日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

モグラ捜し

2019年12月21日 | 生活・ニュース
2019年12月21日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 5歳くらいの女の子とその両親が花壇周りで作業している。「花植えですか」と声を掛けると「モグラが見つからない」と悔しそうに子どもが答える。
 「いないのは分かっているんですが、娘が捜すというのでお付き合いです」と母親がそっと説明し、うれしそうに笑う。花壇にあったモグラのトンネルを掘り返しているところだった。
 何でもネット検索で解決する世代だが、子どもが抱いた疑問や好奇心のため、一緒になって掘り返す若い両親に感心した。
 この体験は成長につれて必ず身について花が咲く。かわいい移植ごてを見ながら思った。
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運転技能検査

2019年12月20日 | 社会 政治

 起床してスマホを開くと「今日は道路交通法施行記念日」と聞いてもいないが表示される。こんな記念日もあるのかと知る。それまで施行されていた道路交通取締法が廃止され新たに「道路交通法」(道交法)が1960(昭和35)年の今日施行されたという。社会人になって1年後のことになる。この間、携帯電話の使用禁止や後部座席のシートベルト着用の義務化などがあった。

 偶然か否か、購読紙の「今日の紙面」というニュース紹介のトップに「違反高齢者 運転試験」とある。記事には「警察庁は19日、一定の違反歴がある高齢者に対する『運転技能検査』を創設し、免許更新時に試験を義務化する方針を固めた」と載っている。コース上で実際に運転状況を判定し、合格しなければ免許更新できないという。

 高齢者による大きな交通事故が多発しており、その対策の一環としての施策という.。技能検査は一定条件条件下の取り扱いとなっているが、条件クリアーのためには日々の運転、交通違反をしないことが重要になる。コース上での技能検査でなく、通常運転する一般道路での検査なら緊張感もうすれるのではなかろうか。

 技能検査はくり返し可能といういうことで、復活の道はある。不合格なら更新できないので、公共交通機関に頼るしかないが、自家用車の普及に伴い公共交通機関は減便や路線廃止などで日常生活は厳しくなっている。しっかりした対策を望んでおく。というのは、新しい制度は22年度開始が目標とある。私の次回更新は21年、その次のことは分からないが、安心社会の実現を望んでおく。
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最後の空の旅

2019年12月19日 | 生活・ニュース

 報恩講、「親鸞聖人の御命日を縁とした報謝の集い(浄福寺寺報)」。毎年、この時期に3日間にわたり行われ、その年最後の寺参りとなる。年間数回行われる法会に中で集う人が多い。その年1年への報恩への感謝の気持ちからだろう。「お会いするのはいつも本堂ですね」と幼馴染から声を掛けられ、「ご縁でしょう」と笑いあった。

 いつの集いでも、仏法に関する話が「法話」として毎回変わった視点から教えられる。誕生も死も今は多くが自宅でなく病院となった。いろいろ話の進む中で「お骨に対する敬いが次第に薄くなっている」、それにつれて親子を含む人と人の繋がりが疎遠になり鬱陶しく感じる世になっている。法話で各地を回られる講師の法話はその具体例があるため理解し易い。

 金婚式を終えたばかりで妻を亡くした人。関東から九州の墓へ納骨のため骨壺を鞄に入れ空港で手荷物検査を受けた。「お預かりします」という職員に手に持って搭乗したいと了解を得た。着席したら客室乗務員がやって来て「隣の席を確保しました。鞄を乗せお二人で旅をしてください」といいシートベルトを掛けてくれた。お骨に対する航空会社の姿勢に講師は感動したと話す。聴く方も涙目になった。

 「隣はなにをする人ぞ」、そんな社会になって久しい。そうなった原因は各方から発せられているが、少子高齢化も絡み終息しそうにない。解決のひとつに「お骨」への意味合いを思いあうと、これまでとは違った人と人の関係が見え始めるのでは、法話の資料を見返しながら思う。
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歳末の警戒

2019年12月18日 | 地域
 歳末といえば「助け合い」が連動するくらい呼びかけられた時代もあった。助け合いの方法が多様化し、街頭での募金活動は見かけなくなった。大型店舗の出入り口では慈善団体の人らが今も声掛けをされている。大々的なのはTV各局が放送を通して呼びかけている。各局が競うのではなく、共同してキャンペーンを張れば、視聴者も協力しやすいし手間経費も削減できるのでは、などとつらつら思う。

 こんなメールが来た。「インターネットの広告やチラシ投函など様々な方法で自社の提供するサービスや商品を売り出す。『特別価格〇〇円!、初回限定△△円!』などの表記を見かけることが多い。実際に購入すると『特別価格は1個の値段です、初回限定の適用は▢回分購入の定期コースになります』、など想定よりも高額になるトラブルがある。原因は消費者の注釈見落としがほとんど」。発信は市の消費生活センター。気をつけよう。

 このところ火災が相次いでいる。年末になると消防団の人が「カッチカッチ」と拍子木を打ち「火のよう~じん」と呼びかけながら夜回りされていた。「ご苦労さんです」と声を掛けていたが出来なくなった。夜回りは続いているが消防車での巡回に変わった。緊急時対応には安心だが、歳末の風景と交流が希薄になりつつある。

