以前から気になっていた看板。それは「さぬきのそば」と仮名で書いてある。さぬきといえば讃岐で、讃岐といえばうどん、と決め込んでいた。だから「さぬきのそば」とは何かと思いながら、通り過ぎていた。
先ごろ、この店の紹介がローカル放送の電波にのった。実はこの手の報道を信じてある道の駅を訪れてがっかりした事がある。地元産の牛肉をふんだんに使った「肉うどん」が紹介された。翌日、近所まで用事があり、少し足を伸ばして昼時に店に入った。
肉は地元産かもしれないが、その量は偽りだった。放送された肉の量はうどんが見えなかった。目の前の肉の量は器の中央に「ちょびっと」。まだ食欲旺盛な若いとき「肉の量がTVと随分違いますね」とは云わなかったが、その後、通りかかっても立ち寄っていない。
しかし、蕎麦は放送どおり量も味も申し分なかった。伝統なのか少し硬めのゆで加減が蕎麦を美味く感じさせた。店内はひっきりなしの来客で、お店の事を聞くことは出来なかた。次にいろいろと聞いてみたい。混み合っているが店員さんの明るい応対は印象良かった。
(写真:1750円の天ざる上)