日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

消えたバラ園

2015年02月18日 | 地域


 名勝・錦帯橋は市の観光のシンボル、その歴史と架橋技術の高さは歴史に名を残している。錦帯橋そばには四季それぞれの花が咲く。日本で2番目の長寿桜に大小の名のある樹木、野鳥の飛来など観光の人はもとより、市民の憩いの場の吉香公園がある。その周辺には岩国藩時代の歴史を伝える立派な施設もある。

 そんな一角に、旧岩国高校武道館横にバラ園があった。数年前、あるライオンズクラブの肝いりで整備され、消毒や剪定など管理をボランティアの力で咲かせていた。その時期には訪れる多くの人を喜ばせていた。多くの写真愛好家もカメラにおさめていた。最近、廃園になるらしい、という噂を風の便りに聞いていた。その頃から、手入れがおろそかになっていくのは素人目にも分かった。

 噂は現実になった。バラは取り除かれ、その苗木が希望者に無料配布された、と苗木を手にした人から聞いた。確かに、バラ園の痕跡は全く残っていない。バラ園跡の活用が気になるが、そこは広場とかグランドとかに変身という。地区には盆踊り会場になる適当な広場が無いので、盆踊りが開かれるとか。ほかの活用もあるのだろうが、単なる広場とは情けない発想だ。

 地元の人でもバラ園が消えること、広場になることを知らない人もあるようだ。多くの観光客が散策する公園、単に広場に変わるという情報が私の聞き間違いであることを願う。そして、公園にふさわしい跡地利用を関係者は検討してほしい。
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もぶれつく

2015年02月17日 | 生活・ニュース


 散歩の途中で黄色の実が鈴生りになっている。ふと思い出したのは、子どもがお母さんに「もぶれついとる」と言ったら、東京の人から、どういう意味かと聞かれた昔のことを思い出したついでに広辞苑(第五版)で探したが載っていない。「もぶれ、もぶる」など類似するようなことを調べたがやはりダメ。子どものころから使ったり聞いたりしているから、ごく普通の言葉と思い、なんの不思議も感じたことはなかった。

 「暑苦しいけえ もぶれつくな」、この例でなんとなく分かってもらえるような気がする「もぶれつく」。そう思いながらネットで引くと、見たような文章が載っている。2年前の秋、栗や柿のなり具合を書いたときに使っていた。日を変えて似たようなことを思い返していることにあきれながら一人苦笑する。 標準語の「まつわりつく」に該当し、主に瀬戸内地方で使われるとある。

 そういえば「もぶり」というご馳走がある。ニンジン、ゴボウ、あぶらげなどなどを小さく刻んで味付けした具を酢飯に混ぜる。盛り付けると、チラシ寿司に似ているが、アナゴやエビなどの豪華な魚介類はのってはいない。のっているのは山椒の葉や小さく刻んだ青みの野菜、錦糸たまごくらい。具にご飯がもぶれついているから「もぶり」と呼ぶ、そう勝手に思っていう。子どものころには大馳走だった。

 選挙で落選すると扱いがまるで変わる、と苦笑したのは昔、参議院議員だった人。群がっていた人は開票が進むにつれ消えていく、残ったのは親族だけだった。もぶれつき群がった人等の本当の目的は何だったのかハッキリしている。こういうもぶれつきは、気づいても選挙だと切れないだろう。仮に当選しても利害の駆け引きで苦労するだろう。何がもぶれついているかは悩ましい。
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明るい近所の話題

2015年02月16日 | 地域

 サリン事件の裁判報道を見るたびにあの朝を思い出す。やっと建てた我が家へ引っ越しの最中に地下鉄サリン事件の報道が始まった。たまに手を休めてみるTV映像で大変な状況にあるとは分かったが、ゆっくり見ることはなく早く収束することを願いながら家財の片づけをした。後で知ったサリンは初めて聞く物質名だった。あれから20年が過ぎ、我が家も成人の域に達する。

