日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

実りの秋へ

2015年08月12日 | 自然 季節


 日本列島は暑さのるつぼ、そのるつぼは坩堝と書く。物質を溶融し、または灼熱するための対価性の深皿。化学実験では白色磁器製のものが普通。高校の化学実験ではよく使った。市内北部では猛暑日が13日連続と聞いた。そんな暑さだが、夏の次の秋は忍び寄っている。見上げると柿の実もザクロも栗も味覚の秋に向けて入道雲を背にして静かにだが確実に大きくなっている。

 まだ食していないので分からないが、今年の鮎は小さくて味も劣る、という清流錦川の鮎の評価を聞いた。川の水量が少なくコケの育ちが良くないからという。ひと雨欲しい気持ちは人も野菜も鮎もみんな同じだろう。間もなく稲を収穫する人がいる。この仕事には雨は不要、天はどちらを採るのだろう。

 今朝5時ころ朝刊を取りに出るとポチポチと雨が降り始めた。朝刊は雨よけのポリ袋に入っていない、配達は済んだろうかと心配する。花への水やりは久しぶりの休み。メモを繰ってみると起き掛けの雨は前月27日の小雨以来、猛暑のせいか長い間降らなかった気がしていた。暑さ、今日は一休みといったところ。

 雨と日ざしがなければ生き物は生きていけない。暑さに耐えながら秋へ向かっていた諸々の生き物もひと息つく恵みの雨になっただろう。各地で「雨車軸の如し」を地でいく激しい雨が降っている。「雨塊(つちくれ)を破らず」という。世相も自然もこうあって欲しいものだ。 
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