日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

おでん

2019年12月07日 | 自然 季節

 今日は24節季のひとつ大雪。山岳だけでなく平野にも雪が降り始めるころで寒さが増す。平野と言えば横浜で初雪が観測されニュースになっている。当地もこのところの最低気温は2から3度台、最高も12か13度台で冷えこんでいる。錦帯橋から見上げた月、満月までには数日あるが、さぞ寒かろうと同情する。

 寒くなると温かい食べ物が欲しくなる。そのひとつに「おでん」がある。現役のころの話。なじみの小料理屋、その原点は界隈では良く知られたおでん屋だった。小料理屋に変わったが、寒くなるとカウンターの端におでんが登場する。その担当は先代の女将。肴が出るまでに2、3品見繕って出す。若い女将が「前回と同じ見繕いはしない」と話していた。それは「前回出したものを記憶している」という。「若いほうが負けそう」と笑っていた。

 そんなおでんが店主の敬遠で店頭からきえつつあるという。それは24時間営業が売りの略称コンビニでの話。働き方改革とかで人手が足りないうえ、おでんは店員の手間が包装品などに比べ数倍かかり、さらに廃棄する率も高くその経費も経営を圧迫するという。便利に利用する者に不便になるが、倒産してはなお不便になることを思えばガマンガマン。

 スーパーで漏れ聞こえた話。「鍋にしたいが野菜が高い。でも白菜なしと言う訳にもいかず4分割した小さな物で我慢する」。高騰は異常気象や自然災害の影響という。旬の野菜をその時期に食べたい、それは贅沢ではないと思うがそうならない現実がある。スーパーでいつも十分に積まれているにはバナナくらいだ。これは野菜の代用にはならない。家庭の味が家族の絆になるおでんや鍋、満腹はいつか。
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