2022/01/25 記
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「御用聞き支援」は「外周支援」に大きく重なっている。災害は多様だが、防疫活動としての対コロナのような対感染症活動は、医療専門職占有の活動という傾向が顕著であり、一見災害ボランティアの関わりようのない分野である。だから、この対感染症(防疫)を例にする。「外周支援」は、専門職活動に隣接、または一部重なる「関連専門職活動の支援」活動である。
対感染症(防疫)活動は医療専門職の双肩にかかっている。市民は指導を受けて協力する立場に置かれている。
コロナでは、市民の役割は、マスク、手洗い(手消毒)、三密忌避の遵守とされる。ところが、病床逼迫や治療労働量と感染確率の激増、家族防衛という医療関係者の過酷な労働集中がある。ここを改善していく方策はないのだろうか。医療関係者の力量の拡張というベクトルには、幸い力量不足の構想だが「外周支援」は、必要性が増大している。医療関係者を孤立させてはならないのだ。
退役看護師の復職のような有資格者の応援ではない一般人の支援はなりたたないのか。
ここを解くには、医療ケア現場の作業観察が鍵になる。
私たちが医療現場を意識するのは病院。院内活動という閉鎖システム下の治療活動だ。それでも不足物資の調達とか、医療関係者の家族サポート、退院者搬送というような応援がありうる。
だが地域医療や防疫保健活動、疑感染待機者サポートなど、中等症2に至らない方々の医療ケアは、生活支援を抱え込んでおり、ここに災害ボランティアの活動領域がひろがっている。
新型コロナでいえば、医療関係者は、在宅待機者巡回観察と治療•看護、感染者サーべランス、防疫広報と指導、在宅既往症患者の治療•看護と防疫対策実施、ワクチン接種、一般傷病者の救急治療と検査、防疫を含む保育指導、医療ケアの必要な在宅障がい者看護•介護、在宅高齢者の看護•介護に加えた防疫対策、医療相談など、地域では、さまざまな活動をしており、そこには支援協力の多様な接点がある。
医療関係者の地域活動の治療•看護•介護そして保健広報と医療サーべランスは、それぞれにおいて、生活支援が内在するがゆえに、連携の活動が成り立ちやすい。これが「外周支援」の成り立ち基盤となる。この「外周支援」は、医療関係者活動の代替または外周補助の位置に立つ。
この「外周支援」の中で、要援護者に直接接し、間接的に医療関係者を生活支援において補助する活動を「御用聞き支援」と呼ぶ。
防疫活動に於いて、災害ボランティア活動は成り立たないというのは、医療活動の観察不足であって、活動がなりたつ隙間はある。あとは想像力の問題だ。次回は「御用聞き支援」を支える地域人材のことを書いていく。
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Jチャンネルのニュースをみていて、主観報道のおそろしさを感じた。加害者の女性は、インコを助手席に置き、獣医のもとにむかっていた。病気のインコと「じゃれていた」?!悪意を感じる。病鳥がじゃれる、え?
みくらべてみてほしい。
ニュースの主観性。ありありと。
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●「インコを気にして反対車線に」 男児ら死亡事故 逮捕の女 2022/01/25
https://www.fnn.jp/articles/-/304501
●「運転の女「助手席のインコとじゃれていた」自転車2台をはね3歳児ら2人死亡(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース 2022/01/25
https://news.yahoo.co.jp/articles/56c556c087caadab9e4d63b645eda0f16e30d240
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(校正1回目済み)