 猛威を振るうインフルエンザ、今日県内全域に「インフルエンザ流行発生警報」が出た。患者発生数が前週に比べ2倍で、警報はここ10年で最も早いという。家庭医からも罹患しないよう注意されている。高齢者補助もありワクチン接種は済ませいるが、歳末警戒の項目に追加しておこう。 
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赤い鼻のトナカイ

2019年12月17日 | 生活・ニュース

 公民館にクリスマスツリーが、同館内にある図書館には園児ほどの大きさのサンタ人形が飾られた。サンタ人形は人気があるのか、訪れた子どもらが話しかけたり触ったりして嬉しそうだ。クリスマスが近くなると例年見られる光景ではあるが、子どもの成長には欠かせないイベントがやってくる。子どもたちにはどんなクリスマスがやって来るのだろう。

 クリスマスソングとして知っているといえば「真っ赤なお鼻のトナカイさんは・・・」「ジングルベル」くらいだが、それも出だしだけ。米国在住の日本女性のブログで、赤い鼻のトナカイの話の誕生のいきさつを知った。それは4歳の女の子が父親に、寝たっきりの母親について問うた。その答えが「赤い鼻のトナカイ ルドルフ」で、やがて本となり数百万部読まれているという。

 キリスト教徒でないこともあり教会へ足を運んだのは結婚式に参列した数回ほど。したがってトナカイの話をどのように導きの中に織り込むのか知る由もないが、暗い夜道にはピカピカの鼻が役だったという、あのクリスマスソングのようになるのだろうか。身体の一部分を捉えて言葉にすることはどうかすると、いじめや虐待に連なる事例が報道される。トナカイの話はどうなのだろうか。

 最近はクリスマスに限らず、もろもろの行事がよい商機に利用されている。その商機に載せられて、あるいはそれに担がれて華やかに繰り広げられる。伝統ある行事そのものの本質を逸脱していないかと首を傾げることもある。年々寂しいなる郷土の祭は、社会変化ではあるが商機を作る人らの移出と思う。白蛇の赤い目に期待したい。 
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やり残し

2019年12月16日 | 生活・ニュース
 令和元年もあとわずか、そんな常套句が気ぜわしさに火をつける。核家族化と共働きなど、私の若いころにはあまりなかった世の中の変わりようで、年末は必要以上に忙しい家庭も多いだろう。このところ火事の報道が相次ぐ、いくら忙しくても火の元だけは気をつけよう、これだけは新旧の違いはない。

 年越しまでには2週間ある、気づいたことから手を掛けている。あれをしてこれを済ませて、と気づくのは家内の役目。そうだった、と手を掛けるのは主夫の勤めになる。こうして半世紀以上を無事に過ごし、年越しをして来た。処理をしながら感じ始めたのは、処理するスピードが少し落ちてきたいうこと。慌てて怪我をするよりはいい、そう言い聞かせながらやっている。

 この時期になっても葉が1枚も残っていない柿の木に熟した実が残っている家がある。鈴なりの小枝もある。根元には落下した無数の熟柿がぐずれた形で無残な姿になっている。せかっく実ったのに誰にも手を掛けられず朽ちている。熟柿は野鳥の餌と思っていたが、彼らも餌としないらしい。こんなやり残しはあちこちにある。

 来年は傘寿を迎える。これまで書きためたブログや掲載された投稿などが約4千数百編ある。この中から自己基準でセレクトし「手作りのエッセイ集」を作りたい。基本的な構想は形にしたが、セレクトが進んでいない。これが今年のやり残しとなる。これから1年、どんな形になるやら見当はつかないが、ゆっくりでも歩き出したい。
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きれいなお空

2019年12月15日 | 生活・ニュース

 角を曲がったら、少し先を行く女性は女の子と手をつないで歩いている。女の子は手をつないだままスキップしたり顔を上げて会話している。何とも楽しそうな姿が見ていてわかる。散歩かな、と思いながら追いつき追い越す時だった、女の子が「おばあちゃん」と呼びかけた。孫と祖母の二人ずれと分かった。

 祖母へ呼びかけた女の子は上空を指しながら「とってもきれいなお空ね」と話かけた。その言葉遣いといい話し方といい、それは詩を朗読するかのように聞こえた。今日も良く晴れた、そんな俗っぽい言い表し方に慣れている私の耳が驚いろうと思った。少し行き過ぎて振り向くと、祖母はしゃがんみ孫目線で会話していた。何とも言えない光景に女の子の幸せを感じた。

 雲一つない青色だけの上空、澄んだ心の持ち主の女の子だから、飾り言葉なしに発せられたのだろう。うらやましい。米タイム誌で「今年の人」に選ばれたグレタ・トゥンベリさん、16歳にして気候変動対策を世界に向いて発信している。

