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梅棹忠夫『知的生産の技術』

2013年12月17日 23時45分30秒 | 文学
梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波新書)読了。
カードの使い方だけ興味を持って読んだが、ほかの部分は今となってはあまり参考にならない話が多かった。
一箇所、これはと思う部分に付箋を貼った。
≪わたしのやりかたでいけば、本は何かを「いうためによむ」のではなくて、むしろ「いわないためによむ」のである。≫(116頁)
まるで内田樹が言いそうなロジックだと思った。実際に読んだことがあるような気がする。
それにしても梅棹忠夫はひらがなの多い文章で、いま読むと少し読みにくい。
「只棹埋男(たださお・うめお)」という人物が出てくる小説を読んで驚いた、とあるが(199頁)誰の本なのだろうか。

有名だけれど、ほんとうにこのひとは偉いのだろうか、と思っていた人の本を初めて読んだが、ほんとうにこのひとは偉いのだろうか、という気持ちは変わらない。
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