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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

明るい近所の話題

2015年02月16日 | 地域

 サリン事件の裁判報道を見るたびにあの朝を思い出す。やっと建てた我が家へ引っ越しの最中に地下鉄サリン事件の報道が始まった。たまに手を休めてみるTV映像で大変な状況にあるとは分かったが、ゆっくり見ることはなく早く収束することを願いながら家財の片づけをした。後で知ったサリンは初めて聞く物質名だった。あれから20年が過ぎ、我が家も成人の域に達する。

 こちらの成人到達は若い人と違い、右肩上がりの成長や社会への貢献などからは遠ざかる方向に句かう。これは住む者と似ているかもしれない。家には手を加え、住む者は周りからの支援を得るようになっていく。そのことが少しでも遅く、そして、少しで済むように頑張らないといけない、そんなことを思いながら20年を思い返した。

 思い出すことはいろいろあるが、ここ数年、新築して若い家族が増えたことが何よりうれしい。我が家の左右だけで8軒も建った。それぞれに車2台と小学生が複数人あり先々を楽しみにしている。一方、亡くなられた方も10人を超え、古い屋並みの高齢化の一片を残す。そんな中で明るい話題が届いた。

 ある患いで入院されていた人を近所で気づかっていた。先日、その人の息子が「母の住んでいた家を崩し新築するのでご迷惑をかけます」と近所を挨拶に回った。「母は退院し一緒に住んでいる。リハビリで杖をついて歩けるようになった、建て直したら一緒に住みます」と明るい話題が届いた。20年は二昔、今から二昔たっとき、近所に越してきた子らは日本を背負っているだろう。
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