日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

電話機の日

2018年12月16日 | 回想

 1年365日にすべての日が何かの日になっている。国民祝日や語呂合わせ、商売繁盛など主旨は様々だが、楽しむ分にはいい。そんな一つ、3行記事に今日は「日本の電話創業の日」という。1890年というから明治23年、意外と遅い文明開化という気がするが、便利なものが使えるようになったことは素晴らしい。当時は東京と横浜で加入は200あまりとある。

 電話の記憶は子どものころ家から100㍍くらいに在った分限者といわれる家だった。それは木製の電話ボックスの壁についていた。左手で受話器を耳に直角に当て、送話口に顔を近づけて話していたように記憶する。当時の人が携帯やスマホの通話を知ったら驚くか科学の進歩に唸るか聞いてみたい。

 父の没後、いろいろあり電話の設置を申し込んだ。「2年くらいお待ちいただきます」といいながら窓口の人は申込書を受け付けた。何がどう変わったのか知らないが、驚くほど早くダイヤル式の黒電話が付いた。忘れられない初回に掛かって来たのは「明日、異動辞令が出る。出社するように」という上司の声だった。当該職場への異動希望を出していたが発表がなく諦め半分の気持ちだった。夜勤予定は急遽変更になった。

 そんな電話機も円形数字板回しからプッシュ式、番号登録や受信番号表示、留守電や勧誘電話受信拒否など何度か買い換えた。子機の登場は長電話を助長したともいう。そんな固定電話機は減少し今は携帯やスマホの時代、この先は5Gに変わる、どこまで進化するのやら。そして電話線が消えるのはいつだろう。番号を覚えなくて良くなったのはボケ防止のためにどうだろうかと思っている。
コメント
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