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カバー曲、村上龍『自由とは、選び取ること』

2015年12月27日 22時00分59秒 | 文学
柚子茶を漬けて一週間経つが氷砂糖が解けきらない。それでもお湯で溶いて飲んでいる。甘くておいしい。
氷砂糖が解けないのは柚子が少なかったのかもしれない。きちんと計って作らなかったし。

このところ、テレビで歌番組をよく見た。
NHKの「The Covers」で野宮真貴の歌を聴き、とても良いと思った。”渋谷系”をたまに聴きたくなることがある。
BSのどこかのチャンネルで槇原敬之の「Listen To The Music」というコンサートをやっていて見た。槇原敬之が宇多田ヒカルの「traveling」や尾崎豊の「Forget-me-not」を歌っていた。
好きな歌手のカバーが多かったが、ユーミンの「Hello,my friend」が懐かしかったかな。
僕は一時期ユーミン(松任谷由実)の曲を毎日聴いていたことがあって、最近よく別の歌のうまいひとに彼女の曲が歌われるので楽しい。カバーというのは、原曲を知らなくても楽しめることもあるだろうがやはり、もとの歌を聴いていてそれとの違いを楽しむためのものだと思う。
小田和正の「クリスマスの約束」も見た。小田和正と和田唱がAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を歌うのが良かった。意外なひとが意外なものを、しかも(もちろん)上手に歌うというのがいい。「恋するフォーチュンクッキー」はいつかの紅白歌合戦で聴いてとても良い曲だと思った。

村上龍の『自由とは、選び取ること』(青春新書INTELLIGENCE)を図書館で借りて読んだ。
村上龍が雑誌に連載した人生相談で、村上龍がどのような人生相談をするのか興味があり借りて読んだ。
村上龍らしい人生相談だった。
雑誌へ人生相談を投書するひとというのが実在するとして、この村上龍の回答でなんらかの解決が出来たのだろうかと疑問に思った。「よくわからない」とか「知らない」とか言われて(まあ村上龍は誠実なのだが)、結局は村上龍の人生観を語るようなことが多かった(人生相談は概ねそうなのかもしれない)。
読者にはおもしろいが、相談者はどうなのだろうかと思った。
最初の相談で、いまだに日本社会では「甘えるのは善」だと思っているからこんな相談がくるんだ、という話には驚いた。結構身も蓋もない。
自分に余裕がないとひとには優しく出来ないという話はその通りだと思った。
奥さんが太って腋毛も剃らないのはお前の年収が低いせいだ、たまにはちょっといいレストランに連れて行っているのか? という話も村上龍らしくてすごいと思った。
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