コロナ禍で感染者の急激な増加のためその家族、濃厚接触者などの生活上の支障が報じられている。その一つに園児の居場所が問題になっている。保育園や幼稚園は開かれていても、コロナに関係すると通園出来なくなる。子どもの両親はまだ若く共働きで休暇が取りにくい。さて子どもをどこに預かってもらうか問題になっている。
そんなことを思いながら散歩途中にある幼稚園の道路から見える運動場のそばを通りかかった。侵入できないように低いゲートは閉まっているが元気な声が冬の乾いた空気の中に広まる。先生の大きく回すロープで縄跳びをしてる。いくつか数えると次に変わる。うまく飛んでいる。見ていると「こんにちわ」と園児らが声を掛けに寄ってきて引き返していく。先生がちょっと会釈。
子どもが小さな頃は我が家もご近所もみんな三世代家族だった。当時、コロナのような感染症の蔓延はなかったが、インフルエンザなど三世代ならではの家庭でそれほど悩みはなかった。それは親元で母と同居していたからで、弟妹の困った時は母が泊りがけで出かけていた。
核家族という言葉に長く付き合ってきた。それがいい時は周りすべてが良く見える。そうでなくなると核では絡まった紐が解きづらくなる。最近、レポートである過疎の進んだ地域に若い人の移住が増えた。その大きな理由の一つに「近隣みなさんの手助け」が筆頭だった。ここらに絡んだ紐を解くネタがあるように思う。
(今日の575) サラ川に コロナ詠む人 多くあり