日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

高校生に期待

2012年03月11日 | 生活・ニュース
死者1万5854人、行方不明3155人を出した東日本大震災から1年。1600人の子どもが親を失い、34万4000人の人が避難生活を強いられている。家屋の全半壊は38万3千戸。これは今日の朝刊から拾った数字。そのほかにもガレキの処理、放射能汚染とその除去など、解決すべき課題は山積している。

今日は各地で慰霊の数々が催された。黙祷しながらそれぞれの立場で思いを胸に誓った。報道では読み切れないほどの情報が届けられてくる。その中には被災地の人の立ち上がりの姿も、そこで抱える問題も合わせ届いている。被災地から遠く離れた人はその誰もが震災地の早い復旧復興を願い祈っている。

そんな活動の中で高校生の取り組みへ期待している。報道される高校生の活動内容は地元中心でそこに密着した内容となっている。復興には数年、それ以上の年月が必要という。いまの活躍を延長すれば地域興しの中心になれる。さらに小中学生の兄貴分として彼らをリード出来、将来へ繋げることが可能だ。

こうした継続した力が、これまで地域を作り支えられてきた高齢者へ安心を与えることになる。昨年、小学校の卒業証書を手にした児童の「卒業式をしていただき嬉しい。この嬉しさを地域復興の力にします」という言葉が胸に残っている。どうか、高校生の諸君、地域の将来を担う基となり、その力を継続出来るように願っています。

市内では14時46分、津波警報発表時に吹鳴されるサイレンが鳴り、合わせて黙祷ををした。東北の春は遠いだろう。被災地と遠く離れているが、これからも自分に出来る支援は続ける。
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記念日

2012年03月10日 | エッセイサロン
           

今日はひとつの記念日となった。

定年から数年目、エッセイ同好会に仲間入りさせてもらった。エッセイを創作し自己研鑚をはかろうというこじんまりした会。創作した作品は月例会で自らが読む。会員は聞いた感想や評をのべる。それを参考とし次の創作へ生かす。外部からの先生や講師は不在、それでもピシャリと決まるのはリーダーの人格と思っている。

作品は新聞へ投稿する。投稿は勇気がいる。勇気はいるが採用され掲載されたときはいい気持ちで一日が過ごせる。掲載にはそのくらい力がある。その作品は同人誌へ掲載される。年100編あまりが同人誌を飾る。

そんな投稿先のひとつに毎日新聞(西部)の最高252文字で纏める「はがき随筆」という欄がある。毎月50編余りが掲載され、そのなかから月間賞3作品が決まる。月間賞の中から年間賞が選定される。昨年6月の入選作が年間賞の末端に入り、今日、その授賞式へ出席した。投稿を初めて6年目のことだ。

正面だけを見てさっさと歩いていたような自分の歩みが、エッセイ同好会へ入って、少し変わったかなと思うことがある。なにげなく見て通り過ぎていたことに足を止めたり、小さな張り紙におっ、と感じたり、道べりの雑草の中の小さな花に目が行ったりと。少しだがこうした自分の変化を感じる。

こうした変化がいつの日か、掲載される作品のように心をうつ、心にしみるような内容につながっていけたら、と改めて思い直した今日だった。
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カープの力

2012年03月09日 | 地域
           

道沿いの側溝に鯉、といえば津和野。色鮮やかな天然の衣裳をはおって優雅に泳ぐ姿は気持ちを和ませる。何度も訪れているがあきないで見れる。あまり手のかからない観光資源といっては管理されている方にお叱りを受けるだろうが、それだけ鯉が魅力を感じさせるのだろう。

ある社宅のそばを流れるかっては小川、今はU字状のコンクリートながら綺麗な水が流れている。先日来の雨の影響だろうか水量もたっぷりだ。その流れが幾区画かに鉄製の桟で区切られている。その区切られたどれもに鯉が泳いでいる。住みついたいきさつは知らないが、川底の苔を口にするなど、思い思いに仕切られた所を楽しんでいる。

鯉といえばこちらでは広島カープ。鯉のぼりの季節くらいまではいいところを見せ「今年こそは優勝」と思わせてくれるが、なかなか最後まで続かない。球団経営と選手育成は球界の優等生といわれるが、酒どころ広島なのに優勝の美酒から遠のいている。地域活性のためにもカープの力を期待する。

そのカープの2軍練習場が市内にある。地元には強力な後援会もあり大鯉に育つよう陰に陽に支えておられる。キャンプには地元産の美味い物をさしいれもあるそうだ。選手と地域の交流もあり地元の人たちにはなくてはならないチームになっている。間もなく開幕、広い広い練習場からあのスタジアムへ一日も早く姿を見せて欲しい。
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白梅が先行

2012年03月08日 | 地域
           

県立高校の入学試験が行われた。全体の倍率は1.22という。今年に限ったことではないが学科別では倍率2.5倍から0.4倍くらいまで巾広い。倍率が低いからといって全員が入学できるわけでもない。天気はまずまずだった。一生懸命に頑張った結果は1週間先に答えが出る。

