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☆火の鳥三連発

2009年03月08日 23時41分40秒 | 漫画
火の鳥 (7) (角川文庫)火の鳥 (8) (角川文庫)火の鳥 (9) (角川文庫)

手塚治虫の「火の鳥」の乱世編、宇宙編、生命編を読んだ。
乱世編は平清盛と源義経・弁慶の話で、もともと伝わっている話をアレンジして見せていくやり方だったが、あまり面白くはなかった。
読むこちらも、だいぶ飽きてきているのかもしれない。
我王が登場した。

宇宙編はやはり面白かった。
無人のはずのカプセルが追いかけてくるあたりは最高におもしろい。
縦に並んだ四つのコマが同時進行で進んで行くのも珍しい描き方だ。
この宇宙編と鳳凰編が特に好きだな。

生命編はまったく記憶になかった。
鳥の顔した女が登場するコマで、こんな話あったかもなあ、と思ったくらい。
顔が鳥で体が人間のキャラクターを見ると、楳図かずおの「14歳」のチキン・ジョージ を思い出す。
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☆火の鳥、チャンドラー、白洲次郎

2009年03月08日 00時06分27秒 | 漫画
火の鳥 (6) (角川文庫)手塚治虫の「火の鳥 望郷編」を読んだ。
あまり覚えていなかったが、やはりあまり面白くなかった。
旧約聖書っぽい話なのだと思う。

今日本屋でレイモンド・チャンドラーの、というか村上春樹訳の、「ロング・グッドバイ」の新書版を見つける。
買ってはないのだが、アマゾンのページをよく見ると、「Raymond Chandler Collection」と書いているので、そのうちこの大きさで全部出すつもりなのかもしれないと思う。
「大いなる眠り」の新訳が出るとかなり前に聞いたのになかなか出ないのは、このシリーズで出すつもりなのだろう。本の世界は村上春樹中心に回っているのだなとたまに思う。

NHKでドラマ「白洲次郎」の第二回目を見る。
あまり期待していなかったが、おもしろかった。
吉田茂に興味を持った。
赤紙が来たひとに「おめでとうございます」と言う雰囲気は、いま見ると「なにを馬鹿なことを」と思うが、現在もそんなに遠いところにはいないのではないかと感じる。
たぶんいま戦争が起きて召集令状のようなものが来ても、それを嫌だという人を諌める雰囲気が日本にはある(これは当然のことか)。で、まわりは「おめでとうございます」と言うような気がする。
めでたいとも思ってないのに「おめでとうございます」と言う大半のひとたちで世の中は動いているのだろう。
少しそんな暗い気分になった。
赤紙を握りつぶしてもらった白洲次郎が、戦争で死んだ友人の母親に対して疚しい気持ちを抱く感じとか、吉田茂に自分の決断に自信を持てよと言われるところとか、なかなかおもしろかった。
小林秀雄も少しだけ登場した。
青山二郎はあんな人なんだろうか。あんなひとなんだろうなあ。大学に長く居続けてなかなか卒業しない先輩のようなひとだ。
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