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小谷野敦・小池昌代『この名作がわからない』

2019年11月10日 01時25分56秒 | 文学
小谷野敦・小池昌代『この名作がわからない』(二見書房)を図書館で借りて読んだ。
基本的には小谷野敦が、名作と言われるこの小説の何が良いのかわからないというのを自信を持って話すという対談だった。小池昌代も好き嫌いがはっきりしていて、ドストエフスキーの長篇なども好き嫌いを言えていておもしろかった。
章のタイトルになっている小説は、僕もだいたい読んだ事はあるのだが、『グレート・ギャツビー』などをはじめとしてよく分からないものもある。
そうだそうだ、と思う事も多かったが、小谷野敦がとても癖の強いひとで、そこのほうが印象に残った。
読んでいると、おもしろくないという話も多いが私はこれはおもしろかったという話も多く、興味を持った本も多い。

三島由紀夫「仲間」「荒野より」
深沢七郎「風流夢譚」
テネシー・ウィリアムズ『去年の夏 突然に』
ガルシア=マルケス『百年の孤独』
フォークナー『アブサロム、アブサロム!』
川端康成『眠れる美女』
北村薫「いとま申して」シリーズ
チェーホフ「黒衣の僧」
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