先日、待ち合わせまでに時間があるので「ひょいと手にした」のが雑誌「ラジオ深夜便」4月号。A5版で350円とコーヒーの1杯より安い。NHKラジオ放送で同名の番組のあることは知っていたが、これまで意識して聞いたことはない。
この放送は、1990年4月に不定期放送として始まり、2年後くらいから変遷はあるが定時放送となり、この春20年を迎えたという。「落ち着いた語り」「心やすまる音楽」「心にしみる話」で構成され、中高年・長距離ドライバーの方に好評という。
2段組で大きな文字と広い行間は読みやすいとまず気に入った。次に、本文150頁あまりになんと10編ほどのエッセイが載っている。5月号もエッセイのスペースが大きい事が、予告からうかがえる。
エッセイ以外の読み物、これまで言葉で伝えられた放送内容が文字という形で掲載されている。耳でなく目で読み取った放送内容の感想はエッセイ風に感じた。読者の投稿欄も同じ印象だった。
4月号は通巻117号とある。10年近く読まれている事になる。ひょいと出あった1冊だが、新しい購読誌の1冊になりそうだ。
(写真:ラジオ深夜便4月号の表紙)
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