湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/5 山田さんの語りから「平常性バイアスと他者の迷惑縛り」のこと

2018-11-06 06:01:52 | 地震津波災害ボランティア
2018/11/05 記
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山田さんの語りの地域包括ケアの対象を災害時要支援者の高介護度高齢者・障がい者という平常時に困難を抱えている方々を念頭においているが、高齢者支援と障害者支援は、訪問看護や介護の場でつながってはいるものの、活動上では別個に展開され、つながりはない。災害という非常時につながる恒常的ではないネットワークが、傷病者や妊産婦、生活破綻者のような変化する方々を含んで、セイフティネット的地域包括ケアの恒常的なもの広域ネットの契機になれるかというと、あまりにも実態離れしていると言わざるを得ない。では災害時の地域ケアを支える連携は、どこに向かうのだろう。議論が足らない部分となっている。
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山田さんの語りは、石巻市渡波の発災時の家族と隣人の描写から、津波災害のリアルさに会参加者を引き込んで行ったのだが、いわゆる平常性バイアスのかかった津波予測判断や、異常事態への想像力欠如によるディスコミが、高齢者の被害を増大させた。身体の老いによる逃げ遅れを超えた。

避難所では、膀胱炎や断薬障害が広がる。水や食事の配給や起立介助に対しても、「ひとに迷惑をかけない」ことの生活価値観が、体調を悪化させ。風邪などの蔓延の元にもなっている。この「頑なな沈黙」が、医療専門職の判断を難しくしている反面、対応の不公平さが誇張されて問題化して、いがみ合い・いじめの元になっていく。

この人間関係の難しさが、治療や生活再建の遅れや事件・事故の原因につながってしまう。

おそろしいほどの危機情況と避難要請の伝わらなさがある。故に素人では無理だというのが、山田さんの判断。広域災害では、関連専門職の絶対数が足らない。つぶされてしまう。専門職の外周の助手がいる。若手育成である。

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風邪がやっと引いてきた。ある野菜の始末の煮込みうどんが好評。手抜き成功。母のリハ帰り、雨に濡れる。ちと心配。

夜間傾聴: なし
(校正1回目済み)

p.s. 被災障害者の自助と共助を書き続けています。
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