 こちらの成人到達は若い人と違い、右肩上がりの成長や社会への貢献などからは遠ざかる方向に句かう。これは住む者と似ているかもしれない。家には手を加え、住む者は周りからの支援を得るようになっていく。そのことが少しでも遅く、そして、少しで済むように頑張らないといけない、そんなことを思いながら20年を思い返した。

 思い出すことはいろいろあるが、ここ数年、新築して若い家族が増えたことが何よりうれしい。我が家の左右だけで8軒も建った。それぞれに車2台と小学生が複数人あり先々を楽しみにしている。一方、亡くなられた方も10人を超え、古い屋並みの高齢化の一片を残す。そんな中で明るい話題が届いた。

 ある患いで入院されていた人を近所で気づかっていた。先日、その人の息子が「母の住んでいた家を崩し新築するのでご迷惑をかけます」と近所を挨拶に回った。「母は退院し一緒に住んでいる。リハビリで杖をついて歩けるようになった、建て直したら一緒に住みます」と明るい話題が届いた。20年は二昔、今から二昔たっとき、近所に越してきた子らは日本を背負っているだろう。
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徒然の日々

2015年02月15日 | 生活・ニュース


 少子高齢化、老々介護、高齢者入居施設の不足など我が身にも間近に迫って来そう先行きの不安を感じる報道を目にしない日はない。国民健康保険や介護保険で納める保険料は厚生年金の約2カ月分弱、つまり年金1回の支給分は生活費には使えない高額の保険料を納めていることは確定申告で分かる。高いか安いか、判断はいろいろだろうが当市は県内でも全国でも高額負担の自治体になっている。

 そんな心配はさておいて「介護付有料老人ホーム」に入居している人に会いに行った。一歩足を踏み入れて驚いたのは「介護付老人ホーム」という名称にふさわしくない明るい建物とホーム入居者の明るさだった。きょろきょろしている訪問者に「こんにちわ」と声をかけられ、慌てて「こんにちわ」と返した。介護という先入観を打ち破ったもう一つは皆さん普段着を着用されているので介護されている印象がない。

 職員の動作も明るくてきぱきとしている。入居者からすれば子や孫の年代の人が多く相対して若いと感じた。個室は広く訪問者もゆったりできるスペースに作られている。丁度、ティースペースで20人くらい方がお茶の時間を過ごされていた。皆さん車イスだがどなたも笑いながら過ごされている。いい施設だ、と心から思った。

 高さ2メートル以上もありそうな書が架かっている。一つは吉田兼好の徒然草序章「つれづれなるままに日くらし硯にむかひて心の移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ」、もう一額は西行の歌2首。書のことは分からないが、優しい書体は入居者の気持ちに寄り添うような感じた。

 序章は中学の国語で暗唱したが今でもすらすらと言える。頭のどこかに残っているあの頃の若さが蘇らないかという願いで「日々のことを徒然に」というブログタイトルにしている。かなう日が来てほしい。
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雛まつり

2015年02月14日 | 自然 季節


 手帳の今日の欄に「14日 土 バレンタインデー」と記されている。バレンタインデーという言葉が立春や春分の節気の表現と同じに扱われている。ホワイトデーも同じ。他にカタカナで載っているのはないか手帳を繰ってみた。クリスマスとサン・ジョルディの日(4月23日)の2件が見つかった。クリスマスは分かる。後者のいきさつはあるが日本では「子ども読書の日」と定められているという、20世紀後半に日本に紹介された日とある。

 さて、義理チョコは何度も貰った。貰ったチョコは家で飲むウイスキーの水割りと一緒にいただいたことを思い出す。最近は「義理チョコ」というチョコを売っているとか。貰った方はその意味が分かり「もしや」など悩む必要がない。売らんかなの商売気は何でも考えそして実行している。

 バレンタインデーの次は3月3日の「ひな祭り」と載っている。これは、女子の健やかな成長を祈る節句の行事。ブログでは飾って孫がやって来るのを待っているという人もある。孫娘は遠くに住んでおりブログで拝見するような雛かざりを飾ったことはない。陶芸で作った小さな2組とパソコンで描いた雛人形、それと大昔に買った小さな人形を毎年同じように飾る。桃の花の鮮やかな色が小さな人形達を守っている。

