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あれほど多くの人を楽しませた桜、惜しまれながら風まかせに舞い始めた。木にある時は枝にゆだね、枝を離れれば風にまかせ、地に落ちれば土と眠る桜を、毎日訪問するあるブログの作者が次のように記述されている。
花の盛りには枝葉を仰ぎ、それを過ぎると地に目を留める…
二度楽しめる桜の妙技を再確認しました
小学校3年の終わり、図画で校庭の花を描く時間があった。校舎の周りには大きな桜の木がたくさん植えられていた。どのくらい咲いていたのか覚えてはいないが、大勢が桜の下で画用紙を広げる。
その写生では花びらだけを何十個も描いた。そう覚えているのには訳がある。その絵が学校を去られる隣のクラスの先生に貰われていったからだ。この小学校の思い出にしたいから、という事だった。なぜ、自分の絵が選ばれたのかそれはは分からない。
どうして桜の花びらだけを画用紙一杯に描いたのか訳など覚えていない。花びらが多くて周囲のものが目に入らなかったのだろう。
それから60年余り、桜の花びらだけのどこが良かったのか、そして絵はどこかに残っているのか、ご存命なら聞いてみたい。
(写真:吉香公園の堀に映える桜)
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