日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

30万光年四方

2015年08月07日 | 自然 季節


 これまで天体望遠鏡も覗いたことはないのに、何故か天体というか宇宙の話になるとよく理解は出来ないが、無限の広い空間を思い浮かべ興味が湧く。最近では、NASAが2006年に打ち上げた、人類初の冥王星を含む太陽系外縁天体の探査を行う無人探査機が冥王星に接近、鮮明な写真を撮り地球に送信し、その解析が進んでいる。別の観測では1400光年かなたに地球のいとこ星らしき惑星も発見された。

 今回の驚きは地球から1200万光年ほど離れたところにある渦巻銀河「M81」と、その周辺の衛星銀河を広範囲に観測したという。これまで存在が知られていなかった若い星々が、M81の周辺に広がっていることが分かった。「これによりこの銀河の詳細な構造を分析でき、形成の過程が明かになる」と広島大の教授。

 他にM81に隣接するM82とNGC3077と呼ばれる銀河も観測出来た。この観測はハワイ島のすばる望遠鏡に設置した巨大デジタルカメラを使ったという。そのデジタルカメラは高さ約3メートル、重さ3トンの筒状で三つの銀河を含む30万光年四方を観測、これは世界初という。誕生から5千万年ほどの若い恒星が各銀河の周辺に広く分布していることが観測された。

 すべての値が超大過ぎて理解できないが、これまで見えなかった新しい宇宙の謎が解明されていることは素人にも分かる。人間が何世代かけたらたどり着けるかも分からない宇宙のことが、住んでいるこの小さな地球の今にどんな幸せの星を届けてくれるのか、いつも最後は子どものような思索で終わる。
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