月曜には、整理がつくというものの

２／２０の上映講演会の内容がほぼ同じ会が、ほぼ同じ日程で、隣接した地区で行われるといことがわかり、調整に追われた一日だった。一応の調整話は進んでいるが、2/20は中止することにした。この会場は私の所属団体名で借りたので、軽度発達障がいの青年の就労支援講演会の方で使えないかと、全体の練り直しをしている。月曜までには整理できると思う。しかし偶然とはいえ、出だしから道を阻まれた格好だ。今年はきつい予感がしている。

午前から相模大野で進路をめぐる学力低迷に際どい判断を迫っていた。憂鬱な個人面談を終わらせ、公から私へと切り替え切れない気持ちを引きずって家に戻った。父が14時半にショートステイを終えて帰宅するからだった。父は異様に萎えて足元が定まらずに帰宅した。案の定、ベッドに戻ってすぐに便が爆発。尻に手を差し入れる父の行動を阻むが、猛烈な抵抗と紙パンツ降ろしで、ベッドから床まで手についた汚れが飛び散り、再外出の予定は大幅にずれてしまった。ケアに携わるものは、会社組織的な厳格な予定で動くことは出来ない。子育て・高齢者介護・障がい者介護など、相手の状態にケアする側が合わせなくてはならないからだ。これはたちまち際限のない手間に陥る家事一般にも、共通のこととして拡張されることである。主婦が時間にルーズと批判されることが多いが、私はこの点で主婦の味方である。

結局１時間近く遅れて、会の予定調整に飛び出した。バス停でＯさんご夫妻に出会ったが、頭の中は話し合いの端緒をどうつかむか、時間が間に合うか、そんなことでいっぱいだった。終業時間間際の先方に、突然の話を持ち込んでも弾かれてしまうのが常だった。特にホームレスの話題を出すと、それは自分の担当ではないとばかりに、該当担当課を述べたて、取り付く間がない切断が始まった。だから今回も同様だろうと憂鬱になりながら、企画担当者を訪ねた。

強烈ガードの人はいなかったが、代わりに自己紹介が必要で、この場面でＯさんの力作「湘南ホームレス便り」のシンプルさが資料として役に立った。話が開かれ、取り合えず調整の話し合いが始まることになった。

急ぎ講師への結果連絡。これは空ぶり。メールとなった。話が暗礁に乗り上げたときの応援団を頼んでいたが、こちらも出番とはならなかった。（お騒がせしました。）

約束の時間迫る中の食材の買い物を済ませて、茅ヶ崎駅から鶴が台に出た。古本屋さんの山本君に、洋書絵本の関係の持ち込み相談も有ったので、この設定になったのだが、こちらのお店は、先方宅から少々遠いが、地元引きこもり中年の親御さんにご足労願って、文庫のソファーを借りて、今後の話を詰めさせてもらった。近くのお店グランマは、18時には店を閉じる。プライバシーのこともあったので使わせてもらったが、山本君には迷惑をかけてしまった。

ハローワークはＰＣ検索で済ませるのではなく、担当者とうまく組む必要がある。マッチングがうまくいくと、求人の有無とは別だが、自分の就労の見通しが出来てくる。この関係の仲介をすることと、また、しごとサポーターのＫさんとつなぐことも、手帳がないため対象が少しはずれるが、アドバイスは有効と思われたので、出会いのセッティングも進めることにした。

話を終えて親御さんと別れ、山本君にお礼を言いに事務室に入ったが、扉の中は、ただ事ではない忙しさが見て取れた。彼はタフ。経営者の卵だなとはっきりみてとれる。今すぐという内容でもないので、挨拶だけで退散した。

家の戻ると、昼間母がかかりつけの歯医者に行き、父のパニック時の肘鉄で折れた差し歯の応急処置したばかりというのに、また折れてしまったと言い出した。歯茎が出血こそしていないが色が変っており、翌日は金曜日だからとにかく歯科に行って治療することになった。さて困ってしまった。金曜日、私は足止めである。夜の巡回は大丈夫だが、調整に動けなくなった。こういうとき、ヘルパーさんに父の留守番を頼むことが出来ないのは矛盾だ。父の介護中、家族が家にいなくてはならないのだ。事故の責任のことらしい。これでは意味がない。やむなく昼間の仕事を担当者に嫌味を言われつつ、電話を切った。

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北大路書房から「想像力を触発する教育」（Ｋ．イーガン著）が出ると新聞広告欄に出た。まだ店頭には出ていないようなので、通販に予約を頼んだ。先日の研究会で紹介されたものだ。

p.s.＜参考＞「『障害者雇用』の現状　"役に立つ実感"で成長」　注目である。


夜間傾聴；大森海岸君（仮名・こちらから技術相談）
　　　　　橋本２君（仮名）


（校正２回目済み）