 雛祭りの祝い酒は白酒。白く濁っているところは甘酒に似ているが、製法が違い白酒は粘りけがあって甘味がある。これを飲んだ右大臣が顔を赤く染めたとあるのは「うれしいひな祭り」の歌。今年初め同好会の仲間から酒粕をもらった。このところ、お湯に溶かし甘味をつけていただいている。これは甘酒という。即席でできるのが甘酒、少し手が架かるのが白酒、と勉強した。

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工事中の迂回路

2015年02月13日 | 地域


 JR西岩国駅から新小路・大明小路を経て名勝錦帯橋へ至る通りは一方通行。その通りは、いちすけ号というレトロなバス走っている。その街並みにはまだいくつかの有形文化財に指定された建築物も残っておりレトロなバスには似合いの通り。

 その通りが道路改修で今年1月初めから3月終わりまで工事の時間帯は通行止め。昨年もこの時期は工事で通行止めになった。工事時間帯は誘導員の指示で逆行できるが、長年の通行癖はなかなか身から離れない。おっと、そう思ってハンドルを回すこともある。このペースで工事が進めば通りの工事完了まで数年は掛かるだろう。丸3カ月間の工事、途中にある幼稚園の送迎バスが難儀されている。

 こうした工事で通行の不便が起きると、それぞれに最短のう回路を吟味する。ところが工事中のバス通りを一歩入ると普通車なら進める、しばらく進むと場所によっては軽自動車でもきつい道幅に出合う。そんな裏通りの通行量が増える。登校の時間帯は工事が始まっていなくて安心だが、下校時が心配。出合うと声掛けはしているが、逆行もあり注意が必要。

 上着は長袖だが半ズボンで通学する子がいる。CMで見る暖かい下着を着ているかもしれないが、見た目は寒そうだが、そんな様子など伺えない。終戦直後に小学校入学だった。そのころ冬場はどんな服装をしていたか記憶にないが、交通事故の心配はなかったと思う。迂回の車が下校する児童のそばを走り抜ける。

  
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枯芭蕉

2015年02月12日 | ウオーキング 散歩


 立春から間もなく10日、ローカルでは梅の開花やつくしの映像が流れるな。一方では雪国の豪雪の状況も毎日報じられる。長い日本列島の南北の気象の異なりが大きい。北日本に流れる寒気はヒマヤラからとシベリア大陸からと北極から直行の3種類があるそうだ。このうち直行寒気団が強烈で豪雪に結びついている、と気象予報士の話。

 この季節、散歩の途中の道辺は春を待つ冬枯れした植物が多い。そのシンボルのような一つが芭蕉で今の姿を枯芭蕉と呼ぶ。緑濃い威容を誇った大きな葉は、秋の暴雨風、冬の風雪などで細くずたずたに裂け、茎も崩れていく。その無残な姿になることに同情し「枯れっぷりのよさ」というそうだ。

 その枯れっぷりも1本なら哀れを誘うだろう。しかし、何十本も群生したそれが斜面の一角を占めると哀れというより廃墟した城郭のように見える。その昔は芭蕉の繊維を織って布とし、夏の着物や蚊帳などに使った記録がある。芭蕉紙は芭蕉布と同じ芭蕉を使い紙にした。その歴史は300年以上も前にさかのぼるという。原材料は異なるが和紙が世界遺産に登録された。紙の重要性を改めて思う。

 廃墟した城郭も、陽ざしが長くなると、崩れ落ちた茎の中から緑の茎がのぞき始める。それを見ると「生きていたか」と安心する。大方が水分というより水と言った方が似合いそうな芭蕉、その切り口から落ちる水滴を指し「斜面の崩れを防ぐ」と言いながら倒した芭蕉の片づけを祖父は手伝わせた。あちこちで見かける芭蕉、和紙ならぬ芭蕉紙としての復活は果たせないのか。 
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ハイブリッド車 2

