湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/2 NHKハートネットTV「シリーズ 被災地の福祉はいま」 東北継続支援から 他

2013-11-03 06:06:03 | 地震津波災害ボランティア

2013/11/02 記
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鎌倉で復興支援・気仙沼サンマの試食会のニュースを見た。観客らしき人物 が、「サンマを食べて応援します」とにこやかに語りかけるカットが流れた。カンパは被災地の児童福祉施設に贈られるという。非被災地からの定式化した支援方法だ。支援の継続に敬意を表するが、「サンマを食べて…」と発言している方に、疑問を感じてしまう。被災地の現状報道をごらんになりましたかと。東北で、この映像をどう感じただろうか。支援の質を深められないでいる非被災地の現状に、情けなくもなるのだ。どうして 「投げ銭善行型」に留め、自分を状況の外側に置くのか。

以前、豊洲の高層マンションの活況のニュース画像に、小学校の児童数の急増の学校のカットが映され、続いて通勤の便利さがと語る住民のにこやかなインタビュー応答を見た。古くからの埋立地で海抜が低い。激震があれば、浸水や3・11の浦安のような液状化もあるが、私には1,000名を超える児童が、津波避難に使うのは隣接高層マンションとしたら、この人数を短時間移動できる階段があるのか、高層マンションは生活空間でもあるので、震災火災が上階から起きたとき、挟み込まれる危険はないのかと背筋が寒くなっていた。3.11の巨大災害から何も学んでいない人々の現状がある。東京オリンピック施設を湾岸に集中させる行政センスをみていると、推して知るべしかとも思う。オリンピック開催時、直下型地震があったら、埋立地に閉じ込められる大量の被災者が出る。

民放から震災報道が激減して久しいが、最近NHKが注目すべき報道シリーズを組んでいる。今回のブログの末にそれを載せた。特に「NHKハートネットTV『シリーズ 被災地の福祉はいま』」は、大事な番組だと思う。

私は防災と被災地継続支援の取り組みの中に、青少年の力を位置づけなおす方法を探っている。ただ、被災後数年の段階で現れる保健と生活福祉をめぐる深刻な問題が、予測どおり登場しているのに、カンパ金に換金してしか支援ができないものかと考えている。私は防災活動のなかに、被災地の体温と息吹を湘南に持ち込む場をつくり(要援護者支援懇話会)、手立てをまさぐり続けている。医療情報QRカードは、茅ヶ崎は勿論のこと、資金繰りが苦しい小さな自治体向けの、廉価な救命医療のシステムとして価値が出ると思っている。しかも皆が真似できるオープン提案だから、営業セクタが割り込まないで済む分、安く上がる。

それにしても、寝たきりや認知症を起こしていたり、その予備軍の被災高齢者の方や、家族離散、就労不安定貧困化、子どもの生活環境と進学資金問題、医療福祉人材不足空洞化、地域高齢化・独居化・過疎化の課題、福島の避難生活長期化等どの課題を考えても、現地の専門職以外に手が付けられないかのような現状は、このままでいいはずがない。支援初心者でも手がけられる医療福祉の活動を切り出し、青少年への分担を行い、専門性の高い部分にフットワークを良くしていく方策を考えている。

災害ボランティア活動は、身体障がい関係の方以外、生活の現状に直結して見えないから、関係者の 乗りが悪い。高齢者や乳幼児や妊産婦の方は、震災に対し「保健」や「治療」という接点があるものの、知的・発達障害の方には、病気ではないという距離がある。安全避難や地元健常者との衝突回避、家族喪失対策などの課題があるが、行き当たりばったりで超える以外ないと諦め半分で関わらざるをえない現状がある。「いつか私たちも通る道」と観念的に唱えても仕方がないのである。しかし、一度災害発生となれば、死亡率が2倍を超えてしまう事態があるのだ。(映画会観てほしい。)

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母が風邪を引き寝込んでいる。食事を摂らないので、ここ数日、長時間外出が出来ない。食事をしっかりたべさせる必要がある。相模大野校は明日の分を入れ替えで、面談作業をやってきた。

「コミュニティメディア~コミュニティFMが地域をつなぐ」の読み直しをしている。右目が明暗と色のにじんだ輪郭しかみえないので、疲れる。左目も視野中央と、周辺まだらに霞がかかっているから、集中力がいる。湘南ナパサなど地域例もあって面白いが、これも外側の構え。ひとに割り込むマイクロFMの価値をまとめなければなと思っている。

連休はなんとも意味がない。まもなく日の出。伸びをする。


●NHKハートネットTV
「シリーズ 被災地の福祉はいま」
(Eテレ 20:00~ 再放送 13:05~)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/
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☆第一回「居場所を失う子どもたち」11/4・11
☆第二回「行き詰る仮設住宅の暮らし」11/5・12
☆第三回「相次ぐ新たな”こころの病”」11/6・13
☆第四回「家(うち)へ帰ろう-陸前高田・お年寄りを
     支える医師たちの日々-(仮)」11/11・18
以下(続)

●「NHKスペシャル 頼れる人はどこに~老人漂流社会Ⅱ~(仮)」NHK総合 11/24 21時~

以下、参考に…。

<『NHKアーカイブス』にて視聴可能>
●2013/10/28「ひきこもりを地域の力に ~秋田・藤里町の挑戦~」

夜間傾聴>**子の和尚さんから22時台に連絡有り。
     塾長(酒を飲んでいる)
     ひとり

(校正2回目済み)

コメント
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