先生の話によると、紙は麻紙。絵の具など材料費だけで8万円とか・・・洋画と日本画の区別は、絵の具の溶剤の油と膠(にかわ) で区別するらしいです。岩絵の具は高価なので、今は色ガラスを粉砕することが多いとか・・・先生は岐阜の人で親しみを覚えました。隣の壁には、お弟子さんの作品。その作品の解説は、嬉しそうでした。

 昨年から改組日展になったのは、どうやら新聞社に叩かれたせいと知りました。マスコミの糾弾はかなりハードたったようで、審査員の選出方法も変わったとか・・・以前は内部ばかりだったらしく・・・

 今回は作品の多くが、日本芸術院展審査のため、貸し出されて、小さな写真展示で代用されていたのは残念でした。いつも奥様の晴れ姿を描かれていた中山氏は、今年初めて別の女性像。ご高齢なのか、体調不良か気になるところ。昨年4/15に紹介している長谷川喜久氏の日本画作品にも遭遇。岐阜の方がかなり多かったのに、旧師の書家G先生の作品は、今年も見られず残念でした。

 美術館内の茶房でテイータイムを取り、疲れることなく一日を過ごしました。昔ならもう一つハシゴするのですが、同時開催のピカソ展はスルー。最終日前日の土曜日にしては、空いていて好都合でした。

 

9階の茶房から見た日展フロア入口付近

  

  茶房でひと休み

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