
熊本地震の収束はまだ見通しがたたない。一大観光地の九州はGWの予約キャンセルが続き地震とダブルの被害に見舞われている。新たに大規模な亀裂が見つかり雨などへの心配が深まる。大雨だと新たな土砂災害への備えが必要になる。TVスタジオからは様々なコメントが発せられているが、現地に踏み込んだ人のコメントの後追いで目新しい内容を感じない。災害復旧、被災者の救援に連なるコメントを期待する。
熊本には、高卒採用の学校訪問、社員の出向先開拓や訪問などで何度か足を運んだ。どれもトンボ帰りか1泊の出張で、ドラマにあるような美味い物を堪能してから次の目的地へなどはなかった。1度だけ、列車の時間を気にしながらわずかの時間、水前寺公園に足を運んだ。残念なことに、訪れた記憶はあるがそれ以外は何も残っていない。観光では雄大な阿蘇と渓谷の菊池を訪れた。
同じ地震で揺れた大分県にも高卒採用で年に複数回、大分駅を利用した。ここも強行軍だった。朝、一番の新幹線で下関市、市内の高校を回り下関駅から小倉駅、乗り換えて大分駅。ここでは昼食にだんご汁定食をよく注文した。だんごの名称が戦中の我が家の食卓を思い出させ、懐かしかった。
大分市内を回ると再び小倉駅へ、山陽新幹線に乗り換え帰路につく。JR九州は日豊線も鹿児島線も、山陽線と違い特急が充実していた。車両も車内サービスも満足して利用できた。久留米駅から大分駅まで久大線を利用したことがある。ゆふいんの森は由布院駅からは私一人の貸し切りになったことを思い出す。退職して十数年、みんな中堅いやそれ以上になって頑張っているだろう。君たちの真摯な勤務が故郷復興の力添えになることを信じエールを送る。