日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

里芋の思い出

2018年12月12日 | 生活・ニュース

 子どもころ父の畑仕事の手伝い、どのくらい役立ったかわからないが、掘った芋を集めたり、抜いた大根や人参を運んだりして邪魔はしてなかったと思う。そんな手伝いの中で里芋掘りはきつかった。蓮ほどではないが、父が切り倒した大きな茎と大きな葉を畝の外へ運ぶ、小柄でこどもの自分には難儀な作業だった。

 掘るのは子供の手にはかなわない。父の掘った芋を集めるのだが、集める前に親芋から子芋を離す。離すのは子芋に力をくわえ親芋から折るようにする。離れたきの「ポキン」いう気持ちよい音が記憶にある。最近の収穫、といっても大農家の里芋収穫の映像は近代化されいる。トラクタで茎を切り倒しながら根切りをする。鍬で簡単に掘り出していた。

 そんな力仕事で収穫された里芋をいただいた。里芋は水洗いされ土は綺麗に除かれいている。皮むき、手が痒くなるそうだがその記憶は無い。皮むき器、何年か前に山陰の道の駅で子どもころわが家にもあったものと同じものを発見し懐かしく眺めた。それは小木の直径数㌢の小枝が枝分かれした個所を短く切り揃えたもの。他に水車や竹ざるなど、民芸品として並んでいた。

 料理家の土井善晴氏は目の粗いスポポンジでこすってむく、残れば包丁でこそぎ、なり口を切り落として料理に入るそうだ。里芋は煮っころがしというのか、煮しめ風の料理しか分からないが、口に入れると柔らかく、きめ細かくてねっとりしている。さて、どんな姿になって登場するだろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする