日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

やり残し

2019年12月16日 | 生活・ニュース
 令和元年もあとわずか、そんな常套句が気ぜわしさに火をつける。核家族化と共働きなど、私の若いころにはあまりなかった世の中の変わりようで、年末は必要以上に忙しい家庭も多いだろう。このところ火事の報道が相次ぐ、いくら忙しくても火の元だけは気をつけよう、これだけは新旧の違いはない。

 年越しまでには2週間ある、気づいたことから手を掛けている。あれをしてこれを済ませて、と気づくのは家内の役目。そうだった、と手を掛けるのは主夫の勤めになる。こうして半世紀以上を無事に過ごし、年越しをして来た。処理をしながら感じ始めたのは、処理するスピードが少し落ちてきたいうこと。慌てて怪我をするよりはいい、そう言い聞かせながらやっている。

 この時期になっても葉が1枚も残っていない柿の木に熟した実が残っている家がある。鈴なりの小枝もある。根元には落下した無数の熟柿がぐずれた形で無残な姿になっている。せかっく実ったのに誰にも手を掛けられず朽ちている。熟柿は野鳥の餌と思っていたが、彼らも餌としないらしい。こんなやり残しはあちこちにある。

 来年は傘寿を迎える。これまで書きためたブログや掲載された投稿などが約4千数百編ある。この中から自己基準でセレクトし「手作りのエッセイ集」を作りたい。基本的な構想は形にしたが、セレクトが進んでいない。これが今年のやり残しとなる。これから1年、どんな形になるやら見当はつかないが、ゆっくりでも歩き出したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする