湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

祖師ヶ谷大蔵の「本人たちの会」の成長が参考になりそうです(世田谷「にんじん村」WSより)

2005-11-14 04:55:21 | 引きこもり
「にんじん村」と講師の皆様へ

 世田谷「にんじん村」に久々にお邪魔してきました。前回は足の怪我をする前、いやもっと前だから5年は優に経っています。森野さん、お久しぶりでした。

 今回の講演は世田谷区の各施設代表の講演。具体的な情報や事例を軸に話が展開されたので、面白かった。当事者からの質問が飛んでいるのは、にんじん村の活動の厚みですね。他の団体の講演会に出かけても、あまり見かけません。

 今回、世田谷区立知的障害者就労支援センター「すきっぷ」施設長の宮武秀信氏のお話は、横浜・川崎を飛び越して世田谷まで聞きに行った甲斐がありました。就労研修経験者当人の「本人たちの会」が立ち上がっていることや、それが祖師ヶ谷大蔵の交流拠点作りに行政参加で流れとなっていることなどは、「湘南版ジョブカフェ」構想を推進している我々にとって、励みになるお話でした。

 大企業雇用・産業構造の変化による製造部門から消費流通部門への職種の変化などは、知識として知っていますが添付資料の表のように、具体的にどこに就職していったかとうようなデータはなるほどと思います。

 先方の企業の職種とのマッチングというジョブコーチ式の方向付けは本流ですが、我々が提案している「起業」筋や「フリーエージェント型チーム就労」の形も非常用雇用制度との関係では、考えうると思います。問題が多いのは事実ですが。

 全国を見渡してみれば地方の若年者就労の厳しさはハンデキャップを持った者の就労の困難さにつながって見えてきます。このとき「起業」という線が出てくるのです。問題はそのアイデアと資本を誰が出すのかという部分です。

 そんな生易しいものではないとお叱りもうけそうですが、ハンデキャップを持つ者と支援者の「就労しゃべり場」つくりは、そこから新たな動きが生まれる醗酵槽です。これは行政が半分手伝ってもいいものだと思います。

 そんな気持ちを持って参加した「のっけ」から宮武氏のお話。驚きもし、我が意を得たりと早合点してみたりと心動く講演でした。

 次回のワークショップ(23日)も参加させてもらいますが、「すきっぷ」や明日紹介の進藤義夫氏の障害者支援情報センター「プリズム」などの見学をお願いにお邪魔すると思います。よろしくお願いします。

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