2015年02月11日 | 生活・ニュース


 クルマ産業の裾野は長く広いことから産業界の牽引という。1台のクルマに使われる部品は、車種にもよるだろうが小さなネジまで数えると2万個とも3万個ともいわれる。それらの部品は世界中に分散する協力会社で作られる。そこでは企業の特長や専門知識をいかして研究や開発にとり組んでいる。その結果が優秀なクルマを生み出していることは良く知られている。

 クルマの性能が高くなるにつれ部品数も増加するだろうし、コンピュータ化が進む。かってなら部品交換で修理完了も今では簡単にはできなくなった。セールスマンが2個のキーを渡しながら「紛失したら早目に知らせて」という。2個紛失して新しいキーに作り変えるとコンピュータの変更もあり10数万円掛かる。キーだけならその10分の1という。故障の経験はなくなったが故障したら大きな出費の覚悟がいるのかもしれない。

 進化したというのだろうか、前車ではON-OFFで済んだ設定が画面のボタンをタッチする方式になっている。そして面白そうな設定が幾つもできる。一例として運転しながら音楽を楽しむ人は喜びそうな仕掛けがある。300頁もある説明書はいつめくり終えるだろうか考える。

 オーディオは楽しめそうだが、先ずは運転に慣れることが肝心で最低限のセットでひとまず終了する。恥ずかしながらETCは付けてなかった。今回「サービスします」と価格交渉後に提案があったので受けた。同乗してのETCゲート通過は幾度もあり、いいもんだと思っていた。その初使用はいつになるか決まっていない。 
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ハイブリッド車

2015年02月10日 | 生活・ニュース


 今は珍しくなくなったハイブリッド車、2台目のそれが納車になった。最近の使用年数から思うと人生最後の新車購入になる。これまで通り大事に大切に乗りこなそうと改めて思う。そのまえに、後期高齢者の免許更新で痴呆検査が厳しくなる。先ずはこれをクリアーしなければならない。ゴールドでも痴呆では恩典が無いだろう。

 小さな事故にはあったが、これまで1度も反則金や罰金を納めずに約50年が過ぎた。今度の車が我が家の何台目に当たるか記録を残していないが、3交替勤務時代に比べ定日勤になると使用年数が伸び、定年後はさらにその期間が伸びている。そんなことから最後の新車かと思う。

 静音が売りもものハイブリッド、それが事故を誘発するとかでその対策が装備されている。気持ちだけの対策に思えるが、運転する側が、静音を意識していれば事故は防げる。使用しないだろうと思う装備もあるが、先ずは安全運転のため車を知ることからと、分厚い説明書を見ている。

 今回は前車に比べカタログ燃費が5キロよくなっている。ガソリン価格、今は右下がりだが、政情不安な地球上、いつ逆転するか分からないことを思えば燃費の改良は喜ばしい。これまでにない小さな車体にちょっと戸惑っているが、年齢見合いの身体に似合っているかもしれないと思いなおす。
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助手席で

2015年02月09日 | 地域


 遠くの山が朝日を受けて白く輝き始める姿を眺めながら市内北部、山間部へと向かう。先日の降雪の名残を心配したが舗装された道にはその形跡はなく、木陰にわずか残っていた。冬用タイヤを持っていないので便乗、窓外の冬景色を眺める。

 いくつかの集落を抜けたが、ほとんど人影を見かけない。最近ガソリンスタンドが消えた集落も通過した。それでも、稲の切り株の残った田がいくつも見られ、生活が営まれていることを知りほっとする。

 最近、サルを群れごと捕えるワナが設けられた集落もある。農獣との戦い駆け引きが農作業にプラスされ、その比重が増えているという。高齢化と過疎化が相乗して集落が寂しくなっていく。

 一つの救いは道路が整備されている。決して道幅は広くはない、急カーブが多い、路肩がはっきりしないなどはあるが、舗装されたそれは集落の活性化に生かせる、運手しない気やすさからいろいろなことが浮かんでは消えていった。

 
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