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フローベール『感情教育(下)』

2015年09月04日 21時01分16秒 | 文学
フローベール『感情教育(下)』(古典新訳文庫)を読んだ。
最後までこの小説のおもしろさがわからなかった。
フランスの大きな歴史の動きのなかで、フレデリックたち登場人物がどういうふうに過ごしたか、を書いている本だと思う。
分かりやすく言えば、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』や『燃えよ剣』で坂本龍馬や土方歳三ではなく、七里研之助とかの架空の人物が主人公を務めるという感じの話なのだと思う。
フランスの歴史に詳しくなくてあまり興味がないのがおもしろくない原因かもしれない。
いろいろなことが起きて、最後は駆け込みでばたばたと人が死んだ印象。
フレデリックはいったいだれが好きだったのかよくわからない。誰も好きじゃなかったんじゃないかな。アルヌー(夫人ではなく夫のほう)がいちばん好きだったんじゃなかろうか。
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