日々のことを徒然に

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ボーナスの時期

2018年12月10日 | 生活・ニュース

 定年まで勤めた会社は、給与・ボーナス共に近隣の企業では銀行振り込み方式への切り替えが最後という金融機関の話しだった。現金を持ち帰ることで保たれた父権と夫権は、支給明細持ち帰りで次第に薄れ始めたという。特にボーナスはその家計への位置づけが高いだけに働くお父さん方の意欲を下げた。現在の給料日、ATMに列する主婦の姿からも継続する夫権の薄さを感じている。

 そんなボーナス、今日、公務員に冬のボーナスが支給されたという。国家公務員一般職の平均支給額は71万円、報道では4400円減となっているが、平均年齢が下がったことが原因。実際は8月の人事院勧告で年間0.05カ月分引き上げになっており、平均が下がったという単純報道には首を傾げる。

 振り込まれた給与やボーナスを引き出さずにカードで支払が増えているが、現金を見ることも触ることもなく使うことがますます拡大する方向でインフラは進んでいる。自分の労働の対価に関する給与やボーナスという感覚が薄らぎはしないかと心配している。いつか日本銀行券不要の時が来るのだろうか。しかしである、先日のS社のトラブルは現金やテレホンカードの必要性を認識させる1件だった。

 ボーナスと縁が切れて18年になる。少しの贅沢、気持ちだけの蓄え、親孝行の真似など年2回の微々たる内容だが楽しめたいい時代があった、ボーナス報道をみながら思う。現金支給のころ袋の表書きは「賞与」だった。その意味は「毎月の給料とは別に支給される金銭」、定年まで賞与が欠けたことは無かった、共に働いた皆に感謝しかない。
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