 青い空を巡る現実の世界はどうだろう。マドリード(スペイン)で開催中の国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)の報道を見ると、地球が一つになって環境改善に進む姿は見えない。先進国といわれる国々を中心に産業界などが規制に後ろ向きのように思う。グレタさんの訴えを為政者はもう一度聞き思いを変えて欲しい。そのことが、街で出会った女の子の美しい心をより大きく育てることになる。
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忘年会

2019年12月14日 | 回想

 新聞の折り込みチラシ、時節がら歳暮や忘年会、正月用品などいつもと変わらぬ歳末風景、このところの寒さ到来もあり季節感漂う平穏な日常に見える。しかし、チラシから競争の厳しさが伺える。特に飲食店の忘年会、飲み放題はどこも同じ、その中身の濃さや工夫がどこまで客の目を引くかの勝負のようだ。

 60年あまり前に社会人となり退職までの忘年会出席回数は計算不能。職場の忘年会は職場行事として親睦会の役員が腕を振るっていた。娯楽の少ない昭和の半ば、ワンチームではないが職場同僚との親睦には欠かせなかったと思う。家では食卓にのらない料理も味わえるなど楽しみで、世話役になった時のことを想像しながら楽しんだ。酒は飲まなかった。

 最近の若い層は忘年会を敬遠するという。多種多様な楽しみがあふれるこのごろ「忘年会」という歴史を感じさせる言い方に新鮮さがないのだろう。忘年会は古いけど工夫すれば職場の生産性を上げる。酒席でのセクハラ、パワハラも忌避の理由らしいが、そういう経験のない者には想像がつかないことで、あれば厳に罰すべきだ。

 忘年会幹事となった新入社員が退職する事例があるとか。古参社員はあれこれ言わず、若手社員が力を発揮しやすい雰囲気作りでサポートしてはどうだろう。新入社員教育でもあると思う。思い切って「Year-end party」とでも変えてみるのも手だろう。私の経験では忘年会は忌避しない、ただ、上司の姿勢しだいで会が面白くもありそうでないこともある、職場長の責任は重い。
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慎重にクリック

2019年12月13日 | 生活・ニュース

 昨夜は令和元年最後の満月でした。アメリカでは月ごとに満月の呼名があり12月は「コールドムーン(Cord Moon)」と呼ぶそうだ。ちなみに1月は「ウルフムーン(Wolf Moon)」とある。満月は積み重ねてきた行いに対する結果とか、どんな成果かわからないが、月を風流とする習慣が米国にもあるようだ。

 そんな意味ある満月も翌朝の明けきらぬころ西の空へ傾きかけていた。今日は13日の金曜日、その月の1日が日曜日なら13日は必ず金曜日で年に何度かある。13を「忌み数(いみかず)」とするには諸説あるようだ。日本では「4」はあることにまつわるから欠番にする。「3」は惨に通じるとして避けるともいう。

 忌み数の13日、こんなポリスメールが届いた。「65歳以上の高齢者だけでなく、20歳代以上の幅広い年代に『利用料金未納、何億円が当選』というメールが送られてくる。サイト閲覧中、突然『登録完了』と表示される手口の詐欺被害が発生している」。これまで、詐欺メールは承知の上で、どんな文面かと読んでいたが、閲覧中に引っかける新手が登場したようで届けば削除しかない。

 詐欺メールは13日の金曜日だけに送りつけてくるものではない。しばらく遠のいているが「それみろ高齢者」と指をさされないよう気をつけよう。メールを始めるとき「不明、不審なメールを開くときは、ワンクリック百万円と思え」と指導を受けた。これを守って今日まで被害はなし。これからも確認してクリックしよう。
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明るい歳末に

2019年12月12日 | 社会 政治

 「花火は夏の夜の風物詩」、この句に誰も異存はない。ある年末の宴席で「飲酒取り締まりは冬の風物詩」と、当人は洒落のつもりと弁解したが、風物詩にあらずと一蹴された。その中にいた一人がある年の年末、自転車飲酒運転で一晩警察のご厄介になった。歳末の飲酒運転取り締まりのニュースを見ると古い話を思い出す。

 地元紙に載った「お酒を飲んで自転車に乗るとレッド」という全面広告、カープの球団色レッドに懸けている。登場人物が自転車を押す前田智徳とエルドレッドの二人。掲載は「HIROSHIMA飲酒運転ゼロPROJECT」で企業や自治体など50の団体となっている。車の飲酒運転防止はよく目にするが「自転車」も車両、注意喚起に役立つ。

 自転車と言って侮るな、厳しい罰則のあることを知った。「酒酔い運転」は5年以下の懲役又は100万円以下の罰金になる。酒酔い運転を含む危険行為を繰り返すと「自転車運転講習の受講」が3年以内に2回以上必要で、無視すると5万円以下の罰金が科せられる。講習は3時間で講習料は6千円。これ以外に行政処分の対象になる可能性もあるそうだ。

 飲酒運転に対しる世論は年々厳しくなる。取り締まりも罰則も緩やかにはならない。「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」、短い言葉だが事故による加害行為だけでなく我が身を守ることに繋がる。飲酒運転に許容の基準はなくすべてアウト、忘年会やクリスマスなど飲酒機会多し、心して歳末を楽しもう。
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