湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

レム睡眠行動障害と/必殺月末締め

2008-05-01 05:49:21 | 引きこもり
珍しく父が早朝起きてこないなと天井を眺めた途端、父が大声で誰かを怒鳴りつけたかと思うと、物が倒れる音がして、ズシンと父がベッドから落ちた。急いで2階の父の寝室に向かう。この季節に暖房の暖気。厚いカーテンに仕切られた薄闇の中に父が立っていた。危ない!と思ったら、握っていた腕時計が叩きつけられ、棒が倒れるように、再び倒れた。あわてず、部屋の照明を点け、声をかけながら近づいた。

いわゆる夢遊病と異なり、「レム睡眠行動障害」は、比較的容易に目が覚める。父の身体に異常はないかチェック。不思議に骨折しない。軽い擦過傷の腕を消毒している最中も、ぼんやりと遠景を追う眼差しは、依然夢の入口を彷徨っている。行動を事前に声で誘導し、再び床に戻し、あと2時間弱、そのまま眠らせようとした。下手に水を与えたり、揺り動かしたりして覚醒させると、そのまま起きて、今度は食事騒動が始まってしまう。父はトラウマを抱えており、夢はいつも同じだ。それゆえに、起こして夢の中身を語ることは父に苦痛が伴い言葉は通らない。介入はプロに任せた方がいい。以前、母がここに立ち入り、突き飛ばされそうになった。語れないからこそトラウマなのだ。昔、精神科の外来で病院に予約した父が忽然といなくなる事件が起きた。事情を話し代わりに自分がトラウマの連鎖を断つ為に医師の指導を受けたことがある。高校時代のことだ。今も父から強制されたトラウマの残滓を、自分の内面に見つけることもある。ただ母には父のトラウマが見えない。関わりが相対化できないのだ。それだけに、父の暴力すれすれの事態を招いてしまう。大概は私がその場にいるので、引き離して難を避けている。しっかり目覚めていないときは危ないのだ。ことが起きれば、加害の父もまた傷つく。これも忘れてはならない。

父は精神科を頑として拒否する。宗教の立場を持ち出すが、極端な偏見を入信以前から持っていたので、拒否の内実はそこにあると思っている。

父の歪みとの長期戦が、父の老いの中で終盤戦に入っている気がしている。落下した枕もとの電話や照明をもとに戻して、静かになった父の部屋を出たとき、40分が経過していた。私の睡眠時間は再び削りこまれた。母に状態を簡単に伝え、ホーム通所の送り出しを母にバトンタッチして、朝日の差し込む私の床にとにかく横になった。

父はしっかり朝食を取り、何事も無かったように出かけて行ったという。手足に打ち身がある。それなのに痛みにかなり鈍感になっている。糖尿病の影響があるのかもしれない。実際、父の傷の治りは極端に悪いのだ。

夕方、私の留守のところに父が上機嫌で帰ってきたという。大丈夫なようだが、職員への引継ぎメモに事件と傷のことを指摘しておいたこともあって、傷の消毒は丁寧にしてくれたようだった。しかし覚醒時の父の平然としたこの落差に、家族は翻弄され続けてきた。ホーム職員に合わせて父を笑顔で迎えたが、「私はいったい何なの」と、夜帰宅した私に吐き出すように母は語り、立場を袋小路に追い込まれて苛立っていた。その母の話の最中、ホームの入浴の良さを大声でかぶせるように隣部屋から母に話す父。母の心情も語りも常に全く理解できないのだった。

私は引きこもり青年の学習巡回指導をしている。だがその家庭の威圧的な父親や、建前論から抜け出せない親御さんと出会うことも多い。勿論異様に淡白な態度の親御さんの場合もあり、家族関係には様々なケースがあるが、引きこもりの闇に投影される家族像の強烈さは、思わず手を握りしめ息を呑む場合もある。そのとき、私の心の中には、父との比較が浮かんでいる。これは自覚していないといけない。私の中には、ひとのつながりと切れ目が増幅して見えている。それが一息ずれた行動を作り、あたかも雑踏の中に立ち止まるようなことが起きる。私は群集に属さない。おそらくこの辺が、ひきこもり青年への対話のパスポートとなってきたのだと思う。

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光之村助成金の報告書を仕上げ、泥縄で領収書をサポチガ担当者Sさんから受け取り、出納帳を見せてもらう。勿論真っ赤の状態なのだが、バックでこうして経理を固めていてくれる方がいるから、私はブログを書くゆとりができる。感謝している。領収書を貼り込んで、月末締め切りの報告書を光之村の本部のポストに投函させてもらった。

しかし、さぽちがの新年度予算申請書がまだ仕上がっていないのだ。年間計画は概観は出来ている。しかし強烈な密度なので、レギュラー会員さんたちの呆れもあり、私が代表していいものかと悩ましいところなのだ。他会員からは YesもNoもない。無理も無いが、今年は広くつながらなくてはならない。だから内輪の会議以外の合流企画が多いのだ。

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茅ヶ崎サポセンの建物の隣は、セルフサービスのガソリンスタンドだ。朝から車の長蛇の列は途絶えない。暫定税制が強行可決されることで、ガソリンが再び高くなる。その前の買占め自衛というところだが、サポセンの入口が封鎖されてしまうので、窓口職員が頻繁に入口の状態を確認していた。しかしこれはガソリンスタンド側でやるべきことだ。

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今日は、問題の大きかった子の臨時担当をした&&女史から、やたらに電話が飛び込んでくるのに閉口した。彼女が苦戦しているのだった。しかし、退学した者を追うことは規約違反なのだ。私の関わりは制約を受けている。家出したA子の場合は公開直談判の結果、例外として認められた例ではあるが、そのA子は現在復学している。

相模大野の会議を中途退席して家に戻った。しかし家にも長居できないのだった。月末締めレポート2通と、光之村助成金報告書、さぽちが予算申請書の合計4通をPC担いで、ファミレスのはしご。母の家事の介入や、&&女史からの対応相談の割り込みを避けるために、家を逃げ出したのだった。

残りは予算報告書と、帰国した入谷さん(仮名)が持ち帰ったチラシ翻訳の宿題。(私は語学が大嫌いだというのに…(^^; )

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私が借りていたチクセントミハイの著作が、期限切れになっていた。図書館からメールが来ていたので、今日は返さねばならない。この本、借りるひとがいたのかと感心する。

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大森君(仮名)に馬鹿にされてしまった、つまんないスピーチをやる気だろうと。5/18の自由が丘君(仮名)の結婚式は、「うだうだと」長いスピーチをするなよと、明け方、「うだうだと」言われてしまった。これを傾聴とはいわないだろう。だから今回は夜間傾聴なし。

サポセンの立ち話では、11連休だそうな。
え、どこが?である。

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茅ヶ崎市背金活動推進課から、活動状況報告書を求められた。6月30日まで。また泥縄か。

県労働大学募集が始まったので、参加する予定。石川町のかながわ労働プラザに30回通うことになる。労働三法や諸制度、労働環境の聴講をしてくる。ジョブコーチの方の道が施設関係者が前提になるので実質閉じている。こちらは自分でやる以外ないのだろうか。今年度は企画もろとも内実作りなのだ。やれることは、やっておきたい。

今日はサウンド・ミキサーの解禁日なり。

夜間傾聴:なし

(校正2回目済み)
コメント
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