日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

苗植のころ

2016年05月03日 | 自然 季節

 
 定年後はこの時期になると夏野菜の苗植の準備をする。といって菜園ではなくプランター。古い土をパレットにかきだし残っている根など取り除き土を日光浴させる。そのあとで新しい花と野菜の土を加えプランターに戻す。日光浴は現役のころ「鉢の土は年に1度くらい日にあててやれ」という先人の話を聞いてから始めた。その効果は土に眠る虫たちは捕まるが、生育への効果は測定できていない。

 ピーマンやミニトマトの苗は近くの種苗店に並ぶもの。この店は植え付けの時期には世間が休日でも開店、農家の人も多いが家庭菜園を楽しむ人で狭い道に車の列ができる。子ども連れの人もあり、サラリーマンで菜園を楽しむ人にはありがたい存在だ。なんといっても古い店、手元にある昭和17年の広告に載っている。

 朝顔は、一辺1.8メートルの正方形ネットを柵代わりに張りこれに絡ませている。ここ何年かエッセイの題材になった朝顔から採種した種を蒔き、苗を育て植え替える。DNAに触ることも品種の改良改善を図ることも出来ないが、夏の頃には朝カーテンを開けるの待っているかのように咲いてくれる。その小ぶりな花形は我が家似のDNAに変わったのかもしれない。

 散水のコツとして「ちょろっとだけなら撒かないほうがいい」と教えてくれるのは趣味が菜園つくりの人。たっぷり与えることが上手く育てるコツという。地下水ならそれもできるが、真夏になると節水も叫ばれ水道だと少しひける。熊本地震の報道を見ながらさて今年の散水は、などと思いながらプランターの準備を済ませた。待っていたかのように朝顔が双葉になった。 
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