ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

高橋源一郎/SEALDs『民主主義ってなんだ?』

2015年12月12日 02時22分12秒 | 文学
高橋源一郎とSEALDsの『民主主義ってなんだ?』を図書館で借りて読んだ。
SEALDs(シールズ)からは、牛田くん、奥田くん、芝田さんの三人が参加する。奥田愛基というひとはやはり凄いひとなんだなということを感じた。
あんまり期待していない本だったが、最初の三人の自己紹介で興味を惹かれて最後まで読んだ。
後半になって高橋源一郎が長くしゃべるのでもう読むのをやめようかと思ったが、民主主義の話でルソーの一般意思の話がおもしろかった。
みんながばらばらの意見をもって集まって、それぞれの意見を発表し、多数決で決めて、決まったら従え、というもの。集まって語って、決定したものは自分の考えとは違うがそこにいる、そして、自分の意見は違うんだけどね、と思いながら決まったら従う、そこになにか重要な思想があるように思った。
マンションの総会でも、どうせもう決まっているんだから参加しなくてもいいよ、と思うのだが、その場に集まるということが、実は重要なのかもしれない。最終的な結論を出すことだけが目的のように思ってしまっているのだが、ほんとうはその場にいて決定されて空しさを感じる時間を過ごすことが大切なのかもしれないなあ。
コメント