日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

収穫の楽しみ

2017年05月17日 | 生活・ニュース

 立ったりしゃがんだりで足腰、鍬や鎌を使って腕、肥料袋を運んで腕力など、月1度の農園作業は日ごろ使わない身体中の筋肉を動かす。ここで働かずに抜けているのは頭脳だけ。決まった短い時間で効率的に作業を行うには、経験豊富な人の段取りと適切な指示、思い掛けない状況への対応などが必要になる。素人の半日農作業経験ではこなせない。

 四季を通して月1度、車で片道30分ほど走った所に農園はある。身体を動かしながら暑さ寒さをはじめ、さわやかだったり鬱陶しかったりするそれぞれの季節を体感する。町中の庭では味わえない霜や露や霧などの濃さ、盆地ならではの朝の光景に出会える。それらは陽が高くなると一気に姿を消し作物主役の畑に変わる。

 きれいな光景ばかりではない。農獣として嫌われるイノシシが夜なべで掘り返した跡、そこを歩くには注意しないと踏みそこなって高齢者は足に打撃を食らう。これから先は雑草との闘い。雑草のごとくというが、抜かれても踏まれても嫌われても生きるその根性は、根を挙げそうな私らに「見習ったら」と教える。

 先日はタマネギを試し掘して生育状況は良しと下された。来月はタマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどたくさん収穫出来るという。雑草やイノシシへの苦労はあってもこうした収穫があるから楽しいみに通える。収穫した野菜は山分けだったり欲しいだけなど配分はその時々まかせ、家内はいつも帰宅を待っている。
コメント (4)
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