近年、子どもの減少によって高校の統廃合が進められている。新年度からも何校かが新しい校名に変わる。その中の1校は新卒の採用で何年もお世話になった。TVニュースでその高校の廃校式の様子を見た。高台にあるその高校、進路指導教諭の真摯な姿と優秀な生徒の印象を思い出し、少し胸のつまる思いがした。

自分のころの高校入試はアチーブメントテストと呼んだ。この呼び方は1949(昭和24)年以降の高校入試で使われ始めた。いつから使われなくなったのだろう。全日制高校への進学率は公私立合わせても半数くらい。中卒の就業者は金の卵と呼ばれた。そうした人の多くが定時制高校で学んだ。そんな人を幾人も知っている。高校全入の今、たわいない思い出にすぎないだろう。

今年は遅れていた梅の開花、ようやくそれらしくなってきた。白梅が先行していたが紅梅もその姿を見せ始め春近しとなった。最新情報では錦帯橋の桜の開花予測が4月1日という。入学のころ満開になりそうだ。そうならなかった人も投げ出すことなく、新しい希望を見つけて進路を開いて欲しい。
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植栽の試験地

2012年03月07日 | 町かど
           

突然ですが、ユーカリといえばオーストラリアが浮かぶ。それに続いてコアラ。コアラはユーカリの葉を好んで食べる。数百種類あるユーカリの中で食べるのは数十種類の葉でそれも新芽を好むという。その訳を人に例えれば美食家だからという解説。コアラは映像でしかしらないが、可愛いと思う。

その「ユーカリの植栽試験地」が散歩コースの途中にある。説明板には広さは100平方メートルとある。そこは市内にある大手製紙工場の用地。奥まで見通せないので幾本あるか分からない。道路側の枝は切り落とされているが、葉はしっかり茂っている。並んで「モリシマアカマツ播種試験地」の掲示板もある。ことらもユーカリと同じ100平方メートル、文字からするとモリシマアカマツの「種子を播き育てる」試験地なのだろうか。

紙の主原料はパルプ。そのパルプを作るためには多くの木材を必要とする。紙の使用量はその国の文化のバロメーターのひとつである、と聞いたことがある。その文化を支え企業を継続させるためには伐採後への対応が重要であろうことは素人にもわかる。ユーカリは成長がとても速いという。そんな備えの試験地だろうか。合わせて地球温暖化の抑制にも寄与してほしいと、見上げながら通っている。

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ジャングルジム

2012年03月06日 | 生活・ニュース
           

新築から10年目、痛み具合や補修の必要の有無などを住宅メーカーの目で診断を受けた。何の心配もないという結果に安心した。それから年数もすぎ夫婦とも高齢者の範疇にはいると、ここはこうしておけば良かった、これは取り付けない方が良かった、あそこはここはと出てくるが、お金さえ出せば出来るのではあるが、おいそれといかない年金生活。

とはいえ一生涯で1度の家、長く維持するには適度の保守は欠かせない。建ててから18年になる。自分の歳と先々将来のことも考え、外装を化粧直し耐水化をはかることにした。何度かの打ち合わせの後、工事が始まる。

長短大小のパイプが家の平面図に示された位置にしたがって手際良く組み立てられていく。夕方には家はジャングルジムの中へ収まってしまった。ここからの作業にも感心した。足場に合わせてネットが張られる。貼られるネットの寸法に長短があるようだが、そのどれもが足場の縦と横のパイプにピッタリ収まる。これが「計算通り」ということなのだろう。

若い現役のころ、プラント工事で見慣れた足場標識が最後に取り付けられた。しばらくは檻の中ではないが少し薄暗いネットの中の生活になる。さあ、いい日和が続いてくれればいいが、作業にはふさわしくない予報マークがTV画面に並んでいる。急ぎではないが仕上がりは早く見たい。菜種梅雨の雨音が少ししゃくに障る。

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春に向かって

2012年03月05日 | 生活・ニュース
           

昨日からの雨は今朝になっても降りやまず、気温は平年並みというけれど少し肌寒い感じ。これは年のせいだろうか。最近は何かあると年のせいにしたがる。先月の抵抗力が落ちている、という診断がまだどこかに残っている。

今日は啓蟄、冬眠していた虫達が温かさに誘われてはい出してくるという日。昨日は公園周りを4000人のランナーが走りぬけ、虫達は1日早く起こされただろう。小雨のこの天候では、こものまかれた公園の松の木で過ごす方がいい、と顔は出さないだろう。1日遅れの啓蟄、その方が賢明だろう。

中州のススキの原は、思いきり延びていたそれが折れ重なり、土へ還る支度をしている。そんな根元から緑の葉が幾枚も顔を見せ始めた。そっと日ざしをはかっているいるように。川沿いの土手に菜の花が咲かないと春は来ない、定年後始めた散歩から学んだいくつかのうちのひとつ。先週末、菜の花は見つからなかった。

