交差点の信号待ち、「言うてもしようがないが暑いですのう」そう話しかけながら首周りの汗を拭う同年配くらの男性。その人の頭髪は羨ましいほどふさふさ、直射光を受けヒリヒリする我が頭皮に比べればその暑さは穏やかでしょうと思いながら、異常な暑さについて短い会話をする。立秋は数日先だが暑いの2字が姿を隠すのはまだまだ時間がかかりそうだ。
同じ暑さでも暑さに敏感か否か、歳や男女差でも表現は変わる。気温とは大気の温度。気温は木々、建物などといった局地的な構造物の影響を受けやすい。したがって、開けた平らな土地で近くに木々や建物などの障害物の無い場所が望ましい。地面には芝生などを植える。傾斜地や窪地は避けることが望ましいという。都心の観測点を映像でみて納得した。
市内の北部の盆地で真夏日が連続している町を所用で訪問した。クーラーの効いた部屋での用事が終わり外に出るとサングラスが無いと目が痛い感じ。車載の温度計は40度、熱中症注意の呼びかけが聞こえる。道路にも各所に気温が電光表示されていて、暑さ対策の目安になる。今の気象データーは電気式計測器で測定され瞬時データー化される。
測定といえば小学校の校庭には百葉箱があった。木材で作られ白色に塗られていてそれは地面から1メートルくらいの高さにあった。高学年になって当番で観測した記憶は残っているが、その内容は覚えていない。ただ、バイメタル温度計が頭の隅に残っているが、実際に備わっていたか定かでない。残っていれば骨董品として保存して欲しい。