日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ちょるる山口県PR部長

2016年05月13日 | 地域


 スーパーの店内、大きな「県内産品地産地消」の幟がそこここに立っている。しかし、買い物客が少なくガランとしていて気ぜわしさのないのういいことに、「さて、どれにしようか」と品定めをしている。何か近づいて来たような様子に振り返ると「山口県PR部長 ちょるる」が立っている。不意なことで驚いたがカメラを向けると、足を止め右手を上げポーズ、慣れたしぐさに肩書を感じる。

 「ちょっと恥ずかしがりやでおっちょこちょいなところがあるけれど、山口県の魅力をPRするために、幕末の志士のように力いっぱいお仕事がんばります」と話す。今や自治体のPRを担うのは人でなくキャラクターが主流のようだ。有名芸能人などの利用に比べればコストを大幅に抑えられ、小さな自治体でもキャラクターなら簡単で、それこそTVに映れば全国に知れる。子どもに好かれるという大きな特徴がある。

 「ちょるる」。山口弁の会話の語尾に使われる「ちょる」をアレンジしたもの。頭は「山」、顔は「口」で山口を表現する。グリーンが「山口の自然」、レッドは「山口の歴史」、オレンジは「山口のグルメ」をイメージし、全身で山口県の魅力発信をしているという。生まれは県内やまおくのちょるるの住む村、性別は妖精なので謎らしい。

 自治体キャラクターのシンボル「くまモン」は地震で活動を見合わせていたが、先日、活動再開を喜ぶ子どもらの姿に目頭を押さえる高齢者の映像が印象に残った。その熊本地震から1カ月、くまモンの活動は復興への大きな力添えのひとつになると期待する。
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