日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

梅雨前の家事

2017年05月30日 | 自然 季節

 新築する前の家から数えると家庭庭師を半世紀近く続けている。初めのころは松が3本あった。近所にお住まいだった本職が庭師の方に手ほどきを受け、年に2回足場板に上がり一枝ごと丁寧に手入れした。師匠はふらりと観察に見え、素人なりに丁寧に手入れしている、との評を貰っていた。数年ご指導頂いたが永の別れになった。

 新築時に5本庭木を植えたが、手入れの大変さから松の木は除いた。1本は毛虫の猛攻撃に音を挙げ3年目に撤去、ほかの1本は枯れて自ら辞していった。残り3本、春になり暖かい日差しになると待っていたかのように小枝は伸び、葉も茂るなど日に日に様子が変わる。このままほっとくわけにもいかず、3本の散髪を毎年の恒例作業として梅雨入りまでに済ます。

 私ら夫婦も、初めのころはまだ若く元気でもあるし私が枝葉を切る、家内が落ちた枝葉を集める共同作業で1日で済ませていた。最近は切るも集めるも私の一人作業となり、最近は足掛け3日間くらいかかる。それでも脚立に上がっての作業は通りから見えるので「綺麗になります」と声をかけてもらえる。悪い気はしない。

 毎年、梅雨入りまでには済ませる予定で取り掛かる。暑さが梅雨を追い越して来たのではと思われる真夏のような青空の下で今年も作業を済ませた。日記には「剪定」とメモしているが「切った、切り落とした、摘んだ」が仕上がりの姿で庭木には申し訳なく思う。これで、梅雨はいつやってきてもいい、見上げる真っ青な空に飛行機雲が2筋、梅雨を迎えに行くのか西へ延びていく。
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