湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/18喫茶メニュー試作/11/19県央やまびこ講演会に参加して

2005-11-19 15:59:21 | 引きこもり
昼夜逆転人間には朝の企画は堪えます。県央やまびこ主催の講演会に参加してきたのですが、小田急線「鶴間」駅の近くの保健福祉センターに、150名を越える自閉症児を持つ親御さんや関係者賀集まっていました。しかし服巻智子さんの講演は、内容が自閉症の特徴の整理であったにもかかわらず、眠気を払う面白い物でした。藤沢の市民活動推進センターに立ち寄ったのがいけなくて、睡魔に襲われていますが…。

自閉症の特徴を具体的な事例をあげて、親御さんの日常体験と結んで語るのはいいのですが、語り手がやや不安定。軽飛行機に乗ったような眩暈に襲われました。

TEACCHの構造化の必要性などを語った後、施設の様子を写す場面で、語る内容以上の仕掛けが仕組んであるのに気がつきました。面白い話をする人の語りは含みが多いのです。喫茶活動を行なうパートナーは、当初遅滞の人たちを考えながら膨らませてきたので、自閉症者のパートナーは構造化の流れとどこでマッチングをとるかが、かなり経験を要することになりそうです。しかし面白い試みだということが自分でも分かります。私たちが何気なく行なっていることが、様々な要素によってなりたっていることや、「共感」の構造が際立って見えてくるわけで、私を知る鏡としては、微細なところまで見えてくる特徴があります。さて服巻さんはどういう方かというと…

●服巻智子さん略歴
http://www.interq.or.jp/japan/aschiba/will/page018.html

時間にゆとりをとって語ってもらったら、かなりの「パノラマ」が開けてくると思います。


------

昨日は、たまっていた仕事の方を片付けていましたが、またひとり担当する子が増えました。DVがらみで大人だってこの環境はきついという状況で、実質母親代わりのおばあさんに付き添われてやってきました。しんどい状況にある子は本当に孤立する社会だと思います。

喫茶メニューは、立地条件によって店の性格が全く変わってしまいますが、茅ヶ崎サポセン隣が場所になるならば、サポセンへの出前と、喫茶店スペースへのサービス提供のふたつの内容を別々にたてることになります。

サポセンは会議室がないかわり、ビル内にあるような参加時の敷居が低いという開放的な特徴があります。いずれ建物が建て直されることを見通して、会議と談話を進める「お茶うけ」的な脇役メニューをデザインします。一方、喫茶スペースは包摂的な落ち着きを基盤に、談話の脇役メニューを超えて、軽食的なメニューが入ってきます。この一連の喫茶活動が、「ケア・パートナー」の友人関係を育てていくのみならず、喫茶スキルを修得していくことにもなるのですから、彼らに受容され、なおかつ商品価値が出てくるものでなくてはなりません。

そんなことを念頭において、メニュー候補を選びます。「珈琲」「紅茶」「日本茶」の銘柄を仕入れ値の検討をふまえて決めました。「珈琲」は「UCC」系と「ネパール」系のブレンド。「紅茶」は振り出しパックをそのままお客さんに出します。「日本茶」は静岡茶系自家製振り出しパックで考えています。こうするとカップの中に飲料を入れて運ぶことが減ります。そのかわりポットで提供することになります。

またプレートメニューを採用せず、カップメニューでいくことを考えています。食器コストがあがったり、洗浄が厄介になりそうな気もします。しかしメニューのカプセル化を進めることができます。対人交渉や厨房の生産活動はジョブコーチの目が必要だと思います。以前から言っていた「せんべい」による個性化も入っています。

こういう大枠の中で実際に飲食物を作っては、条件の精査にかけています。初動が安定した展開になれば、構えをラフにしていくことができると予測しています。

シャーベット2種類・アイスクリーム1種類試作。シャーベットは2種類とも失敗でした。商品価値がいまいち伴わないのです。

今日はカップメニュー1種類に挑戦してみます。これは作製時間とか安定性、コストなども関係してきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする