日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

御本尊御遷座法要

2010年04月18日 | 生活・ニュース
               

遷座法要、寺院本堂の本尊を、修復等で移動させる際に行う法要儀式。本尊を台座より外し、輿に乗せて寺院より見送る。寺院においては本尊を移動することが稀である。そのため何十年か百年に一度だけの法要となる(御本尊御遷座法要案内より)。

幾つかの次第が進み御本尊御遷座の儀式に移る。専門の職人によって宮殿台座の御本尊が取り外される。御本尊は住職が受け取り、輿に乗せる。静寂のなかで進むこの厳かな儀式を眺めながら、自然に厳粛な気持ちになっていく自分に気づいた。

これは寺の創設450周年記念行事。火災焼失で108年前に建立された寺は改築が必要となった。また、昨今の情勢から耐震化工事も併行される。御本尊をはじめ仏具の修復など次に本堂へお参りできるのはおよそ2年先になる。

もう一度、御遷座法要に出会えることはない。しかし、改築後にはお参りがかなうよう日々の勤めをしておこう、法要の終わりの合掌をしながらそう思った。

(写真:御遷座直前の寺院本堂、中央が御本尊)
                     blogram投票ボタン(押して下さい)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする