
新聞に投稿、採用されると嬉しいことに、投書への礼状と図書カードが送られてくる。そこには「ご笑納下さい」と書かれている。笑納は「つまらないものですが、どうぞ笑顔で納めてくださ」や「大したものではありませんが、笑って受け取ってください」という意味を表す。受け取る私は掲載された上に謝礼までもらえるとは大喜びで受け取っている。
いつだったか、ある新聞社の支局長から「皆さんの投稿掲載スペースを広告料に換算するとばかにならない金額になる」といい、「だから掲載する投稿を選ぶ側も慎重・厳正な姿勢で当たっている」そんな話を聞いた記憶がある。いくら投稿しても載らない、採用されないという声に、いい文章を書いてください、とやんわりと答えたのだろうが中味は重い。
私が投稿する先はいくつかあるが、字数は250字から600字あまりまで、メール投稿の場合は字数がオーバーすると送信できない。字数の工夫にはカタカナを多用しないように気を付けている。四字熟語など使えば字数減にはいいが、自分の言葉で書くようにしている。既定の字数に合わせるのが投稿への第一歩と無い知恵を絞る。
有難い図書カードは本の購入にあてる。ほかに、これまでは孫の書籍購入の足しになればと小遣い代りに送っていた。社会人となった今はどうするか考えている。図書カードに応えられる投稿を、楽しみながら続けたい。先月掲載分のカードが届き、年の改まったところでいろいろ思っている。
(今日の575) 積ん読じゃ カードに済まぬ 立てて置く