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『三島由紀夫と戦後 中央公論特別編集』

2011年01月30日 23時20分37秒 | 文学
『三島由紀夫と戦後 中央公論特別編集』を図書館で借りて興味のあるところをつまみ食いする。
なんでこの本に興味を持ったのか、結構前のことなのでだいぶ記憶があいまいなのだが、内田樹の『もういちど村上春樹にご用心』を立ち読みしたときに、村上春樹と三島由紀夫の共通点がなにか上がっていて(なんだっけ? 記憶が……)、それを指摘したのが関川夏央だというようなことが書かれていたんじゃないかと思う。で、関川夏央と三島由紀夫という組み合わせが僕には意外で、関川夏央が三島由紀夫についてどんなことをいうのか興味があったので、調べてみるとこの本で何か書いていることがわかった。立ち読みして、関川夏央の書いている部分にはあまり興味を惹かれなかったのだけれど、江藤淳が『鏡子の家』について書いているのを読んで、なかなかおもしろそうだと、『鏡子の家』のことを思い、平野啓一郎も対談しているので、この本はきちんと読んでみようと思った。しかし買うほど三島由紀夫のことは好きではなく、どちらかと言えば嫌いなので、図書館で予約した、ということだったんだと思う。
結局、そもそもの疑問である関川夏央が三島由紀夫について書いてある本はこの本ではなさそうで(内田樹の本で引用されていた内容とちがう気がする)、解決にはなっていないのだが、どういう疑問を抱いたのかすらすでに記憶が曖昧になっているので、もういいか、という気がしている。
ぱらぱらと読んだ印象では三島由紀夫の『鏡子の家』はたいへんおもしろそうだ。
そのうち読みたい。
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