ぐずぐずする体調に合わせて引き延ばしていた楽しみの投稿、そろそろ気合いを入れ直して書いてみよう。同好会の集いも何度か休んだ。遅れは取り戻せないかも知れないが、ガンバッテいこう。半年近く休んだパソコン教室の手伝、リハビリを兼ねて参加しよう。肌寒い啓蟄だが、眠っていた身体の虫がひとりごとを呟いている。
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庭球と卓球

2012年03月04日 | 生活・ニュース
           

ある町をぶらぶらしていたら公営のその場所に「庭球」という文字を書いた掲示板を見つけた。「庭球」と思わず口に出た。辞書を引くと「テニスのこと」と6文字並んでいるだけ。ちなみにテニスの項には詳しく説明がされている。

いまごろ庭球という言葉が生きていることが嬉しかった。中1の時のクラブ活動は庭球部に所属した。立派なコートなどない。木造の校舎と校舎の間の広場に線を引きネットを張ったコート。1年生はそのコートの石拾いで明け暮れた。テニス部とは呼ばず庭球部だった。

ふと思った。同じ球技なのに「卓球」は漢字で通用している。ピンポンとは言わない。辞書の扱いは庭球とは逆でピンポンを引くと卓球と載っており、卓球の項には詳しく説明されている。紙面では卓球と載りテニスと載る。この二つの差、ともに世界的な球技であるにも関わらずどこからきているのだろうか。

3月1日、卓球の最新世界ランキングが発表され、女子は日本勢トップの石川佳純(全農)が前回から一つ上げて自己最高の6位になった。彼女はわが郷土山口県出身で19歳になったばかり。ロンドン五輪への出場が決まっており、開催を楽しみにしている。一方、男子テニスの世界ランキングでは錦織 圭(フリー)が、日本男子最高を更新する18位に入っている。

呼称はともあれ、世界に幾十万といるプレーヤーの中でのランクイン、本人の精進に敬服するしかない。かって米国と中国はピンポン外交で国交のスタートが切られた。五輪の年、世界各地から伝えられる人命を奪い合う争いが治まる年となって欲しい。
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ローカル線の踏切

2012年03月03日 | 町かど
           

下級武士の住まいだった古い町屋の中は馬1頭がやっと通れるほどの道幅が迷路のよう連なっている。外敵の侵入を防ぎ迷いこませるには格好の区画だろう。子どものころ、このあたりの家の周囲は高い杉囲いでその内側は見えなかった。時代とともに現代風な家が建ちはじめ、杉囲いはブロックに変わり高さは低くなり道筋は少し明るくなったが、道幅はいかんともしがたい。

そんな迷路状の通りをくねくねと散歩するのも楽しい。大方の家に四季の花が咲かせてある。今は蝋梅とサザンカが塀の外に散らばり、花の咲いた梅の枝がそれを見下ろしている。水仙の花もようやく大きく見え始めた。寒かった冬が少し邪魔したようだ。

姿が見えなくなるまで吠え続けていた犬も寝そべって知らぬ顔をしている。無害な老人と分かってくれたようだ。のんびりしたように思えるが危険がある。曲がり角で出会う自転車、道幅が狭いだけに双方の避けしろがない。最近は曲がり角では一旦止まり、確認をしてから進む。「用心はして悔やめ」という、用心に越したことはなかろう。

分かれ道で右か左か、今日は右へ。ローカル線の踏切。蒸気機関車の標識が面白い。1枚撮っておこうとミニカメラを取り出した。それに合わせたように遮断機が降りはじめる。D51などの蒸気機関車がこの線路から姿を消したのが1971(昭和46)年、迫力あったそれを思い出しながら1両だけののジーゼルカーを見送った。

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コネクターの顔

2012年03月02日 | 生活・ニュース
           

パソコン講座のお手伝いを始めたころの補助記憶装置はFDだった。それがCDに変わり普及するとFDの使えないパソコンに変わる。そして現在の補助記憶装置の主流はUSBメモリーへと変わった。FDを初めて使用した時その記憶量に驚いたのが、技術の進歩はあっというまにそれを忘れさせる。

USBはコネクターを直接パソコン本体へ接続するだけで使用できる。大きさは長さ数センチで幅はコネクターよりやや広、持ち運びに便利で、素人の私は重宝している。個人情報を記憶したそれを紛失したというニュースはたまに目にする。紛失や破損には十分な気配りが必要だ。

USBメモリーのコネクター、何か人の顔に似ている。そう思って見ると、大きな両目はそのどれにも付いている。それが白目だったり黒目だったり、突き抜けたようであったりといろいろ。ちょっとしたくぼみが口の位置にあったり眉毛のようであったりする。まん中の筋は鼻筋の通ったいい男だろうか。

自分の顔がコネクターのように四角いから似た者同志、そう思うのかもしれない。ぐるりと並べると、どの顔も思っていることを言い合っているようにも見える。丁寧に扱っているつもりだが、使い手への愚痴かもしれない。それでストレスが解けるなら、しばらく円卓会議を続けさせよう。
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