湘南オンラインフレネ日誌

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5/19&20 湯のぼせ事件の後遺症/「ヤングケアラー」誌を

2018-05-21 05:15:37 | 地震津波災害ボランティア
2018/05/19&20 記
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5/19
19日の食事会からの帰宅時、母の入浴事件があって、正直、落ち込んでいました。「めまい」は年何回もあることではないが、他者からみると危ないことは、しょっちゅうある。いわゆる老化で視野が狭まり、脊柱管狭窄症で、体調が悪いとき、間欠跛行が始まっている。快調時との落差が大きい。この落差が母の頑張りを生み、無茶が出る心因となっている。ひとりのときの入浴は避けるようにという話も、平気とふんばりやってしまう。元気の底が虚ろに抜けているのが、おそらくは当人、気が付いている悲しさ。4世代同居から始まった介護の終盤戦が始まっているのだ。

こういうときは、しっかり食事を摂るに限るのだが、今回は母は湯にのぼせて食事どころではない。結局私も簡単な食事で済ませ、まだ早いが母の寝室の明かりを消した。私は作業と夜間傾聴の時間だ。

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精神科の長期入院を廃し社会参加を体験から語る食事会の話を話し合ってきた。初め「(関連の話題の)質疑応答」があるのを不思議に思っていた。この会が、関連体験の当事者の悩みを解決するためのものか、**さんの体験を通して、長期入院という社会的隔離の問題を明らかにし、社会参加を進める活動を作ろうと提案するのが目的なのかが不明だったのだ。会がはじまって、再び不思議な体験をした。観客は当初私だけであり、目の前でそれは緻密な体験経過報告が行われて行った。どうやら社会活動のたちあげということではなく、彼の体験を表現する場として設定されたように思えた。ここの場は自己体験の吐露と交流の場であり、それを継続させていこうということらしかった。
この経験をめぐる対話構図の、共有の架け橋のなさが彼なのだと分かった。印象の不可解さこそ彼なのだと分かり、やっと彼とつながりを持つことができた。途中から、茅ケ崎が田舎と分かることだが、見たことのある方が遅れてやってきて、彼の知り合いらしかったらしく、彼の緊張もややほぐれたようだった。

実に緻密な生育歴レポートだったし、そこそこでぶつかる課題も、いわゆる医学的視点からの自己分析が入り、自己という建造物がくみ上げられていた。心の中での処理が中心となっており、そこに社会体験の事実が足場のように配置されていった。

私のお付き合いする方たちと似た印象のある語りであり、私も慣れた空気に触れた気持ちになっていった。

私の自己紹介を振られて困った。私はいわゆる契機となる生育歴は70年近いし、社会活動ダイジェストも55年分ある。彼らとの接点を話すのはアラビアン・ナイトを語るようなものだ。病弱と4世代介護を背景とした私教育活動歴と、時代との拮抗などを話しても、彼らには宇宙人でしかないだろう。そこで「個的困難を背景に抱えた青少年のキャッチアップ活動」と「差別」に向かい合う基幹活動、そして要援護者支援災害ボランティア活動のつまみ食いをエピソード的に語った。災害ボランティアひとつとっても、彼らの生まれる前からになってしまう。共感の及ぶところにしぼってと思ったが、ついはみだしてしまった。

私にとってみれば、慣れ親しんだ傾向の方との話だったし、自然食の食事もおいしかった。争うような場ではなく、その枠の中で充実した時間をすごすことができた。私と社会活動の立て方は違うが、それはそれ、これはこれという感じがあった。母の夕食時間のタイムリミットがあって、先にお暇した。

災害ボランティアを立ち上げて行く際の、有志探しには、ならなかったが、これはこれでいいのかなとつぶやきつつ、会は終わって行った。

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5/20
昨夜の事件の後遺症だろう、母は夕方まで起きてこなかった。幸い挫折は感覚的に伝わってこなかったが、それはそれで、母の頑張りは続くことになる。一夜止まっていた作業をやっていたが、藤沢の**市議が取り上げている「ヤングケアラー」の新書が入荷しているとの連絡が書店から入った。近々取りに行く。

新鮮なイカが入ったので、エビやシメジとともに、アヒージョを作った。これがまた失敗。母は抗儀で佃煮茶漬けとなった。難しい…。

夜間傾聴:ふたり

(校正2回目済み)

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