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ガブリエル・ガルシア=マルケス『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』

2024年07月20日 12時30分38秒 | 文学
ガブリエル・ガルシア=マルケス『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』(河出文庫)を読む。

「大佐に手紙は来ない」
大佐と呼ばれる主人公が貧乏の中、ずっと軍人恩給がもらえる手紙を待つ。
軍鶏を売ろうかどうしようかずっと迷う。
よくわからない。

「火曜日のシエスタ」
泥棒として殺された親族の墓参り。

「ついにその日が」
麻酔なしで歯を抜く。

「この町に泥棒はいない」
ビリヤードの玉を盗んで、それを返しに行く話。
妻との関係を描くのが目的なのかな。
いまだにガルシア=マルケスのことが掴みきれないがちょっとおもしろかった。

「バルタサルの奇跡の午後」
誰もが欲しがる美しい鳥かごを作るが、少年にただであげる。

「巨大な翼をもつひどく年老いた男」
年老いた天使が現れ、そして去る。奇妙な話。おもしろい。

「この世で一番美しい水死者」
巨大な男の水死体に、エステバンと名前をつけて、名前はエステバンに違いないということになり、海に埋葬する。まったくよくわかりません。

「純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語」
少女に売春させる祖母の話。
少女を祖母から救おうとする少年がいて、そのあたりの話が非常に南米的に神話的にわかりにくく語られる。

「聖女」
腐らない娘の死体を持ち歩く父親。

「光は水に似る」
光の水の中でボートを漕ぐ兄弟。
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