日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

晴れた「のう」

2014年08月30日 | 地域

 
 「今朝あ爽やかですのう」「久しぶりにええ天気ですのう」「青空は久しぶりですのう」などなど、朝から晴れた空への気持ちが出合う人の口から出る。雨で延期になっていた錦帯橋の花火大会は今日、朝からお知らせの花火が何度も聞こえる。「ええ天気で花火もええでしょうのう」。お昼までに出会った人から掛けられた言葉。ほんとに久々の朝からの青空、皆の嬉しい気持ちが伝わる。空を見上げながら同じよう言葉を返した。

 来月の初めは父の命日、墓掃除は盆に済ませているが雨続きでもあったので、青空にも促され墓にいった。空の色から暑さを覚悟していたが、さほどに感じなかった。気温は9月から10月という予報は当たっているようだ。歩いて墓参りに見えた年配の女性が「気持ちいい天気ですのう」といいながら麦わら帽子をとられた。季節は確実に移りつつある。

 ここまで書いて読み直して気づいた。なんと「のう」が話し言葉の後にみんなついている。若い人は使わないだろうが年配の私らには考えることなく言葉のあとに付けている。「何々ですのう」「そうですのう」と同意を得やすい話し言葉につくように感じる。「金を貸してくれい、のう」とはおそらく言わないだろう。

 そういえば「早う雨が止めばええのう」「少しは晴れんと困るのう」など昨日までは使っていた。岩国市の8月の降水量は平年の550%超え、日照率は30%ほどの悪天候だった。今朝の新聞に稲作の状況を心配する知人が大きく載っていたので心から「心配ですのう」とメールを送った。白い雲が子どもらが楽しむような仕草で青空を背にして流れる。雲もきっと気持ちがいいんでしょうのう。
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